インターミッション『第5章』
<キャラクター紹介>
・レイト
茶色が混じったような黒髪の男の子。首の後ろに青い紋様がある。影属性の魔法適性がある。クラスは幻影剣士。使用武器の片手剣は折れてしまった。漆黒のマントを羽織っていたが燃えて失った。パーティーリーダーで役割はサポーターを担当している。
パーティーメンバーとの共同生活を始めて、雑用をしたり、ブレンの新しい技能の練習に付き合ったりして過ごしていた。神殿からの指令でカンムリ塚へ向かうことになり、遠征の準備を始める。
見張りの際に、ルミルと二人でミルグラムについての話をし、ここは異世界かもしれないという結論に納得していた。カンムリ塚に着いた後、ナナトとブレンと死の覚悟について話をした時はやっぱり誰も死なせたくはないと改めて宣言した。リーダーとして努力している姿を仲間たちに評価してもらえたことで自分の居場所を見つけたような気持ちになっていく。
魔界蟻との戦闘初日にいきなり相手の急所を見つけたりと観察力が優れていることを仲間に指摘される。そんな中、拠点ではココハがルミルやマキアと抱き合っている姿を目撃してしまう。その後、それが魔法効果を体験する行為だったことに安心しつつも、ココハが自分にもそれをお願いして、自分もそれに応えたことでココハを異性として意識するようになる。
魔界蟻の巣穴での戦いでは、これまでの練習の成果を発揮して指示を出す速度やその内容も的確になっていく。最深部では赤い兵隊蟻の火の玉からココハを身を呈して庇い重傷を負うが、マキアの治癒魔法とルミルの援護で何とか持ち直した。
女王蟻との戦いでは剣を折ってしまい攻撃に参加できなくなってしまうが、持ち前の観察力で女王蟻が火を怖がっていることに気がつく。また、非交戦中になったことで集中して女王蟻の姿を見ることで急所を見つけることができた。
魔界蟻の巣穴から脱出後、これからのことをみんなと話し合った際に、次は改めてユトの丘を攻略したいとみんなに提案した。
・ココハ
黒髪ショートで背がとても低い女の子。お腹に青い紋様がある。風属性の魔法適性がある。クラスは精霊術士。黄緑色の魔法着を着ている。パーティーでの役割はアタッカーを担当している。
パーティーメンバーとの共同生活を始めて、ルミルに料理を習って勉強している。新しい魔法も自分で想像して作り上げようとしていく。
カンムリ塚に到着して、初めての遠征で緊張もしていた。ナナトにはそれを見抜かれていて、魔界蟻の巣穴を捜索する際には一緒にペアを組んでいる。魔界蟻には打属性が有効ということで、今回もアタッカーとしてみんなから期待される。そんな中、ルミルやマキアと抱き合っている姿をレイトに目撃される。
女性陣で水浴びをした際に、ルミルの付けているリボンの付いた髪留めを気に入った様子で見ていた。いつか髪が伸びたら譲ってもらえることになって喜んでいた。
魔界蟻の巣穴へ入る前日の夜、新しい魔法を完成させるためにレイトに抱きしめてほしいとお願いをしたが、あくまでも魔法効果を理解するためだった。イメージが固まり実戦で使用してみると、その大きな力に仲間たちは驚いたが、その反動で消費する魔法力も大きいことが分かった。
最深部では赤い兵隊蟻の火の玉を受けそうになるが、レイトがその身を呈して守ってくれた。女王蟻との戦闘が始まってすぐに連続で魔法を使った為に魔法力が尽きてしまった。
・ルミル
はしばみ色の長い髪で、毛先の方をリボンの付いた髪留めでまとめている女の子。左胸の下に青い紋様がある。クラスは剣弓士。使用武器は大弓と小剣。胸当てを身に付けている。パーティーでの役割はサポーターを担当している。
パーティーメンバーとの共同生活を始めて、ココハに料理を教えたり、自分はナナトから小剣の扱いについて指導を受けたりしていた。
レイトと二人で見張りをした時にこの世界が異世界ではないのかという話をした。レイトも同じようなことを考えていたこともあり、他の大陸には元の世界に戻る方法もあるかもしれないと考えを述べた。
