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ファンブル特攻隊 in Fantasic Wonder World  作者: ニリとん
02 胎陛妖のクソ雑魚ラッシュ
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Nonmzhceid ±

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とある場所。2柱があった。


片は正神、片は負神。


「……Sbvemgwyest」

「まぁ、そういうことだナ。やるか、Fedcklmiss」

「向こうに情報を与えぬ為にも各自の行動だな」

「そっちゃな。……ふむ?ああ、そういうことか。感動的だなぁ……だが無意味だ(^U^)」


目の前のナニカへと2柱は意識を向けた。


刹那。


幽体離脱(マニュアル)正之吐息(プラスブレッス)

運動神系(ギアチェンジ)負之吐息(マイナスブレッス)


正神は幾重もの機械十字を呼び出し、負神はその身から剥き出しの筋肉を突き出した。


「ふむ、やはり……主からの情報と同じように反応してきたな」

「何だ、アー……82N-39……んーっと、主の定義は……そうそうEighty(エィティ) Two(トゥ) sounds(サウンヅ)-Thirty(サーティ) Nine(ナイン)、通称E.T.s.T.N.(エトストーナ)って言ったナ。例の時代の音声的なサムシングらしいナ。まあソレァ良いとしましょうネ」


目の前のオブジェクトからヒト型……人形(ヒトガタ)が生み出される。正神、負神共に全身を強張らせた。


その人形は唄っていた。


否、違う。


【■■■■■■■■■■■■■■■■■■】


高速で詠うことで唄に見せかけている。果たしてその内容……不意に人形が明瞭に呟く。


【或伏壱慢寂】






「「旧き動揺唄(オトギウタ)確認、データ共有の為記録開始」」


動揺を仄かに見せるも、記録に無い童謡を感じ取り2柱は防御体勢に入る。幾ら分身を使っていたとしても目の前の箱の眷属には最大級の注意を払う必要がある。であれば……負神が動いた。


「デェエンジャァデェンジャァアアアアアア!ディンジャルスクラィスィス!さあ盾となれ^^」


負神特製腐乱体が負神の眼前にその姿を現す。疫病を付与されては練り上げ練り叩きと転がされ続けツミレと化した肉擬き、負神の玩具は人形へと突っ込もうとする。


が無駄である。腐乱体は人形へと接近した数秒間だけで散々に砕け散った。溶け落ちて濁った水溜まりと変化したソレを負神が一瞥する。


「……まあこうなるナ?」

「貴様のそのゾンビは感染型だからな」

「ミスったヨ、辛いね……最近は耐久型のゾンビクン作ってなかったし?いやぁ辛いネ」


負神の腐乱体にはタイプがある。他者を感染させる腐乱体、死者から作る腐乱体。その中でも様々なバリエーションが存在するのだが……生物を弄ぶという意味では同一である。時としてイマジネーションが暴走して頭50個に足3本、尻尾が骨のコレなーに?答えはRerzoviam!とかいう冒涜の極みを尽くした腐乱体が作られることもある。なおその腐乱体は無神に貪られた。その光景を見た虚神は青褪めたという噂がある。


「じゃ、代わりに……負神の肉片(Mrwsthclex)ぽぉーい、負方投棄負方投棄!」


目を輝かせて負神が射出したのは己の肉体である。尤もこれはこの負神の分身が負神の肉から培養されたモノだから出来る芸当であり、この分身の他には負神本体しか可能でない。

負神の首から突き出た名状し難い肉の構造体の先端が千切れ、指向性を持たせられて人形へと突っ込んでいく。


よく見ると、飛ばされた肉片はその空中旅行の間に少しずつ膨張している。膨張する肉塊が人形へと達した瞬間、人形は(カタチ)を変えた。


【■■■■■■■■■■■■■■■■■■】


再び詠う人形。


「ンー、上手く膨らんだのは良いケド、とても人外ムーヴされてらっしゃるナ」

「ヒトでも人でも無い、当然だろう。が、ここで来るオトギウタは……」


人形を見て2柱が呟く。四肢に値する部位が宙を舞い、不明な手段を以てして肉片を受け流したソレが明瞭に告げる。


【喪母汰狼】


人形の前に金属で出来たコアパーツが顕れる。コアパーツは周囲に金属の肉を纏い、明滅し始めた……。


「行かせてもらうぞSbvemgwyest」

「おうやってやれよFedcklmiss*^^*」


正神が動いた。


「我の速度は捉えられるだろうよ、だが……」

「吾輩がいる、任しとけヨ」

「命、預けよう」


正神の身体が十字へと変貌し幾重にも増殖する。展開してあった機械十字も含めれば一面に純白と緑光が見受けられる。幻想的な風景の中、全体が不規則に動き出す。


「さあデバフだ、喰らえ^ω^」


負神が全身の皮膚から突き破って出でた筋肉を人形に向けた。視界を敢えて防ぐ眼帯を取り外し、負神は嗤った。


退廃腐敗乃足音(プレッシャーLv.5)ッ」


筋肉が爆ぜ、時を遅らせ、その時の中に碧の光。人形の動きだけが遅れ、正負両神が行動を続ける。負神のデバフの能力である。視認さえすれば発動できる為、微かに負神に見られた人形は急激な停滞感を味わうこととなった。

