磯の先の0の使徒 Ⅱ
[最近某小説の最終回を思い浮かべて早く書こうと考えた筆者]
うぉふ(さくっと更新)
[今回はBGM……うん、ウルトラジャングル]
うぉふ(せいやっ!)
[ハッ!(嘲笑)]
ポートポートの目の前の海は胎陛妖と言うらしい。今僕達がいる砂浜は胎陛妖の磯エリアの一角らしい。この先に進むと磯が広がっており、中ボスを倒せばその先、沖エリアに進めるとの事。
敵モンスターは海の生物。さっきのカニさんもそうだ。まあモンスターなのでちょっと違うけど大まかに言えば海の生物である。
例えば目の前のコイツ。
<ウソギンチャク Lv.22>
突っ込み所は満載である。
何故か浮く。イソギンチャクかと思えばウミユリに近い見た目。移動はクラゲに似ている。
そしてふわふわするので攻撃が当たらない。
「ああああああファッキンギンチャク今すぐに燃やし尽くして灰にするぅううう!」
「落ち着けまだ早い」
「だってアイツ!アイツ!ああああああ!」
最後に最もその場で魅力的な女性に攻撃をする。この場合、何故かてるるになった。
なっちんがコメントをチラッと確認したが大荒れだったらしい。てるるも荒れてる。落ち着け。
何とか気を引こうとエルちゃんが風を起こしたりちーちゃんが貝殻を豪速球したりするがてるるに近付くウソギンチャク。フィーヒヒヒ!とでも言うように近付くウソギンチャクにてるるはガチ切れである。
そしてその時は来た。
「ッアアアアアアアアアアアアア!」
「あっ待て」
「ファッキンギンチャクゥウウウウウウ!」
ぷっちんしてるるが僕の拘束を振り切りウソギンチャクを燃やし尽くす。スッキリした様子のてるるだが灰すら残らないような温度の高熱錬金魔導だった為に素材回収は出来なかった。だから待てと。
あーあ、となっちんと顔を見合わせるが、てるるは気にせずひゃっほーい!とステップを踏む。転けるぞ、まだ砂浜だし。
そうしてるんるんした様子でてるるが進む。そして転けた。馬鹿め。
……うん、てるるが何故かモールス信号でSOSしてきたので駆け寄る。ぺったぺったと近寄れば、てるるが足を指す。
<シジミミック Lv.12>
「成る程そういうのもあるのね」
「とって……くれませんか……」
「ファンブル、シジミミックはドレイン効果があるからすごく怠くなるんだよ。取ってあげたら?」
はー。そうなんだ。大百科☆なっちんちゃん先生に聞けば『トライアスロンを2周した上で貿易の商談を大企業とするぐらい怠い』らしい。何だよその例え。
……。
えー、ここでコメントをチラッと見てみる。
『分かってるよな?』
ヤクザスタイルで屈み、てるるを見下ろす。
「……じゃあの」
「おいコルルァボケェア!」
「あへへー聞こえにゃいにょー」
「てめえは討つ」
「ハッハッ、やってみたまえ」
てるるの頭に指を当ててぐりぐり。ハッ!雑ァ魚め!転がってる癖に何が出来るって言うんだよばー「焦げろ」あびゃあ。
復活。てるるにまたしてもエンチャントファイアされて上空のアオハルで身体を起こした僕は、狙いをつけて地上に下り立つ。ついでに石ころを投げてぽいぽい。
勿論、全部てるる目掛けて。
「死ねゴラァ!」
「動けない人に暴力振るってる!」
「だまらっしゃい!」
「ぼぷぴぃ!」
ポリゴンと化して消え去ったてるる。ついでに飛び散ったシジミミックを殴りつけて葬って回収していく。この貝普通に雑魚だな。ドロップはシジミなので後で食べよう。
このあとてるるに頭を蹴り飛ばされたのは言うまでもなく想像つくだろう。なっちんの微妙な表情がとても印象的ですた。
てるるとなっちんと一緒に楽しくド突き……お付き合いしながら砂浜を進む。そして、待望の磯っぽいエリアに到着。一応これまでも磯エリアだったけど、ここからが本番みたいな所はあるね。張り切っていこう。
てるると肩を組んで、その先になっちんが入る。
せーの。
「「「はぁーじめーの、いーっ、ぽ!」」」
ヒュンッ
「ぐぼらっ!」
「「て、てるるぅううう!?」」
「……あっ!ファンブル退避!」
「了解距離をとるしめやかに散れてるる」
「おいこらてめえらふざk」
ドゴゥオン!