カンムリ塚で魔界蟻との戦闘を始めると、今回は弓の出番はないと察して小剣で戦うことを決める。テントのある拠点に戻ってからもナナトと修練に励むようになる。女性陣で水浴びをした際にはココハだけではなく、マキアに対しても姉のように振る舞ったりした。覗きをしようともしない男性陣に対しては女に興味がないのかと心配していたりする場面もあった。
魔界蟻との戦いでは自衛と護衛に努めた。女王蟻との戦いでは弓の技を小剣用にアレンジして、見事に赤い兵隊蟻を女王蟻の背中から剥がすことに成功した。
・ブレン
温かみのある声の男の子。さっぱりとした短髪で背はとても高い。体格が良く、存在感はあるが威圧感はない巨漢。背中に紋様がある。クラスは盾士。二枚の巨大な盾を左右に一枚ずつ持ち、重量感のある兜と鎧を身に付けている。パーティーでの役割はディフェンダーを担当している。
パーティーメンバーとの共同生活を始めて、家中をくまなく掃除したり、神殿の修練室で新しい技能を習ったりして過ごしていた。
カンムリ塚で女性陣が水浴びをしている間にナナトとレイトと自分たちの覚悟について話をした。その際に自分にしかできないことがあるのなら命をかけてみんなを守りたいと宣言してみせた。
魔界蟻との戦闘では、打属性が有効ということで守備だけではなく、攻撃参加も任されるようになる。巣穴の最深部ではナナトが司令塔蟻を殲滅するまでの間、女王蟻の攻撃を必死に食い止めた。女王蟻が火を恐がっていることにレイトが気づき、ナナトが赤い兵隊蟻の吐く火の玉を利用することを考え、それを実行する役目を任された。失敗したら命はないという状況化できちんと反攻を決めて、女王蟻の背中に火の粉を降らせることができた。
・マキア
透き通ったような水色の長い髪を左肩の前でまとめている女の子。左肩に青い紋様がある。光属性の魔法適性がある。クラスは神官。使用武器は短杖。白と青の神官服を着ている。パーティーでの役割はヒーラーを担当している。
パーティーメンバーとの共同生活を始めた。ナナトに会いに行ったり、貸家の管理をしたりと神殿での生活を離れて慌ただしい日々を過ごしている。神殿からの指令でカンムリ塚へ遠征することが決まった後、神殿で魔力の再測定をしたり、新しく唱術を習ったりと準備をした。
カンムリ塚で野宿をすることになり、川で釣りをすることになったが、初めての釣りでいきなり大物を引き当て助けに入ったナナトと一緒に川へ飛び込むはめになった。
魔界蟻の巣穴では、突如現れた赤い兵隊蟻の吐いた火の玉によって仲間たちが窮地に陥るも、新しく習得した治癒魔法でその危機を救った。最深部での戦いではそれまで温存していた魔法力を使って治癒魔法で仲間たちを何度も助けた。
女王蟻戦では、ココハの魔法力が尽きて休ませていたが、ナナトの攻撃が間に合わないと判断して思いきって駆け寄り光魔法で援護をした。
巣穴を脱出した夜にナナトとアムリス神殿について話をした。記憶、紋様、契約については女神の意志によるものではないのかという仮説を立てた。
・ナナト
二十代後半くらいで記憶喪失の男性。名前はマキアに付けてもらった。クラスは軍師。使用武器は刀。冒険着ではなく普段着のような格好で戦場に立つ。遠征ではコートも着用した。
ルミルに小剣の扱いの指導を頼まれてそれに応じた。彼女の武器を扱う才能には驚かされていた。遠征でカンムリ塚へ向かう途中で旅をしていた頃のことをみんなに話して聞かせた。
カンムリ塚に到着後、魔界蟻の生態調査を始めた。自分の教えをしっかりと学ぼうとするレイトに対しては改めてリーダーに向いていると確信を持った。
魔界蟻との戦闘を始めると、レイトの見つけた急所を難なく攻撃して倒すことで実力の差を見せつけた。巣穴の最深部ではレイトたちが女王蟻を引き付けている間に司令塔蟻を単騎で四匹も倒し、五匹目もココハと二人であっさりと倒してしまった。
女王蟻との戦いでは思った以上に苦戦を強いられるが、レイトの観察力、ルミルの器用さ、ブレンの胆力に助けられ、最後にはマキアの光魔法によるサポートを受けたことで、女王蟻の急所に刀を突き立てて仕留めることができた。
