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ファンブル特攻隊 in Fantasic Wonder World  作者: ニリとん
02 胎陛妖のクソ雑魚ラッシュ
27/50

磯の先の0の使徒 Ⅲ

[本日何と2話目を更新]

うぉふ(何故こうなったのか)

[そして実装されたテイム要素]

うぉーっふ……(マジでどうしてこうなったの)

[てるるの受難もあるよ!]

うぉふ!(寧ろそれしかないな!)


[やはりBGMはウルトラジャングルが良いかと]

うぉふぅ!(はぁっ!)

 てくてくと磯を歩く。水の中でちろちろと泳ぐお魚さんは太陽を跳ね返してキラキラ光る。うーんのどかな風景だなあー。


 ……。


「クソフジツボ絶許」

「好かれてんだよ」

「いらねえ!」


 てるるがやたらにフジツボンバーにボンバーされてリスポーンしているがのどかな風景です。


 さて目の前にやって来ましたのはカニさん。


<イロチガニ Lv.13>

<イロチガニ Lv.18>


「……なっちんさんやい」

「何だね突撃兵」

「このカニさん色違いあるの?」

「いえっす」


 赤いカニさんではなく、青と紫のカニさんである。そして赤いカニさんは熱を持っていた辺り……。試そう、爆弾を青いカニさんにぽーい。


「伏せとけ」

「「うぃ!」」


 ドッ!


 目論見通りに青いカニさんは水を操っていました。水蒸気爆発を起こして盛大に自爆したカニさんにはお念仏でもあげよう。ドロップクダサイドロップクダサイ。

 ちなみに紫のカニさんからは毒の殻がドロップに出てきました。良かった相手にしなくて。


 とりあえずなっちん大百科に質問。


「これ何種類いるん?」

「さあ?あ、でも白いイロチガニはテイムがオススメ」

「「そんなの出来るんすか!」」

「え?寧ろテイマー的な人では?」

「この狂人卵からなのでテイムしたことないんすよなっちん先生」

「しかも実際孵化させたのはエルちゃんとちーちゃん、姫だけっすよなっちん先生。あとてるるてめえ狂人とは何だよゴラァ」

「虫フェチファンブルさんどうも!……ぐぴぃフジツボ!?」

「またか」


 リスポーンしてアオハルから飛び下りるてるる。そろそろコイツにフジツボンバーの好きな香りとか付いてないか気になるな。


 そういえばなっちんが何をしてるかだが、これまでもなっちんはきょろきょろしながら貝拾いをしている。時々出てくるヒカリアサリを例のオリハルコン熊手で粉砕してはドロップのノーマルなアサリを底無しバケツに放り込む。いやぁ潮干狩り狂人。


 アオハルでゴロゴロしていた虫娘3姉妹に声をかけてエルちゃんを下ろす。ふよふよして下りてきたエルちゃんはそのまま肩に乗ってきた。そしておんぶスタイル。鮮やか。

 エルちゃんは肩に顎を乗っけてぺーっとりしてすりすり。あーはいはい。よによにうりうり。


「パパ、なーに?」

「テイムってどうやんの?」

「結婚式?」

「耳ある?大丈夫?病院行く?」

「パパーえっへへへぇ」

「はーいエルちゃん返却」

「ふぇええええええ!やだぁ!」


 ご機嫌エルちゃんにテイムの方法を聞いたところ、遥か彼方に会話のキャッチボールが飛んでいかれたのでエルちゃんをアオハルに返却。普通になっちんに聞こう。


「というわけでおせーて?」

「「コイツいちいち馬鹿なことしてないと死ぬの?」」

「そこの女子ちょっと僕に当たり酷くない?」

「おうてめえ面貸せや」


 てるるをジャイアントスイングして空中フジツボンバー狙い打ちで派手な花火にする。滅茶苦茶面白かったのでなっちんは爆笑してた。十分落ち着いてからなっちんはテイム講座を始めてくれることになった。なお自分の吹き飛ぶ様が面白くて笑ってたらアオハルから落っこちたてるるはそのままリスポーンしている。この流れ何ぞ?


 なっちんは歩きながら説明をしていく。


「まずテイムだけど、そらまあちゃんと意識のあるモンスター以外は無理だよ。例えば……フ、ジツ…ボンバー……とかは……んっふ、無理」

「堪えるのが無理なのかテイムが無理なのか」

「どっちも」


 フジツボンバーがテイム出来ないか、と今の僕みたいに考えたプレイヤーも多いようで、フジツボに話し掛ける奇妙なプレイヤーが数多く見られた時期もあったとか。それ映像からして混沌としてない?