「ぎゃぶぉーー!!」
……。
えー、何があったか分かるか?分からないな?なっちんの指示に従ったらてるるが突然爆発した!何を言ってるのか分からねぇと思うが……
「フジツボンバー……ここで来るとは」
「知っているのかなっちん」
「ああ」
若干笑いを堪えているなっちんが説明してくれた。
今の攻撃の正体。それは、イカれたフジツボ。フジツボンバーの攻撃であった。
フジツボンバーは接触によって起爆する設置型爆弾のモンスター。要は地雷である。自身に溜め込まれたエネルギーを爆発させ、自分の固い殻を吹き飛ばして攻撃するクレイジーフジツボであるコイツ。一番ウザいのは、遠方に隙のある生命体を、特にプレイヤーを発見すると……『自分から』起爆して一部のエネルギーを射出し、急接近。そのまま近くでドカーンするのだ。
今回てるるはフジツボンバーに着弾されてしまった。まあ3人密集してたからね。ていうか自分から敵に飛び込んできて自爆するスタイル嫌いじゃないけど腹立つのでやめてほしい。
アオハルからてるるが下りてくる。
「ねえボク何で死んだの?」
「突発的に飛び込んでくる爆弾フジツボに追突爆破事故」
「面白くないかそれ」
……あれ、よく考えてみりゃシジミミックにしろフジツボンバーにしろ、戦闘中に入ってこられると滅茶苦茶ピンチか?
周囲への警戒を引き上げ、ゆっくりと磯を進む。たまーに爆発音が聞こえるんだが怖い。
なっちんに玉突きフジツボ追突パーティー全滅爆破事故とかいう名前からして面白い事件の話を聞いていたら、カニさんが現れた。ちょこちょこ動くスタイルはイロチガニと似ている。しかし……何かこう……神々しい?
ウインドウ確認。
<シオマネキ Lv.27>
強くないかお前?
そしてなっちんが顔を強張らせて退避し、声をかけてきた。僕達にかけられた言葉は警告。
「ソイツ滅茶苦茶理不尽だから注意して!足元に警戒!」
「「了解!」」
ささっと左右に分かれ、シオマネキを挟む。シオマネキの視界の丁度ギリギリに入り……シオマネキは目をぐるっと動かした。そうだねカニさんって横も見れるよな?知らんけど。
徐にシオマネキは口をもごもごと動かし泡を吹く。ぽこぽこと楽しげな音を出してシオマネキは腕を上げ……鋏を鳴らした。
「下!」
なっちんの警告を素直ーに聞き、後方にジャンプ。バク宙とかは出来ないし普通のジャンプである。だからこそ見えた。
そこに塩の柱が、建った。え……シオマネキって……え?塩之大天使ってことですか?
かちり。
ひゃおう!?コイツ鋏を鳴らしたら塩の柱を出すのか!しかもこれ柱っていうか木ぐらいの高さないか?向こうを見るとてるるが塩に錬金術をかけて空中に待機していた。お前何かと応用力高いな。
てるるが上空から……行ったァ!
「食らえ!錬金魔導解放、Lv.03『花火融解』!」
真生多脚蜘蛛戦で良く見た錬金魔導をシオマネキにぶつけたてるる。爆風を使ってふわっと着地し、此方に走ってきた。
「やったぜ」
「すげぇよおめえは。……多分殺ってはないけど」
「知ってる。ファンブルも頑張れよ?お?」
「うっせ」
煙が晴れると、そこにあったのは白いかまくら。もっと簡単に分かりやすく言えば、塹壕かな?