加速の+の周囲にのみ-を設定することで相対的に超加速する正神。この技術は正神負神のどちらもが同意の元で行わなければ上手くいかない。それはそうだろう、+に-を足して結果減速してしまえばただの的である。が、両神共に気の遠くなるような程の時間を共に過ごしている。そんなミスは起こらない。


ではミスが起こるとすれば?


「…………ん、やっぱり旧時代の異物は違うネ」


相手がそういう行為を大人しく受け入れない場合である。人形は減速の呪いから次第に元の速度を取り戻し、もう数十秒もすれば動きは滑らかになることであろう。


しかしそれはあと数十秒は減速の呪いから脱する事ができないということである。


全方位に蠢き回る正神の十字が淡い輝きをそれぞれ収束させていく。


加速型正砲(プラスキャノン)照射!」


各十字が人形へと翠の粒子を放出する。まるでミラーボールのように煌めく十字……しかし人形には当たることがない。


では?正神はどうするのか?


答えは簡単である。


「おうFedcklmissお前何反射とかしてるの?鏡なの?何なの?」

「黙っていろSbvemgwyest」

「うぃT^T」


正神が出した十字は他の十字の光線を跳ね返し、乱雑に舞い踊らせて逃げ場を無くし、隙間無く追加の光線を照射していった。


人形に一筋、光が走る。


また一筋。


更に一筋。


そうして背後から特大の光線を照射!





「まあこれで終わるなどとは思わない、跡形もなく殺るぞSbvemgwyest」

「あーらほーらぷっぴー」


負神が腕を引き千切る。傷痕からはぬりゅっと触手か何か分からないおぞましい肉を生やし、結合と分化を繰り返すことで新たなる腕となった。そして分割された腕を負神は握り潰した。


「にゃっほぉい負傷腐蝕膿蛆虫(Pogdiswozn)!吾輩の腐り堕とした腕版でお届けしようカ!」

「腐り堕ちたではない所がポイントか?」

「ンナイスゥ!そういうことです^ω^」


開かれた綺麗な負神の手の中で、無数の病原菌や腐敗物、更に蛆が湧く。自らの手によって腐らせた自らの腕。菌に纏われ腐った邪神の腕だと負神は楽しそうに言う。欠損をそこまで気にしない負神にのみ許された外道の能力である。腐乱体の製作時にもちょっと使うが、使いすぎると気持ち悪くなるので実際は負神自身も忌む能力である。ちなみに無神は素晴らしいアクセントだとか言って無理矢理負神に使わせている。吾輩はまあそうだろうが腐乱体の方も可哀想だと負神はドン引きしていた。

しかし目の前の人形にはそんな云々は通じない。自分達の主を相手にするように、警戒に警戒を重ね、出来る限りの殺傷能力で屠る。それが今のマストであった。


ぽいっと放り投げられた腕。正神は一瞬だけ囲みを開けて歓迎した。


瞬時に人形へと腕は迫り、即時四散ッ!飛び散る肉片は人形に収束し、じわりじわりと腐食を開始する。蝕むと同時に自身の体積を増やしながら肉は蠢いていった。


それを見届けたSbvemgwyestは背後に視線を向ける。


「わんわんお!(^ω^)」


そこには人形と同質の素材で出来た狗がいた。空を駆け、獲物を噛み千切る。その姿は、幼子が憧れる姿。最初の獣。


が、別物である。


喪母汰狼(モモタロウ)。人形が用いる攻撃手段、その1つである。この駆け廻る旋律をここで仕留めねば、後に続く2つの獣も出ることとなる。

それは止めねばならない。


「わんわんお!わんわんお!……まあ死ね」


負神は楽しげに喪母汰狼を見つめ、そして表情を消して中指を突き立てた。

瞬間、何よりも深い闇の如く暗い瞳が妖しく中指に溢れ出す。ぼこ、ぼこ、と次々に開いていく眼球は喪母汰狼を視界に入れると射出される。ぎゅぼっ、と血液を散らしながら黒い球体が夥しく喪母汰狼に向かい……


