磯の先の0の使徒 Ⅴ±0i
[はい、ということです]
うぉふ?(何が?)
[現時点(2020年8月13日8時ちょっと前)では未投稿ですが真生多脚蜘蛛戦の『i』の意味ね]
うぉふ……(はよ投稿しろや……)
[まあ本編書いてると時間無くなっちゃうし]
うぉふ(で、それがどうなのよさ)
[我々邪神が司るアレっすね、それで色々ありますね]
うぉふ?(はぇ?)
[つまり、ボクならi、他の邪神ズがそれぞれ+と-、0ってことね]
うぉふ(つまり今回は)
[我と]
[吾輩と]
[てめえらマジでやめろコラァ!]
[えー?駄目なの?]
[頼むから帰れ?な?]
[[[やだ]]]
[胃に孔が開きそう]
うぉふ(お大事に)
うぉふ(まあそれはさておき)
[今回はクレイジーカジキこと過喰がファンブル達を襲います]
うぉふ(あと無駄に多いフレンドリーファイアね)
[寧ろコイツらフレンドリーファイアしかしてなくね?]
名前しか分からなかったけど、過喰……カジキか?をアオハルの上から観察する。
おおよそ一軒家2つ分ぐらいの巨体を持ち、身体は気球の飛行船のように長細く丸い。僕達を見失ったと思われる過喰は、ウソギンチャクを宙を泳ぎながら貪っている。はぐはぐではなく、泳ぐ勢いでガポッといってやんの。お腹はち切れんのかな?
『グリュルルルルル……』
「お?バグ修正もうきったの?」
「流石ふぁわわ運営対応が素早い」
「だとしても追い詰められてるのは変わり無いよ2人共?」
「「現実逃避って知ってる?」」
過喰がバグを乗り越え、普通のモンスターの鳴き声になった。数秒でバグを直すなんて運営頭おかしいと僕思うの。監視でもされてるのかな?…………もしかしなくても……奴かァァァア……!
なっちんに言われてアオハルから身体を乗り出す。てるるの錬金魔導を頼りにする為の人柱になるのだ。
というわけでてるるに視線をやる。
「…………」
「…………」
「…………逝きなはれファンブルゥオ!」
「ひゃっほぉおおおおおい逝ってくるよてりゅりゅううううううう!」
「カラダニキオツケテネ!」
「ウイイイイイイイイイイイイイイイ!」
「何だコイツら……」
なっちんが絶句しているけど無視して跳躍。というかなっちんには過喰の挙動を解明してもらうという最大級の任務があるのでお気を確かにして見守ってくだちゃい。はいっ!
「……うわぁ……狂人こぁい……」
「「鏡見ろよ潮干狩り狂いァア!」」
「黙れ!」
さて空中に飛び出したは良いがどうしようか。纏めてリスポーンしたリーニィちゃんとはアオハルの上でお別れしているので1人である。標高(?)50mぐらいから踊り出した僕ですがやることがなくて何とも言えない時間であります。
とりあえず検証するかな?
まず取り出したのは最早コレがなくては始まらないとコメントで話題になってたキングワーム爆弾。『うわでた』『爆弾魔』『ボム狂い』『何かを爆破しないと生きていけない狂人』とか言われたのでもうコレ恒例行事で良いよね。ちなみに一番好きなコメントは『こんにちは!死ね!(口に爆弾を捩じ込みながら)』だね。是非ともその視聴者の方には体験して頂きたい。是非とも。ええ是非とも。オコッテナイヨ!
「オッルァ!ゲリラボムゥア!」
収納から10個程を空中に放り出して雨を降らせる。その内の数個は着陸の為の落下速度低下に回す。流石にダイブ(命綱無し)は即死だからね。爆風で弱めてから綺麗に着地を。出来るかなー?うふふふふ……!
更に取り出すのは皆のネタ枠ことクソデカハリセン。当たればいいなー、って事で風で爆弾を過喰に押し付ける。まあ本命はてるるだから。
そんでざーっくりとやることやって、足元の爆弾を爆発させる。爆風でふわりと宙を舞い、ついでのハリセンで地面を叩いて衝撃を更に殺す。叩くってもふわーっとね。
そうして着地を決めたところで……アッハァアアア!死ね!(フレンドリーファイア)
「錬金魔導解放、Lv.03『花火融てめえファンブルゥウオオア!コレが狙いかァア!」
「御陀仏御陀仏」
「引火するぅうううう!とりあえず過喰てめえは禿げろ!Lv.05『蒼焔審蝋』ゥウオんっひぃ」
続いて降ってきたてるるにも爆弾が当たるぐらいの風向き調整をしたことでてるるがぷっつんした。そのせいかいつもの花火ではなく新たなクレイジー錬金魔導をぶっぱなしおったな。
美しい青い炎がてるるの手からどろりと落ち、一気に拡散して過喰を包み込む。ちょっと危険性がおかしい感じがヤバいけど、これは効くだろ。
……よし効いた!てるるは予想通りに吹き飛んで過喰に向かって飛ばされ、平仮名の『つ』みたいに海老反りで特攻していく。やったね!