 そしてなっちんが運を発揮し、謎のモンスターが出現した。


「お、珍し」


 ウツボである。磯の水溜まりにとぐろを巻いて蛇のように居座っている。


<ヤクウツボ Lv.24>


 なかなか強いが、なっちんは1人出ていく。表情カメラがてるるに渡されたのは狙ったのだろう、てるるが嫌そうにしている。はっはっは、これでフジツボンバーに殺された時の間抜け面が生放送に流れる。良いね!


 てこてことヤクウツボに接近し、なっちんは熊手を構える。


「ていっ!」


 可愛い掛け声と一緒に熊手が振るわれ、ヤクウツボが吹き飛ぶ。風圧だけで自身が飛ばされたヤクウツボは困惑と混乱の中である。そのままなっちんはヤクウツボに近付き、えいっと何かを投げる。


 ……ウツボがそれをはぐっと食べる。もぐもぐは出来ないようで、もっちゃもっちゃと一気に呑み込みながらヤクウツボはなっちんに近付く。普通に蛇。

 うねりながらなっちんに近付いたヤクウツボは、なっちんに軽く触れた。するとヤクウツボはぼふんっと消え、なっちんも帰ってくる。


「はい終わり」

「「何ですと!?」」

「ホントホント。ほら、ミズチ」


 なっちんが手を出すと、そこに小さめのウツボが出現した。何か可愛い。


 なっちんは続けた。


「さっきのウツボ。ミズチって名前にしたよ」

「「はへー……」」


 ヤクウツボ改めミズチはシャーッと僕に威嚇してくる。わふが可愛くやるがおー!ではないがなかなか可愛い。てるるが手を近付ければがぶっと噛み付く。……てるるが崩れ落ちた。毒ですか?


「……状態異常……麻酔……」

「あら動けませんのてるる?」

「感覚が無い……自爆してリスポーンする……」


 てるるはごろんごろんともたつきながらも転がってフジツボンバーにお迎えしてもらいに逝った。数秒後に多めのフジツボンバーが炸裂していたが関係はあるのだろうか?

 まあヤクウツボ君だが、なっちんの言う通りにレアらしい。毒を持っているこのモンスター、麻酔に最適なんだとか。倒しても良いけど、テイムする方が長く採れるから良い、と。はへー。


「で、テイムする時は、そのモンスターに合ったご飯とかをあげるんだよ」


 なっちんはそう言って収納からタコの脚を出した。ミズチが嬉しそうにかぷっと行った。うーん、何処で拾ったんすか?


「これアサリのドロップ」

「マジ?」

「ヒカリアサリは肉食だから……」


 てるるが自分の手の感覚に感動しながら下りてきたところで、色々と情報を共有。で、その白いイロチガニをテイムするにはカニさんの好きなモノを……えぇ……何?貝?


 うろうろしながら白いイロチガニを捜索。カニさんカニさん何処ですか?

 てるるが錬金術で水の壁を作れるようになってフジツボンバーの強襲がだいぶ対応出来るようになってきたとき、その子は来た。いや、いた。


 運命だろ、これ。爆弾の神様が憑いているのか?絶対テイムしなきゃ。そう思わせる名前がウインドウに出た。


<トラナマコトランス Lv.35>


 絶対TNT(トリニトロトルエン)だろ。


「ねえなっちん、あのナマコちゃんって」

「口から発射したエネルギーが爆発するね」

「よし!」

「「あっ……特攻隊お疲れ様です」」


 まずナマコが好きなモノって何?……ゴカイかなぁ……。とりあえずキングワームの死骸を投げて様子を見よう。


 いよいしょぉう!


「……」


 あら?お気に召さない?


 トラナマコトランスはひくひくと鼻を動かす。何処に鼻があるかは知らないけど、キングワームの死骸に顔を向けた。何処に顔?


 もぞもぞっと這い寄り、口先でちろっと味見する。何処に口?そもそも味分かる?ていうか対比で分かったけど30㎝ぐらいないか?でかくね?


 ちまちまと死骸に口を付けたトラナマコトランスは、ぶちぶちと一心不乱に肉を食べる。まくまくもにゅもにゅと食べているのが何とも可愛い。……食べるの早くないか?もう半分?

 一気に死骸を食べ終えたトラナマコトランス。ちろっと此方に頭を向け、にょんにょんと向かってくる。

 そしてテイムが……あ、まだ?もっといる?