塩がさらさらと崩れ、内部のシオマネキの姿が見えた。……左の鋏を壊したか。先端がどっか行っちゃって鳴らせなくなってるな。んー……もう片方も同じ感じの戦法で行くか。
流石にまだ触手スタイルを晒すのは早いと思うのでいつもの爆弾押し付け特攻隊スタイルで行こう。さあ見てろ視聴者共。
「ヒャァッホォウ!人生も芸術も!爆発じゃあ!」
「うっわファンブル逝った」
全速力で走りながらキングワーム爆弾を投擲、フェイントを交ぜて接近!塩の柱で防御と攻撃を兼ねているが、シオマネキはその場から動こうとしない。勝ったな!食らえい!顔面にシュウトォ!
シオマネキに上から襲い掛かる。ハッハァ!
ヒュンッ
「ハサミィ!」
華麗なハサミジャブで僕は殴られた。そら位置的にも殴りやすいよな。
でもぉ!本命はそのハサミィ!サァァァアンキュウウウウウ!
「キャストオフしやがれ!」
ドガーン!
復活。姫に視線を向けて合図し、大空に……うん抱っこじゃない。よしよしいい子いい子。つんつこしよか?よーしよしよし。でも今戦闘中だから。
姫に頼んでふよふよっと宙に躍り出て楽しくエンチャントファイアしているてるるに合流。セイヤー!と掛け声出して殴りかかってるけどちょっとそれ頭から光出す方だから炎は違うぜ。
……お?
殴りかかってる?
「おいてるるゥウウウウウウ!状況簡潔によろしくゥア!」
「パターン変わったぞファンブルァ!」
「許して!」
「呪ってやるかんなてめえ!」
ぶちギレてるるが塩の鎧を纏うシオマネキに猛攻を仕掛けるが全く応えていない。ぬーん、意味無さげだしそれはどうなんさ、と思ったが違った。隙を見て本体に錬金術仕掛けてるわ。脚が3本ぐちゃぐちゃに曲がって先端がカニかまに変わってる。何故カニかまなんだよてるる。
てるるがシオマネキの塩をちょろっと奪い、硬度を高めた金属に錬金術しててるるらっしゅを叩き込む。表情とか完全にチンピラだがなかなか上手いこと塩鎧にダメージを与えている。
ここでフラグを建てておこう。
「よぉーしてるるが頑張ってる!勝ったな!」
「てめえ!」
そうしてニヤニヤふよふよしていると、姫が急に高度を上げた。……成る程生来の獣の勘か?
下を見れば……塩の柱キタァーーーーー!セーフ!セーフ!やったぜ!
てるるを見ればシオマネキの塩を突破して本体に攻撃していた。おお!
「くっそぉこの金属グローブ邪魔で錬金術が出来ねぐぴぃ」
てるるがアホミスでポンコツポイントを荒稼ぎし、慌てた隙にシオマネキがフルスイングでてるるをホームラン。アヒルが潰れたみたいな音と共に僕の下の塩の柱に激突した。衝撃で塩の柱がボロボロと倒壊しててるるを巻き込み……ぷ☆ち☆ぃ。うわぁ……。
故てるるに報いるためにも姫に投下してもらい、ヘソクリその1を取り出す。秘密兵器として保管しておきたかったけど、どうせ生放送してる中で使うと思うし無理なので登場して頂こう。
真生多脚蜘蛛素材をふんだんに使った工房のネタアイテムっぽい強アイテム。その名も!
「本編初公開ィイイイ!」
それを手にして走り、駆けてシオマネキに飛び付く。バサッと展開して……。上空に飛び上がる!
「メガトンハリセェエエエエエン!」
スパァアン!
綺麗な音と共にシオマネキが地に沈む。そしてその瞬間再び蹴りを入れて隙間にガソリンを捩じ込む。念押し念押し。
「ヒッホォ!兜割りィア!」
ぱきゃっ
固形物ガソリンがメガトンハリセンに押し込まれ、ぷしっと体液がシオマネキから吹き出した。よし。視聴者共見てるかー?うふふ。
テンション上がって自分でも何をしてるか良く分からないけど、とりあえずこのキングワーム爆弾をガソリンにくっ付ける。僕は恐らくこうしたいんだろう。なあそうだろ?
