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ファンブル特攻隊 in Fantasic Wonder World  作者: ニリとん
02 胎陛妖のクソ雑魚ラッシュ
50/50

強襲する凶リュウ αF

[おぅいぇええええええ!]

[……?]


邪神が見渡す


[今回は吾輩だけ?]

[……]


[ちょっとさみしい(;-;)]

[まあいいでしょう、ヤッタッゾオラー!]

[今回は遂にあの方が来るよォ!]

『お呼び?』

[ウワァァアアアアアアアアアア!]

『ひでぇ奴だ』

[いきなり足元からゲジゲジみたいな脚が大量に湧いてきたら意味は兎も角として誰でも叫ぶと思うんですけど?┐('~`;)┌]

 それは突然だった。


「ボク今死んだのナンデ?」

「へ?何かされたの?」

「いや、何も。マジに唐突に消された」


 てるるに始まり、虫娘もわんわんもリスポーン。一纏めにされた、と考えるとそれっぽかった。まあ、後の祭りだけどね。


「どうしたんやろねー」

「ねー」


 そう呟きあった刹那。


「へぁろぉー」

「「「!?」」」


 背後から声がした。


「ッ、覚悟ォッ!」


 振りかぶる音がした。


「良い動きだ、慣れているな。だが、それだけでは勝てんよ……ってか」


 何かを取り落とす音がした。


 反応出来なかった。何も出来なかった。振り向けば、なっちんが拘束されてい……胸の辺りを片手で抑えられてるけど……無いね。


 ギンッッッッ!!!!!!!!!!!


「ぽょっ」



 リスポーン!


 視線でヒトって殺せるんだね。初めて知った。

 隣でリスポーンするてるるを見つつ頷き合っていると、通話中だったウィンドウ画面からおっさんの声がした。


「生放送してるのに横槍とは、マナーがなってないね?」

「ごめんね、でも正当防衛でしょ?幾ら不審者だとしても、確実に殺すような威力でその熊手を振りかぶるって大概だよ?」

「それはそうだけど……ともかく、離してやってくれないかな?通報ボタンを押されたければそれでも構わないけど」

「……」


 横入りしてきた兄ちゃんは肩を竦めるとなっちんを蹴り飛ばした。雑な扱いをされるが、なっちんはされるがまま。警戒は怠っていないようだが。

 彼は奥を指で示しつつ、口を開く。


「聞いてみれば?あ、ちょっと失礼するよ。うちのがだいぶオイタをしたみたいだからね」


 そう言うと彼は背から無数の何かを展開して飛んでいく。それは線のように細く長く、目を凝らせば昆虫の節足に近い節があった。

 歪なソレはアシを伸ばし、膜があるかのように羽ばたかせる。その姿はまるでドラゴニュートのようで……静止する。


「全くまあSbvemgwyestも遊び心があるようで。でもそれは個人に対してやるべき仕様ではないよね?」


 何かを呟きつつ、アシを伸ばしていく。蝶のように広がったその時、正面にいた雑魚が後退りし




跡認天禍(マルナゲ)


 最初は何が起きたのか分からなかった。少し呆然としてから、山が内側から串刺しにされていることに気が付いた。悲鳴を上げつつ体液を噴き出し倒れた雑魚。圧倒的な暴力に対しては、基本的に抵抗は意味を成さない。

 傍にヒト程度の大きさの何かが顕れると、それに命じて雑魚の残骸を漁りに行かせ、自分はアオハルへと飛翔した。


「なっちん大丈夫?何かされてない?通報しとこうか?」

「いや、大丈夫。それよりもアレ、仕様内だと思う?」

「分かんない。ただ、知らないアイテム使ったプレイヤーとかの可能性もある」

「も、ってことは疑ってはいるんだよね」


 ウィンドウ画面と真剣に会話しているなっちんは放置しておこう。今は……そうだね。とりあえず獲物を横取りされたからキレておきますかね?