……てるる『は』予想通りに吹き飛んだ。
過喰が徐に口を開け、濁った魚の眼球を動かして青い炎を見据える。そうして過喰の口に、てるるの錬金魔導が……喰われた。
温度も高いだろう。もしかしなくても放射線とかもあるのかもしれない。他にも有毒なガスとかも指向性を持って狙撃された。
しかしデカブツは口を開けただけで全てを吸い込み、何も無かったかのようにてるるの錬金魔導を無に帰した。
くるくると回ることは無くともコミカルに吹き飛んでいったてるるは過喰の額にクリーンヒットする軌道を描き……
「ぎゅびりゅにゃっ!?」
見えない何かに弾き飛ばされた。
鬱陶しい蝿を何らかの方法で弾いた過喰は、その身体からは想像出来ないくらいの速度で距離を詰めててるるに突進する。
勿論過喰の数tは超えるであろう重量と奇妙な程の速度、そして吻という鋭い構造物の先端にかかった過度な貫通力を伴った圧力によりてるるは腹部に巨大な孔を作られ、死亡する。岩に追突した過喰はぐいぐいと吻を抜き、失ったカロリーを補給する為にかウソギンチャクをより荒々しく喰らい始めた。
……はっきり言って良いかな?
「謎の攻撃を吸収するおくち!」
「謎の物理的ガード!」
「ダメージが通らない!」
「「「何より動けるデブが一番怖いんだよなぁこん畜生が!」」」
アオハルの上のてるるとなっちん、合わせて3人の嘆きが過喰へと突き刺さった。
ちなみにそれで居場所がバレて過喰さんに百舌鳥にされた。濁った魚の眼球を付けた家が時速170㎞ぐらいの勢いで来てみ?動けなくなって死ぬで。ついでにハリセンも貫かれかけたけどちゃんと回収しましたよ。
リスポーンしてすぐに、パパの死亡に荒ぶっていた虫娘3姉妹が駆け寄って全身撫で回してきたので順番に背負い投げし、これまた荒ぶるてるるの苦無を弾く。
八つ当たりしてるるを吹き飛ばしてなっちんの元に向かうが、なっちんは難しい顔のままである。
「いや君達の馬鹿見たら笑うから必死に攻略考えてるんだけど?」
「ほーらリラックスリラックス」
「ファンブォォォオオオアアアアアア!」
「供物ッ!」
「ぴぎゃぁあああご飯にされるぅううう!」
「うっひひひっ、や、やめぃ!」
後ろから襲い掛かってきたてるるをひょいっと回避して過喰さんのご飯にしてみれば、なっちんは表情が解れた。ほらほら難しい問題は後よー。今は兎に角ダメージを与えられるかを見ないと……。いや矛盾してね?
なっちんと気分を落ち着かせていると、てるるがリスポーンしてくる。そして真剣な表情で歩いてきて言った。
「ファンブル、ちょっとアレ見て」
「アレってなぁに?」
「ほら、過喰の頭!」
てるるが過喰の方を指差してえいえい!あそこあそこ!とじぇすちぇあする。何だろう、いつもの馬鹿やるための隙作りじゃないのか?
「え?何々?」
「ヨッシャくたばれェア!」
「テメくそぅッぁばぴゅう!」
チックショウ信じた僕が馬鹿だった!予想を裏切らずにてるるに蹴り飛ばされて過喰の額にストライクショットされかけ、ふとてるるの言う通りにそこを見る。
――――――爆弾のダメージとして、小さな傷が、ちゃんとそこにあった。
何故ガードされていないのか?謎のガードは一度きりなのか?それとも他の条件を満たした?
