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神ゲームの最古参~初心者JKの師匠は猫さんです~  作者: ma-no
四章 猫と新人パーティ

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102 初3人体制


 猫さんのマッサージにメロメロになったマユであったが、やっとこさいつもの表情になった。その前は、死ぬほど恥ずかしがっていたけどね。JKがロープで縛られてはしたない顔をしてもん。

 しかしそのおかげで、ステータスは弓と付与魔法を使う用に完璧になった。ようやく猫さんのスキル構成講座だ。


「マユの場合はちょっとレベルが高すぎてにゃ~……さっき言ったスキル構成にするまでに時間がかかるんにゃ」


 スキルレベルが低ければガンガンレベルが上がってスキルポイントも溜まる。私とアイはそのおかげで、すぐにスキル構成が魔法剣士や拳聖寄りにできたのだ。


「それまでカノ達の足を引っ張ることになるんですね……」

「まぁにゃ。まずは生産スキルを取らないことには話にならないにゃ」

「ですよね……はい? 生産スキル??」

「うんにゃ。生産スキルにゃ」

「……カノ~~~??」


 そりゃ弓と付与魔法を使いたいって言ってる人に、生産スキルを進める人はいないもん。マユが不安になっても仕方がない。


「スキルをひとつだけセットしてレベリングをすると、経験値が集約されてすぐにレベルが上がるの。それでスキルポイントを早く溜めようって猫さんは言ってるのよ。ね?」

「おお~。その通りにゃ。よく覚えてたにゃ~」

「私も錬金取らされて、意味がわからなかったもん」

「そういうことなんだ」


 マユも納得すると、猫さんは次の話。


「スキルレベルを早く上げることができるお勧めは錬金にゃ。ただ、余計なスキルを取ることになるから、吟味したほうがいいにゃ。例えば趣味になりそうな好きにゃことを、生産スキルに使うんにゃ」

「う~~~ん……」


 マユは何を取っていいかわからないみたいなので、私達の生産スキルを教えてあげた。


「2人とも料理スキル持ってるなら、私も料理スキルにしよっかな?」

「うん。一緒に料理教室通おうね」


 すると一瞬で決定。本当は採掘系のスキルに興味があったみたいだけど、私達と一緒に長くいたいんだって。嬉しいこと言ってくれるじゃ~ん。


「そんじゃあ、早くポイント溜めるために、ビシバシいくからにゃ~」

「はいっ!!」

「これ、御守り握ってろにゃ。カノとアイも御守り出しておけにゃ」

「「まさか……」」

「ノワール! こいにゃ~~~!!」

「グオオォォ~!!」

「あわわわわわ」


 恐怖耐性があっても、巨大なダークドラゴンを初めて見たら、怖い物は怖い。腰を抜かしたマユはドラちゃんに噛まれてダークドラゴンの背中に積み込まれ、私達はヨイショヨイショとよじ登るのであった。



 ダークドラゴンがとんでもない速度で向かった先は、第4フィールド。途中で全員降りて、不正越境バグ技を使用。全員変な体勢で摺り足してたから、笑ってしまいました。

 またダークドラゴンに乗ったら、あっという間にピラミッドに到着だ。


「じゃあ、ボーガンとスキルはいいにゃ? シュコー。行くにゃ~。シュコー」

「「待って!!」」


 猫さんが付けてるガスマスクの説明がないから、アイとマユに止められるに決まってる。なので私から「ゾンビ、めっちゃクサイ」と補足情報。それと猫さんにマスクを要求したら、2枚しか持ってないんだって……ジャ~ンケン、ポンッ!


「いま作るから喧嘩するにゃ~。シュコー。これ、作るの時間かかるんだよにゃ~……は、針の穴が見えにゃい……シュコー」

「「「ガスマスクを取れ」」」

「……にゃはっ」


 私達が言い争いをしていたら、猫さんが止めてくれたというか敵になってくれたから、仲違いは解消。ガスマスクなんてしてて縫い物できるワケないだろ。

 猫さんは時間がかかるとか言ってたのに、物の5分で神技裁縫師ネコが作りしマスクが完成。これ、手縫いだよ? 猫さんの手、消えて見えたもん。神技裁縫師ネコ……マジで神かも?


「ほれ、ミイラにボーガン撃てにゃ。シュコー」

「あ、当たらないと思いますよ? それに矢がもったいなし……」

「当たらなくてもちょっとは経験値が入るからいいんにゃ。シュコー。矢もカノに作らせるから、気にせず外しまくれにゃ。シュコー」

「それは私なの!?」


 私、ビックリ。聞いてないよ~


「カノの錬金スキルのレベル上げも兼ねてるにゃ。最近やってないにゃろ? シュコー」

「うっ。バレてる!?」

「シュコー。アイは攻撃役にゃ~」

「はい? ミイラを殴るのですか??」

「うんにゃ。シュコー。吾輩、ビシバシいくと言ったにゃ~。シュコー」

「「マユのことじゃなかったの!?」」

「私のことじゃなかったの!?」


 なんということでしょう。まさかの連帯責任でした。一番かわいそうなのはアイです。素手でゾンビも殴らないといけないのですから。


「ほれ、カノは矢の作り方にゃ。シュコー。この枝と石を入れて混ぜるだけで矢が作れるにゃ。あとはMP使って大量生産にゃ~。シュコー」

「うぅぅ。これはしんどいな~」


 私、けっこうラッキーな役割。ゾンビに近付かなくていいもん。うふふん。


「にゃ~。もう矢が尽きるにゃよ~? 急げにゃ~。シュコー」

「うそっ!? あっ! 失敗した!?」


 でも、猫さんが流れ作業的に2個のボーガンに交互に矢をセットするから、作ったそばから矢が消える~! MP生産、成功確率低いのに~!!


「マユ! せめて当てて!? もったいない!!」

「しっかり狙っても当たらないの~~~」


 発射するマユはこの始末。せっかく作ってもほとんど外すから、私も心穏やかじゃないよ。


「マユはもういいにゃ。シュコー。アイ、倒してしまえにゃ」

「うぅ……やだな~……」

「早く行けにゃ~。シュコー」

「やあ~!! ……って、こいつ、何発殴ったら死ぬの!?」

「あと……シュコー。50発ぐらいかにゃ?」

「うわ~~~ん!!」


 ミイラは遅いからアイの攻撃は当たるけど、その分HPが多いからアイは涙目の連撃。


 こうして初の3人体制のパーティ戦は、グダグダな始まりであったとさ。


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