神理畏怖(おそれよ)


爆ぜた。


墨汁のような闇がぶちまけられる。粘性を保持した内包物が喪母汰狼の全身へと絡み付いていく。そしてソレは表面に穴を開け、内側へと蹂躙を開始した。

侵攻する闇に喪母汰狼は体液を吐き出しながら抵抗する。が、実体の無い闇に何を為しても無意味であり、次第に痙攣、活動を停止。


「……わぁい(*´ー`*)」


Sbvemgwyestは表情を変え、眼前の球を見やる。


人形は動きを殆ど止めていた。


「Fedcklmiss」

「ああ、消すぞ」











          警告


     神格未満の閲覧は未許可です


    Branched Aにお問い合わせ下さい









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         NO FILTER



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FedcklmissがSbvemgwyestに手を伸ばし、Sbvemgwyestはその手に自らのモノを絡ませた。互いの握り合った2柱は互いに溶け合った。指先から手、腕、肩。そこまでが合わさった段階で、2柱の全てが合わさった。


純粋な金属カルシウムで出来た骨格に肉が付き、ダイヤモンドの輝きを角膜が覆う。流れる血液は存在せず、シリカゲルの練り込まれたぶつ切り肉で体内は埋め尽くされた。美しい長髪は白銀に輝き煌めく、しかしそれを成すのはケラチンではなく毛細血管と合成繊維である。歪な肉と歪な金属が互いに絡み、嗚呼醜くも美しい正と負の神が、禁忌の零が今ここに。


『……』


無機物で型を造り、有機物で造り上げられた究極的に零を司る神。


『…………』


無神Vaemilriorとは異なるが等しくもある、無へと行き着く零の神。




その名はLiggqeaut=Nonmzhceid……おおよその実数の支配者である。









『……なぁにあれぇやばそぉう』


ちなみに合体した時点で新たな人格が生じる為にFedcklmiss、Sbvemgwyestのどちらでもない神となる。一応2柱は共に意識があるので実質2人で3人の状態である。そしてLiggqeautについて言えば、性格はRerzoviamに近い軽めのものである。


『まあアレ消し飛ばすんだよね、知ってる知ってる』


Liggqeautが腕を伸ばす。


極限近似(それっぽいの)無への到帰(Reach-ZERO)




そもそも極限とは何か。


極限とは、ある数字に限り無く近付けた際の値であり、その値を極限値と言う。また、数字だけでなく無限大、つまり果てしなく大きな数へと向かわせる極限も計算可能である。


そして主に、その計算においては、無限大か0へと向かわせる事が多い。

例えば1/xという式。この式のxを無限大に近付けていくと分母が巨大化する為最終的には0へと向かう。逆に0に近付けていくと分母が縮小するので分子が大きくなると言え、従って無限大に行き着く。


その上で。


Fedcklmissという正を正である範囲内で限り無く減らしていき、また一方でSbvemgwyestという負を負である範囲内で限り無く増やしていく。その行為の行き着く先は?


擬似的な0、つまりVaemilriorの領域である。




人形の胴部、その中心に小さな球が生じた。暗い闇のように黒い孔である……突然人形が体勢を崩した。孔に人形の身体が引き込まれていく。引力に従い、身体が少しずつではあるが確実に呑み込まれていく……。


『まーよーするにブラックホールってやつだし』


呑まれていく身体を支えながら人形は神へと手を伸ばした。さながらソレは神に救いを求める信徒のようで、維持でも道連れにしてやるという反逆者のようでもあった。


『それじゃあお仕事も終わったことですし、お休みさせてもらおーかなー』


神罰を決行した神は目映い光に包まれ、巻き戻るかのように再びFedcklmissとSbvemgwyestにそれが分かたれる。

2柱は眼前の光景を一瞥し、即時撤退した。


完全なる勝利であった。






























らんらんらららん。


らんらんらららん。


皆は何のお歌が好きなんだろう?


あの子のように、童謡だといいな。


一緒に聞いた昔話は、綺麗で歪で、面白かったね。


あなたにとっては小さなモノでも、あの子にとっては大きな思い出。


色褪せないお歌を、ずっと。


ずっとずっと。


ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと。


伏して待て。


贈り物は届けてあげる。


狼さんは、お好きかな?

あなたはいきる。


あなたはしぬ。


ふきぬけたずがい


さかれたにのうで


ぬけたはらわた


とけたはね


とろけかけたしっぽ




きたないめだま


きたないまぶた


きたないくちもと


きたないことば




いぇぐ、あぉぐ


にぇぐ、にょぐ





はをたてろ

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