「にゃんにゃんにぃーーーー!」
おもっくそ振りかぶったメガトンハリセンをキングワーム爆弾に叩き付け……ひゃっほい!
どかーん!わぁい!
「君達頭のネジ足りてる?」
「たのちかった」
「ボクまんぞく」
「後で発注しとくね」
なっちんからバケモンを見るようにうわぁと言われたが無事にシオマネキを討伐した。死人が2人程いたけど復活したしノーカンな。
アオハルで休憩がてらコメントを見る。
『お疲れ様でした』
『狂気のかに道楽』
『ハリセン面白すぎ』
『流石に意味不明』
色々酷いな?……いやこのあと虚骸之死角仮面御披露目あるやん……ごめんなさいもっと頭の悪いことします……薄い本系統の触手ボーイになります……すいません……。
とりあえずハリセンについてご紹介しようか。
『ねえハリセン何なの?』
「アレねえ……このバカンブルがボクと一緒に……いや殆どコイツだな?まあ一緒に討伐した森のエリアボスの素材から作ったネタ装備ね」
『情報過多』
『エリアボス単独討伐だと!?』
『ちーちゃん無し?』
「そうっすね、また今度見せると、いや見せざるを得ないと思いますけど僕はメイン装備があってですね。結構見た目が薄い本なので控えたいというのと、ここのモンスターとは相性悪いと言うか……」
てるるがニヤニヤして肘で突いてくる。腹立つなぁ……吊るすぞ。吊るして全身にシジミミック付けるぞ。
なっちんが会話に入ってくる。
「えー?どうしてよ?」
「いや、そのぉ……自分の身体が変質するって言うか?とにかく切られたりすると痛くて」
「それ切られると痛いの?」
「正直漏らしちゃうぐらいに痛いっすよ」
『てるるちゃんのお漏らし?』
「消すぞ」
『『嬉しい!』』
なっちんには後で先に見せてみようかな?流石に虚骸之死角仮面を流すのはなぁ……勇気がいる。
まあいつかは付けないと面倒な相手とかもいるだろうし。いいや。
話をハリセンに戻す。
「それでハリセンですけど、こう……傭兵の工房?に木の棒とぶっ込んでみたら出来たっていう」
「出たチート設備」
『工房というよりはアレ改造現場だろ』
『アレを欲しいと傭兵になった奴等も多いと聞く』
『そういえばあのクレイジー鉱山の宝石入れたら放射性物質みたいなの出来たからクリフタルクリスの拠点使えなくなったわ』
『草』
『魔改造本当に面白すぎる』
クレイジー鉱山?聞いてみよう。
「ほいほい拠点使えなくなったコメントさんに質問質問」
『お?』
『てるるちゃんに代われ』
『美少女を写せ』
「ほい可愛い子」
『確かにツチノコは可愛いが!』
『そうじゃない』
で、クレイジー鉱山とは。
なっちんにも聞いてみる。多分知らない視聴者もいるだろうし。
「クレイジー鉱山はね、ビギムの南にある海の崖の近くの町、クリフタルクリスの中の鉱山だよ。色々鉱石とか採れるんだけど……おっとネタバレは止めておこう」
「気になるわ止めんな」
「ふふふ……もし行くんなら、洞窟内の作業に関する情報を探したら良いよ」
んー、なっちんが教えてくれない。しょうがない、楽しみにしておこう。アオハル強化のためにも訪れたいものである。
一旦ログアウトしてトイレ。……よし、進むぞい!
ちなみにコメントは適当なのでご容赦ちて。
あとそろそろ鉱山編書きたい(脳死)
植物のグレイグーはあり得るのだろうか。アマゾンの奥地みたいになるだけだろうか。
ところで誰かアマゾンズドライバー買って(おねだり)