巣穴から脱出した夜、自身の記憶がなかなか戻らないことを気にし始める。自分の記憶喪失と仲間たちの記憶消去についても照らし合わせてみるが、結論はでなかった。
<使用可能な術技>
・レイト
我流閃技【幻影】…自分にそっくりな影をその場に出現させる。影が消滅すると灰色の煙となって相手の視界を奪い、一時的に行動不能にすることができる。影属性。
我流閃技【闇隠】…夜間や暗闇の中のみで無自覚に発動する影技能。自分の姿を完全に闇に隠し、気配を察知されなくなる。影属性。
我流閃技【狙目】…非交戦時に深く集中することで、相手の弱点や急所を見極めることができる。
・ココハ
精霊魔法【空気弾】…圧縮した空気の弾丸を撃ち込む。直撃した相手の行動を阻止することができる。軽い相手なら吹き飛ばすことも可能。打属性。風属性。
精霊魔法【追い風】…味方の移動速度や射速などの効果を高める。向かってくる相手にはそれらの効果を低下できる。風属性。
精霊魔法【風鋭刃】…高速で回転する刃を射出する。斬れ味はとても鋭い。斬属性。風属性。
精霊魔法【風圧迫】…風で鍋のような形の壁を作り相手を閉じ込め、上から落し蓋のように圧力をかけて押し潰す。打属性。風属性。
・ルミル
我流閃技【襲撃】…弓の弦を強く引くことで射速を増す射ち方。溜めは長いが威力は上がる。決定矢。射属性。
我流閃技【瞬速】…数本の矢を瞬時に射ち込み相手の動きを制限させる射ち方。牽制矢。射属性。
我流閃技【逆跳】…足を止めずに行動をするために、障害物を使うことで仲間から離れすぎないように宙返りで元の位置へと戻る射ち方。射属性。
我流閃技【逆跳・斬】…障害物を使って移動しながら回転し斬りつける。弓の我流閃技である逆跳を小剣用にアレンジしたもの。斬属性。
・ブレン
技能【防御】…自らは攻めずに、守ることに専念する体勢を取る。
我流閃技【挑発】…雄叫びを上げ、盾を鉄製のグローブで殴ることで音を立て相手の注意を引く。
我流閃技【防壁】…自らは攻めずに、二枚の盾を使って守ることに専念する体勢を取る。
技能【反攻】…相手の攻撃を引き付けてから、当たる直前に盾を押し出すことでその攻撃を妨害しつつ、相手を後方に吹っ飛ばす。打属性。
・マキア
唱術【治癒】…治癒魔法と呼ばれる光魔法の一つ。味方の傷を治したり、他者によって消耗した体力を回復することができる。光属性。
〈詠唱〉我は唄う、光よ、かの者に癒しを……
唱術【護盾】…光魔法の一つで、身を守る盾を対象者の前方に張る。魔法攻撃は防げない。使用者の魔法力によって同時に張れる枚数が決まっている。光属性。
〈詠唱〉我は唄う、光よ、かの者に救いを……
唱術【眩耀】…光の玉を打ち上げることで、辺りを昼間のように明るく照らすことができる。直視すると目が眩んでしまう。使用者の魔法力によって持続時間が決まっている。光属性。
〈詠唱〉我は唄う、光よ、かの者に輝きを……
唱術【範囲治癒】…治癒魔法と呼ばれる光魔法の一つ。地面に二メートルほどの魔法陣が浮かび上がり、その上にいる全員の傷を治したり、他者によって消耗した体力を回復することができる。光属性。
〈詠唱〉我は唄う、光よ、かの者に癒しを……
<第5章のあとがき>
第92話まで読んでくださり、ありがとうございます。
第5章では、遠征という形で街を離れることになり、慣れない環境で見知らぬ相手との戦いを描きました。街の生活とは違う窮屈なテント暮らしをすることで、また一つ仲間たちの絆は深まったと思います。
さて、第93話からは第6章になります。遂に後輩の冒険者がルトナの街に現れます。頼る側から頼られる側になった時、何をどう教えられるのかを描いていきたいと思います。
新人冒険者が急に強くなったりはしない世界で、ゆっくりと成長していく姿をお楽しみください。
第6章<先輩冒険者編> よろしくお願いします。
井藤司郷
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