 もにゅもにゅ、もにゅもにゅ。この身体の何処にどんな風に収まっていくのか、不思議で仕方ない。お代わり3つをぺろっと食べたトラナマコトランスは……えぇ……まだ?


「もう無いけど……他に食べれそうなのは」


 爆弾関係でガソリンを置いてみる。固形だからアレだけど、ちょっと無理かな?

 と思っていました。はぐはぐしてぺろりでした。……そろそろテイム成功しないかな?


「もう良い?」


 ふるふる。


「もう少しだけ?」


 こくこく。


「じゃあこれ食べたらテイムさせてくれる?」


 こくこく。


 はいガソリンどん。はぐはぐ。……良し。で、この子……どうする?成功したの?


『テイムしたトラナマコトランスに名前を付けてください』


 おっと。成功のようですね。






 というわけでトラナマコトランス改め『リーニィ』をテイム。トリニトロトルエンから取った。面影無くね?

 リーニィを触ってみると、ちょっと温かい。あとテイムしたらレベルが1からになるみたいだ。代わりにちょっと愛嬌のある感じになる。リーニィは……Nマコブシみたいに顔が出来た。可愛い。これでは飛び出る中身で攻撃しそうだ。


 なっちんの所に行くと、ほへぇって感じの顔だった。トラナマコトランスはなかなかテイムしたプレイヤーがいないらしい。良いだろリーニィ可愛いだろ。試しに頭に乗っけた所、ぐでーっと蕩けたのでそこが定位置になりそうだ。もしもだったら懐入る?と思ったけど頭の方が良いらしい。


「はあー……愛嬌ある顔だねぇリーニィちゃん」

「ぶゅ」

「やはりナMコブシか」

「やめろてるる、それよりお前もテイムしてみろよ」


 てるるはすっごく嫌そうにして……そうだな、てるる歩けばフジツボで死ぬって昔から言うし。どうしようね?






「勝ったわこれ」


 てるるが嬉しそうにテイムしたカニさんを見せびらかす。ちっちゃいカニさん、スナハマネキである。肩の上でハサミを振る姿は結構可愛い。……()()()()()()()()()()()

 このスナハマネキというモンスターだが、ざっくりと言えば土魔法特化型魔法使いである。1体では全く以て土魔法は出来ないと判断されるが、スナハマネキの真の脅威はその集団、スナハマネキの群れにある。……なっちん大百科より引用。


 てるるが持つのは大きめの手押し車。そしてそれが、今回てるるがテイムしたスナハマネキ『達』の仮設おうちなのだ。この手押し車もスナハマネキが作ったのだが、ちゃんと機能する辺りにこのモンスターの器用さ、そして異常さが分かる。わらわらしてちょこちょこするのは滅茶苦茶可愛い。


「この子達がいきなり出てきて槍出したのは焦ったよ。……小さかったけど」

「最早錬金術だよな。……小さかったけど」

「その高レベルの土魔法はてるるには最適だね……凄いよホント。……小さかったけど」


 そう……先程てるるが辛うじてフジツボンバーの襲来から生き残った時の話だ。そこにスナハマネキがいた。そしてよたよたとてるるが歩き、『わーおカニさんだぁ……錬金術師の……土槍ー』と適当に土から槍を産み出したのだ。スナハマネキはそれにつまようじさいずのつちやりを出して真似した。


「正直可愛いと思った」

「実際それエルちゃんとちーちゃんの孵化に通じるモノがあるから」

「あー、分かる」


 そこで、てるるはスナハマネキに色々な物を錬金術で作って見せた。するとスナハマネキもみにちゅあさいずで真似っこ。楽しくなったてるるがカニさんカニさんお友達になろおよ!と言った所、スナハマネキのテイムが成功した。


 問題はそこからである。


 スナハマネキがぴょこんとてるるから下りれば……


 ぴょこっ、ちこちこ

 ぴょこっ、ちこちこ

 ぴょこっ、ちこちこ

 ……

 ……

 ぴょこっ、ちこちこ


 これ果たして皆着いてくんの?とてるるがアホ面晒して涎を垂らすくらいには大量のスナハマネキが湧いた。


 そうして皆を名付けて今に至る。





「で、その『てるるシリーズ』はどうすんの?」

「とりあえず10匹残してアオハルに乗せてキングワームと遊んでてもらおう」

「りょーかい」


 てるる命名のスナハマネキ達。109匹いたので、最初のスナハマネキを孔明(よくも謀りやがったな)、その他寄ってきたスナハマネキ達を『照-001』から『照-108』まで適当に命名、以後てるるシリーズとして呼称されることになった。……こっからワンとか108(イレハ)とか通称が付きそうだな?考えとくか?