一瞬の内に幾つもの疑問が浮かんだが、すぐに過喰の前方に弾かれて奴の口内に誘われたのでその光景は長く見られなかった。
……。
これは、検証も兼ねて、生放送でやっちゃうか?触手変態大暴れ。
そしてとある次元のとある時空間。
「ねぇれっちゃん!ここも美味しいよ!」
「あーはいはい……爪じゃねぇか!あっでもお菓子みたいに摘まめる感じでボク好きかもコレ」
「でしょ!」
「いやそうじゃないんよ!」
「?」
「不思議そうな表情をしおってこの邪神!」
「あ、れっちゃん!ここも美味しいよ!」
「てんどぉおおおおおん!」
「?」
コトッ
「そういう天丼じゃあなぁぁあああい!」
邪神と邪神のお話は、難航も難航していた。
実際Vaemilriorはその異常なまでの攻撃力によりほぼ封印と言えるような措置を取られている。定期的に上から補充される食糧をひたすらもっくむっぐする時以外は殆ど1人ぼっちであり、実は寂しいのである。そう、もちゅもちゅと1人で喰べている時も『あー寂しいなぁ、皆と喰べればもっと楽しいのに』と思うことも多々ある。大抵は『でも分けると減っちゃうしいっか!おいちぃ!』と喰事に戻る訳だが。
そしてRerzoviamがいる今こそすぅぱぁVaemilrior仲良しもぐもぐタイムに最適なのである。仲良し仲良し嬉しいな!とVaemilriorは考えているのだが、まあRerzoviamの思いなど考慮していないのでここまで十数分天丼の繰り返しであった。天丼の意味を理解していないVaemilriorが、美味しくさくさく揚がった天ぷらの乗っかった天丼を出してガツガツ食べるところも含めて天丼である。おいちぃ!
Rerzoviamは別に美味しいものが食べられるぐらいなら大丈夫なのだが、これ以上時間を取られると流石に精神が死ぬので話を始める。
「ん、でだVaemilrior」
「にゃにんぐっちゃにちゅ、うぇっちゅあん」
「飲み込んでから話せ馬鹿!」
「んん!にたゅにたゅ……んくっ。ごっくんした!」
にぱにぱして口の中を見せてくる目の前の輩に、Rerzoviamが若干老けた表情で今回その輩ことVaemilriorを強襲げふんげふん、訪ねた原因、すなわち過喰のテキスト表示バグの事を伝える。
Vaemilriorは『ほへ?へ?はぇえ?』としていたが理解したようで、はいはい!と手を上げた。
「ふぁわわの奴だよね。うん!頑張る!」
これでも偉大なる邪神である。Vaemilriorはふんすふんすと鼻息を荒ぶらせて意思を伝えた。
Vaemilriorが血だらけの顔のまま、その権能を動かし始める。ウインドウを真面目に叩き、腕をはむっと齧り、ウインドウを見て、齧り、齧り、齧り、齧り、美味しかった、お代わり、齧り、齧り、
「オイコラ喰うのをやめろ!」
「ひぎゃ!怒られちゃった!」
Rerzoviamに腕を取られて若干涙目で……ぐすっ、ぐすっ、ウインドウを操作し、過喰に関する情報を摘出し。
「じゃあ、頂きます」
0の邪神はバグを喰らう。
「ご馳走さまでした。ほら!れっちゃん!返して!返して!ねえ!」
「はいはいどーぞ」
「んっふぅん!ふふーん。はぐっ」
バグを0へ葬ったVaemilriorはRerzoviamに没収されたソーラーベアの腕を早く返してと催促し、修正用プログラムに修正を要請する。そしてぱくり。おいちぃ!
何回目かの溜め息を吐き、Rerzoviamはウインドウを開く。自分と同じく主に『編集』された修正用プログラム、『Branched A』へと謝罪のメッセージを送る。
すぐに帰ってきた返信を見れば、『あはは、まあVaemilriorちゃんはしょうがないからね。時々は息抜きするんだよ!【ORIGIN『A』により規制】にも顔見せするんだよ! Branched A』とある。数多くの仕事があって分割してそれに取り掛かっているとはいえ、迅速な対応にRerzoviamは敬意を隠さない。
そして一件落着してRerzoviamが時間を動かし、Vaemilriorと別れようとした時。
「んー?ということは……過喰と戦ってるプレイヤーがいるの?」
「おぐっ……そこまで踏み込む必要は……」
「んん!分かった!れっちゃんのお気に入りなんだ!だからか!」
「……」
実際ファンブルは見ていて飽きない。しかし……Vaemilriorと鉢合わせると……ろくなことにはならない。確信。ボクは詳しいんだ。
Rerzoviamはすっっっっっっごく面倒そうな表情で抗議する。
「普通に関わらないであげて欲しいなぁ」
「んー?何で?」
「そもそも邪神と相対することが人間には重いんだよ?」
「へー?」
「……なので出来れば関わらないであげて?」
「(´Д`)」
「何なんだその表情!」
VaemilriorはRerzoviamを不満げに見る。
「れっちゃん!ずるい!その子と会う!」
「マジでやめろコラァ!」
「ぶー!」
「ぶーたれんな!ああもうやっぱり!」
RerzoviamにVaemilriorがじゃしんぱんちする。ぽかぽかぱんちと同じく威力が無さそうに見えるが……邪神のパワーは伊達ではない。瞬時に時間を止め直し、Rerzoviamは光速で離れる。
ソニックブームがRerzoviamの軌道をなぞる。そしてそれを追従してじゃしんぱんちのソニックブームが……加速!更にVaemilriorが迫り、ぷんすかしてRerzoviamに再び殴りかかった。
「怒ったもん!」
「怒るな!」
嗚呼!キャットファイトにしか見えないのに次元にすら危機の及ぶ神々の私闘!規模は違えどチィとガスプの私闘と近しい凶悪な私闘!
