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神ゲームの最古参~初心者JKの師匠は猫さんです~  作者: ma-no
四章 猫と新人パーティ

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101 ゴッドハンド三度


「猫さ~ん。マユを強くしてくださ~い」


 猫さんがパピルスなんか作っていたから脱線しまくったけど、今回は忘れない内に、私の冒頭アタックだ。


「その子をにゃ……」


 しまった! 猫さんはそんな面倒くさいことをしてくれない。アイの時も、めちゃくちゃ渋られたの忘れてた!?


「まぁいいにゃ。そのかわり、アイと同じ2日だけだからにゃ」

「へ? ゴネないんですか?」

「ゴネても押し付けられる未来が見えるんにゃも~ん」

「あ、ありがとうございます……」


 確かに押し付ける未来は私にも見えたから、何もツッコめない。てか、猫さんがこないだから優しい気がする。

 マユを助け出す訓練に付き合ってくれたり、訓練を即決してくれるなんて……どうした猫さん? 何か変な物でも食ったか? 気が変わったら困るから言わないけど。


「んじゃ、今あるスキルと基準ステータスを見せろにゃ~」

「あ、はい。これです……」


 マユは猫さんの隣に移動すると、ステータ画面を出して見せる。なんか距離が近い気が……マユ、猫さんの手を握ってない? 猫さんが拒否しないってことは、そういうこと!? やはり、お胸が大きい人がタイプなんだ……


「にゃに触ってるにゃ……引っ掻くにゃよ?」

「あ……あはは。近くにかわいいお手手があったから……」


 いや、いつも通り猫でした。だよね~?


「しっかし、このステータスは酷いにゃ~……」

「え……前のパーティの人達には何も言われなかったのですけど……」

「そいつらはアホにゃ。いい人はまず、アバター消去をお勧めしてたにゃ」

「そんなに酷いのですか!?」

「うんにゃ。力と知力に極振りする人、初めて見たにゃ~」


 そうなの? 私も似たような……いや、平均値に近いや。力と知力だけってことは……


「高火力で動けないバカってことですね、猫さん!」

「吾輩、そこまで言ってないにゃよ? 友達ににゃんてこと言うにゃ~」

「あうっ……私、バカとか思ってないからね? ちょっとテンション上がっただけだから。ね?」


 猫さんにその場で正解を聞けたから嬉しかったの~。



 マユには誠心誠意謝罪して、猫さんは基準ステータスをイジるスキルがあると教えたので、マユも元気復活だ。


「イヤにゃ~。やりたくないにゃ~」


 でも、猫さんがゴネ出した。そういえば前回アイにやって、女子高生にやるのは怖いとか言ってたね。アイが変なこと口走ったから……


「いいじゃないですか。女子高生の柔肌に触れられるんですから」

「カノ! 今から何させるの!? エッチなことじゃないよね!?」

「ほら~。本人も嫌がってるんにゃから、今回はアバター消去にしとこうにゃ」

「えぇ~。マユは新人トップパーティに長時間拘束されていたから、スキルレベル高いんですよ? もったいないじゃないですか。マユがやりたくないなら、私がやります」

「にゃんでカノにやらなきゃいけないんにゃ~」

「じゃあ、私……」

「アイまでしれっと手を上げにゃい!」


 私とアイがしつこく猫さんにマッサージをお願いしているからか、マユもゆっくりと手を上げた。


「じゃあ……」

「「どうぞどうぞ」」

「ハメられた!?」

「にゃあ? 本当に君達はJKにゃの??」


 どうやら遠い昔にこんなギャグがあったらしい。私とアイは「JKではありません!」と押し切って、なんとかマユのステータス改変を勝ち取るのであった。



「これ、サイン書いてくれにゃ……」


 猫さんからゴッドハンドの許可は出たが、誓約書は必須。マユはしっかり読み込んで質問する。


「この、猿轡(さるぐつわ)ってなんですか……」

「君から変にゃ声が出たら怖いんにゃ~~~」

「猿轡されるほうが怖いですって!!」


 どうやらアイのせいで付け足された項目があるっぽい。マユはやりたくないとゴネていたけど、猫さんはこれを狙っていたかも知れないから、アイと私はロープで縛ってドラちゃんのお腹に乗せてあげた。


「ンッ……ンフッ……ンフフン……」

「なんか見てはいけないことされてるみたいだね……」

「うん……お兄ちゃんのスマホの中に、あんなことされてる女の人の写真があったの思い出した」

「うわっ。カノのお兄さん、もしかして変態?」

「そうなの? じゃあ、猫さんも……」

「この子はお前達が縛ったんにゃ~~~!!」

「ンッフ~~~ンッ!!」


 私達がもうひとアイテム増やしたせいで、ただのマッサージがとんでもなく卑猥な絵になってしまうのであったとさ。



 今回はあまりにもマユのステータスが酷すぎたので、宿題はなく猫さんのお勧めステータス値。弓と付与魔法をメインにできるステータスにチョチョイのチョイでしてくれたよ。

 いつも通りドラちゃんは、受療者を落として猫さんがお姫様キャッチしてました。動けないもん。


「ウフッ、ヌフッ、ヌフフフフ……」

「にゃあ? この子、大丈夫かにゃ? 吾輩が訴えられたら、証言台に立ってくれるよにゃ??」

「たぶん大丈夫かと……」

「もう一回やってくれたら考えます」

「あっ! アイ、ズル~イ!!」

「みんにゃにチョコひと箱あげるから、裁判だけは阻止してくれにゃ~~~」


 マユがまだ余韻に(ひた)りまくっているから、猫さんから泣きが入る。私達はもう一回マッサージしてもらいたいけど、箱の中にはチョコが1ダース入っていたから、そっとアイテムボックスに入れた。賄賂で手を打ったってことです。


「んで……スキル構成の話をしたいんにゃけど……」

「はひ~。聞いてまふよ~」

「抱きつかないでくんにゃい? 噛むにゃよ?」


 マユも訴えないと約束はしていたけど、まだ余韻が抜けないのか猫さんに甘えまくり。チョコもアーンで食べさせてもらっていた。ズルイ……


「「アーン」」

「ヒナ鳥を育てる猫って変じゃにゃい??」

「「「ハッ!?」」」


 猫さんの一言で、我に返る私達。私達は、人間だ~~~!!


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