 そうしててるるシリーズの殆どがアオハルへと格納され、キングワームとの交流を始めた。とってもほんわかしている。ていうかスナハマネキ達がいきなり組体操を始めたんだが?やんややんやじゃなくてな?


 それは置いといて。


 てるるの頭に孔明が乗っかり、肩に001(ゼレワ)002(レレフ)003(レムミ)004(ゼムヨ)、てるるが錬金術で太股にそれぞれ備え付けた『カニさんホルダー』に005(オレゴン)006(オレーム)007(ゼレナ)、そして008(ゼレヤ)009(キューちゃん)010(レットウ)が格納された。

 いや無理覚えらんない。コードネーム付けたけど、普通にワンとかツーとか言った方が絶対に早いわ。


「ボクもファンブルのキングワームみたいなことになる日が来るとは思わなかったよ……」

「お前絶対指揮官の個体を作るべきやで?」

「そうだね。次はどのカニさんにしようかな?」

「「落ち着けそうじゃない」」


 なっちんと一緒に真顔で答え、とにかく進む。胎陛妖のポートポートの範囲を3日で踏破しなくてはならないのだ。急ごう。


 目の前にイロチガニの赤いのが見えたが放置。新規の方以外は面倒じゃなかったら素通りしますからねー。


 そして新しいモンスターが出てきた。……モンスターよりは妖怪だと思うが。


<ウラシマ Lv.24>


 ウラシマって絶対浦島だよな?そう思わせる名前をした宙を泳ぐ海亀が進軍を拒んできた。


「ギャオオオオオゥ……」

「「特撮の怪獣かな?」」

「多分そうだよ」


 ウラシマはゆったりと優雅な泳ぎを見せ……っく!?身体が重い!……成る程、水圧のデバフか!

 ウラシマが嗤うように鳴き、僕に接近してきた時である。


 シュッ!


 頭上のリーニィちゃんが口から液体を射出した。それはウラシマの怪獣染みた鳴き声を出す口に入り、ウラシマは飲み込んでしまった。


 そしてリーニィちゃんは勝ち誇ったように頭の上でだらーっとする。そう、先程大百科先生に聞いた話が合っていれば……トラナマコトランスの吐くエネルギーは爆発する。


 ドボッチャア……!


 大百科は間違っていなかった。リーニィが吐き出した液体は大爆発した。

 間違いはウラシマのごっくんでした。


 体内で爆発したことで肉は飛び散り、骨と混じって飛んできた。リーニィに当たるといけないと咄嗟に腕に移したが、行動の直後にウラシマの頭蓋骨がピュッと飛んで頭を掠めた。リーニィちゃんはぷるぷるして身体を擦り付けてきた。良かったね。ふにふに。

 そしててるるだが、孔明の指示でスナハマネキ達が一斉に壁を張ったことで何とも不思議なガードをしていた。そしててるるが土壁を錬金術して一部を透明にして視界を確保。何だよお前相性良すぎか。


 何処かのなっちんは神具を振った風圧だけで防御していたが攻略班は強いで済ませよう。気にしない気にしない。


 攻撃の判定となってしまっていたため、収納に格納して終わらせられなかったウラシマの自爆。ちゃんと甲羅の破片を触ったら全部格納出来た。亀肉ドロップー。すっぽん的な?


 色々トラブルもあったが、なっちん's☆レーダーマップ(攻略班のマッピングデータ)に因ればもうすぐで磯エリアも8割方終わるとのこと。頑張って進めていこう。

別にヤクウツボもスナハマネキもトラナマコトランスも皆出す予定ではあったよ?

テイム要素がクレイジー鉱山であるから伏線入れようと思ったらこうなっただけだから(白目)

いやお前流石に煩悩の数だけ名前考えるのは幾ら語呂でも無理ぞ!

よって出て来次第色々やる(?)

どうだろ、次の次ぐらいで磯エリアのボス戦かな?

勿論奴の手先っていう訳では無いが、それでもまあ……おっと誰か来た。


マスクしろマスクしろって言うから被る方のマスクしたってネタあるけど、多分アレの方が絶対効果あるから。街中をタイガーマスクが闊歩するのは世紀末だけど絶対効果あるから。ニリとんはペストマスク(口元丸出し)なので無理ですね。


それにしてもお腹すいた。そうは思わないか[うん!ぺこりんちょー!]ちゃんよ?

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