「さぁて、改めてへぁろぉー」

「通報しました」

「アッハイ。まあどうでも良いけど」


 なっちんがドヤ顔しつつ通報。ていうかその、目の奥だけはすごく警戒してるの高難易度だと思うんですけど。

 と、数秒もするとゲームマスターが降臨してくる。聞いたところによると、ゲームマスターが色々判断して強制ログアウトとかさせるらしい。つまりRerzoviamとかがこんにちはするんか?……うーん、思い出したら僕が初エンカウントとか言ってたよね?じゃあ違うのか。


 そのゲームマスターは片目が吸い込まれるほどに白かった。空間を抉じ開けるようにして無理矢理開けつつ、自身は棒立ちで何もせずに転移してくる。濃密なプレッシャーを浴びせかけながら周りを視る。


「……?」

「あ、GMさんですか?」

「……」


 こくりと頷く。


「あのプレイヤーが突然割り込んできまして。その上同意もなく無理矢理拘束して蹴飛ばしてきて……」

「……」


 なっちんの指す方へ目を向ける。


「久し振りじゃんセウバちゃん。今から君のこと立会人として扱っていい?」

「……!」


 軽く目を見開いてアホ毛がぴこっと伸びる。その後軽く考えてからこくりと頷き返した。


 勿論意味不明であります。

 と、なっちんがそれに噛み付く。


「それじゃあ、立会人さんもいることだし改めてへぁろぉーする訳だけども」

「ま、待ちなさい!GMと会話するなんて前例がない!何者!?」

「うーん……部外者は少し黙っててもらおうかしらねぇー」


 彼が指をぺちっと鳴らすと先程の何かが……鯱か?鯱が3匹顕れてなっちんの周囲を取り囲み、ゆっくりと回り始めた。同時になっちんの声が遮断される。

 つまるところ、こちらへのお客さんってことだ。


「やっとだね。……もしかするとそろそろ気付いてる?」

「少しは」

「見当はついてる」

「ならおーけー。自己紹介からいこうか」


 こちらへのお客さんってことは。


「GM、シンリュウ。名は自由(フリー)。ちょっとばかりこっち側のトラブルに付き合ってもらいたいんだけど、良い?」


 神格って(そういう)ことなんだろう。





「で、トラブルってのは……アレの?」

「指示語だけで会話するのはもっと親しくなってからの方が良いんじゃないかしら?それはそれとして、こっち側の敵対してるヤツが動いてね?原因が分かんないけどもしかしたらこの中かもなー、って」

「はぇー」

「ほぁー。そういえば武器経由通信が応答しないのもそういうことで?」

「そんなのあったの?」

「ご明察やね。対応でごちゃごちゃしてるから今はご存知の邪神面子が動けないのよさ。そっちのは変身後のカチューシャに備え付けてあるから今度使ってみてね」

「「あぇー」」


 どうやらRerzoviamとかの別動隊としてのゲームマスターらしい。ほぉぇー。よぐわがんにゃいからとりあえず鳴くしか出来ない。

 と、そこでふと。


「そうだそうだ、ふぁんぼーはこの子と引かれ合ったからついでに」


 立会人にされた無言系ゲームマスターが棒立ちのままふわふわ浮いてスーッと移動してきた。じーっと見上げてきた。可愛いね。で、引かれ合ったってことはつまりRerzoviam関係でよろしいかな?


「セウバ=ローンドゥールンちゃん。-iって言えば大体察せる?」

「大体は」

「話が早くて助かる。その2柱の共同開発なんよね。闇堕ちペガサスみたいな」

「……」


 大きく丸を作ってくれた。ずっと無表情だけど表情豊かやんな?

 とりあえず握手でも。


「……?」

「あんぎゃぁあああ!?」


 握力強すぎてお手々が握り潰されました。おせんべいだー。




 ある程度コミュニケーションをとった後、一応例のおねーさん(爆笑)を解放してもらう。


「しね」

「「ぬ"ぁい!」」




 リスポーン!


 即殺されました。第六感おかしくない?


「で?結局何なの?」

「運営サイドらしい」

「……」


 アレが?と言う目付きをしておる。ごめんなさいこのゲームああいうのしかゲームマスターいないっぽいんです。


「そんじゃあまあ申し訳ないけどそちらさんにもお話しておくかな?」


 自由さんがぱんっと手を合わせる。


「でも、処理はさせてもらうよ?……発言に責任を持て(ゲンロントウセイ)


 ぷつっ、と何かが途切れる音がした。途端になっちんとおっさんの声が狼狽え始める。


「っ、録画が!?」

「外付けだぞ……視聴者も録画録音切れたらしい」

「GMとしてだけど、一応はこれオフなんでね?そう簡単には捕捉されんよ」

「GMにそこまでの権限があるとか聞いてない……ッ!」

「だって見せたこと無いし」


 どうやら記録をさせないように色んなあれやらこれやらをシャットダウンしたらしい。流石過ぎるよね。これはまあ神ですわね。

 ということでめっちゃ警戒してるなっちん達に自由さんはお話を始め……ああ、長くなりそうなら座りませんか?