Rerzoviamは世界の裏へと瞬く間に移動し、目星を付けていた場所へと動き『がしっ』がしっ?
「待てぇ!」
「ひぎぃやぁ!?何で来やがった!てか何故来れるんだよ畜生!」
「0iっていう数字は存在するもん!」
「だからと言ってここに来て良い訳じゃあなぁぁああい!」
Vaemilriorが次元の壁どころではないモノをぶち破って……いや、喰い破ってRerzoviamを追尾してきた。流石に予想外、と表に出ると狙い通りにSbvemgwyestがいた。これ幸いとアイコンタクトで情報を共有する。
(お?うぃっへろぉRerzoviam)
(Sbvemgwyest!Vaemilriorとは予想通りに交戦、頼んでた通りにお願いね!)
((´Д`))
(流行ってんのかよそれェア!)
(どうした?(^U^)戦闘しないのか?(^U^))
(腹立つからやめろボケェエエア!)
((´Д`))
(お前をVaemilriorに喰わせてやる)
(死ぬのでやめろ下さい。Fedcklmissも準備は出来てる、思いっきり発散させてやれヨ?)
(しゃあねぇな、やってやろぉじゃねぇかよぉ!)
(んじゃの)
(お?転移した?どうしたんだ「ばあ!」るるるるるるるるるる!?」
ここまでの会話が1刹那である。非常に高度な緻密で繊細の上を行く変態性能のアイコンタクトを惜し気もなく無駄遣いである。そしてVaemilriorの襲来を察知したSbvemgwyestは流石の会敵回避だった。
Vaemilriorと距離を取り、Rerzoviamは動揺を抑えて頭を振る。
「やれやれ、そんなに会いたいの?」
「うん!だから……ね!」
「鋭いジャブゥウオア!?…っとぉ!まあ、流石にボクにも意地があるからね、止めさせて貰うよ」
「……分かった。出し惜しみは無し。全力!」
「それ死ぬから手加減……クソッタレやってやろぉじゃねぇかよぉ!難易度振り切れてやんのこの野郎!」
ここに、数京年前の『Vaemilrior封印決戦』以来行われなかった、凶大な邪神同士の決闘が再度、同じメンバーで開催された。
「なあFedcklmiss」
「何だSbvemgwyest」
「やっぱりこの邪神大戦、明確なルール決めた方が良いと思うんゾヨ」
「我もだ」
「……」
「……」
「「この会話をしてる時点で手遅れということには前回と同じく目を瞑ろう……」」
ちなみにこの邪神大戦、第2回なので第3次げふんげふん、大惨事邪神大戦にはならなかった。うーんこの何とも言えない感じ。
あ、そうそう、前書きの通りにこれからの邪神がメインとして本編登場する時は今回のようになります。多分大体虚数になるのは皆のトモダチ眼帯の変態邪神が人気(極一部の人間、主にファンブルに)だからかな?強く生きろRerzoviam!
やっぱり色んなところにベラっちゃんのお友達がいるのはベラっちゃんの人気からなのかしら。ベラっちゃんの葉っぱはハートだから可愛いのよね。ベラっちゃんカァイイヤッチャァー!
あー、あとですね。
次の章に登場する予定の敵キャラのざっっくりしたラフ描き描きしてるんですが……見ます?
『ジュリエット・シリーズ』プロトタイプって言う作者の夜廻熱を取り入れたクレイジーシリーズなんですがね?
とりあえずコミック版シノアリスの赤ずきんちゃむがとてつもなく可愛いので読め。買え!2巻の最後の方とかカワイイ以外の何者でもない!アカズキニエルたそを崇めよ!そして贄となれ!(高度に訓練を受けた鬱描写に耐性のある変態)
ちなみに赤ずきんちゃむとてるるの『ボク』口調ですが殆ど関係ありません。