 改めてアオハルに招き入れてお座りしてもらった。セウバさんはどこからともなく取り出した肉を齧っている。自由さんが何か渡した。アホ毛がぴっこぴこしておるから喜んでるんでしょう。

 と、なっちんに向けてぴっと指。 


「ブログとかも駄目だからね?」

「な、何でですか!?」

「そもそもこれイレギュラーな事態だし、俺とかが出張る時点でかなりアウトなんだからね?」

「……つまり?」

「そんなバランス崩れるようなイレギュラーが出たら出るぐらいの立場ですので」


 すごく鬱陶しそう。まあいきなりとはいえ訪ねてきたら殺されかけてその上通報されるっていう。通報の下りはしょうがないけど。


「まあ個人的な命令とかもあったけどね」

「?」

「ううん、こっちの話。その内会えるから気にしないで」


 会える……成る程更に上の神格ですね?


 で、と腰を上げて。


「折角座ったのに失礼だけど、先に任務だけさせてもらうよ」

「そこまで重要なら異議はないです」

「アホに同じ」

「てめえのその面小惑星にしてやる」

「そのお前は脳味噌クレーターだがな」

「脳味噌胡桃のおねーさん自己紹介どうも」

「「きたねぇ口に拳で蓋してyッテメェ上等だご馳走してやるよ死ねェ!」」


 息ぴったりですね腹立つ。


 みょんみょんするアホ毛を振り回しつつセウバさんも席を立つ。貰った分はお返しするとばかりにてこてこ近寄ってきた。ちっさい生き物みたいでとても可愛い。ふんす!と無表情でして意気込んでいるようだ。

 それを見て自由さんはお手々を合わせた。


「ごめんね、ありがたい」

「……」


 問題ない、とふるふる首を振る。そして目を閉じ……額から禍々しい角を生やした。それは鈍く闇を纏い、足元から同様の闇を溢れさせる。じわじわと闇がアオハルに拡がり、船室全体を覆う……。


 その過程でなっちんが迫真の怯え様を見せてくれた。とてもアレだね。生放送してるとは思えん。


 ギンッ!!!!!!!!!


 直前で目を背けたのでノーk




 リスポーン!


 覇気ですか。威圧ですか。意識するだけで殺害可能とかなっちん何者なん?


 リスポーン位置で足元を見ると黒い何かが。しゃがんで手を差し出すとちんまいおててが出てきた。赤ちゃんの大きさのそれを握ってこんにちはしたら音もなく闇の中へと去っていった。ちょっと可愛い。


「リスポーン位置がここなのね?」

「あらどうもこんにちは」

「こんにちわですわよー」


 扉がガチャッと開いて2人ほど入ってきた。てるっと!フリーダムな感じしてる。そういうタイトルの薄い本ありそう。

 ある程度見たらここは違うと分かったのか、扉を閉めて去っていっまた開いた。3姉妹か。


「えるるる……」

「ちぅ」

「ぷぃ」


 どうやらマジもんの神格を見たことにより怯えてしまったらしい。不安そうな表情の3匹が入ってきた。


「怖いのか」

「「「……」」」


 メタルバンド並みに頭をシェイクするな。残像がすごいぞ。特にちーちゃん。

 生まれたての小鹿とは異なるけど全身が楽しくぷるぷるする3匹を抱き締め、撫でつけ


 もぞぞぞっ


 ぬっ(闇の中から突然ガラガラと哺乳瓶が出てくる)


 ことり(丁寧に置いてくれる)


 にゅぽんっ(やり遂げたオーラと共に闇が部屋から出ていく)


 年齢は確かに……ッ!間違ってはいない……ッ!だが、外見年齢が圧倒的に事案ッ!


 その後てるる達が呼びに来るまで、興奮した様子の3匹にぬるいミルクを与えつつガラガラであやしていた。いけないことをしている様子で呼吸を荒げておるが、貴様らの年齢的には適切だからな?その急拵えの脳味噌は半分以上が変態成分ですよね?





 爽やかに笑顔を浮かべつつ自由さんがサムズアップ。


「これもう任務完了したわ。後は自由時間だぜ」

「自由だけに?」

「だけにぃ」


 すごく気さくというか軽いと言うか、すごくフワフワしたかっるい言動で絡んできた。ということで何かやることを探しておるのだが……自由さんはセウバさんに何か手の平サイズの箱を見せている。つんつんしながら見つめる様子はまるでハムスターとかのようで『バギッ』壊れたァーーーーーーーッ!?てか壊しましたよね!?闇で囲んで押し潰しましたよね!?確実に故意ですよねー!?いやなでなでしてますけど壊して良いものだったんですかァ!?


「……」


 アホ毛がみょーんみょーんと暴れている。何だかんだ無表情だけど表情豊かやんね。可愛くて良いと思います。


「さてと。遊ぼうか?」

「ボドゲぐらいしかやることなさそう」

「平和やなぁ……」


 でろろーんとふやけるてるるちゃんきゅんが風呂に浸かっている感じの声色でぽよーっと呟いた。どうやら戦うぞオラァ!を想定してたらしい。まあ実際今となってはそこまで戦う必要性なんてねぇ?


 と、流石に情報が欲しくなってきたらしいなっちんが立候補した。


「じゃあ自分と」

「却下。まとめなんて許さないよ?」

「ッ、」

「どうしても何も、そもそもここで運営(かみ)討伐してみな?折角積み上げてきた民とのコミュニティが無くなるよ?」

「……」


 すっごく悔しそうにしてる。乙女がしていい表情じゃないよ。


「……そうだなぁ。あしらわれたいの?」

「……」

「心を折っても良いのならやるけど。それも徹底的にね?」


 いやぁまあ面倒くさそうなこって。実際面倒なんだろうね。でもなっちんはやる気……なーるほどねぇー。落とされる未来が見える見える。神を相手にするなんて勇者ぐらいしか出来ないんだろうし。

 それでも一矢報いたかったのか、なっちんは頷いた。


「なら……神に挑むのなら。身の程を知るがいい」






 アオハルを下りた自由さんがなっちんと相対する。何やら誰かと会話していたように見えたけど……。


「うーん。マジでやるとキャラロストするからなぁ……」


 手で空を切る。切られた、否、斬られたそこから眼球の如く裂け目が広がり、


「来やがれぃ」

「しゃ~」


 手でむんずと掴んで引っ張り出してきたのは黒い何か……少女である。首根っこを掴まれてぷらーりとぶら下がっている。黒尽くめの巫女服に包まれた彼女はくねくねぱたぱたと水揚げされた魚のような動きを見せた。

 ぺいっと上空へと投げられるとくるりと1回転して着地。うーん10点満点。


「後衛のコイツにさえ落とされるようだったら勝負の話は無しな」

「しゃしゃ?」

「やっこさんをぺちーんして貰えればええんやで」

「しゃ!」


 袖をふりふりしてお返事する少女。



「それじゃあ容赦しないんで」


 先程も目にした獣が7体、海を割いて顕れた。色とりどりの鯱が周りを踊り、主の敵を威嚇する。

 海獣の巫女が吼える。


黒華(コクカ)、推参」






 軽く跳ねて祝詞が紡がれる。今一度、海を支配せよ。


「花を手向ける

 鬱屈を顕す

 顕れる黒鯱(フィナーレ)に祝福を

 鬱屈展開・第壱段階(ノーマルモード)

『あれ?まだ書けてないんだ?』


ごめんね新入生歓迎会とかしてたら遅れちゃって。


『ほぼ義務で行ってるってマジなん?』


半分ぐらいね。


『もっと自由に行こうよ、折角の大学生活だよ?』


コロナ禍で何もできましぇん!


『アッハイ』




『ところでだけどこの話を投稿した時に気付いたらしいよねアレ』


アレ?


『10000PV達成』


あーはいはい。その節は本当に読者の皆様に感謝申し上げます。すっごくうれちい


『で、翌日の午前中にアクセスチェックしたらその時点で前日越えてたんだって?』


そうなの。怖いの。まだ書けてないの


『そういうことらしいので読者の皆様には申し訳ないですが3日ぐらいはお待ち下さい』


ごめんなさい……


『てかそれなら僕の方を更新して欲しいんだけど。3年空いてるよ?』


ごめんなさい節操なくて


『時系列何とかして☆』

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