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ファンブル特攻隊 in Fantasic Wonder World  作者: ニリとん
01 圧倒的に酷い薄暗い森の攻略
10/50

蜘蛛と蜘蛛、そして我々 Ⅱ

うぉふ(お待たせ)

うぉふうぉふ(10話目!)

うぉふふ(今回で彼女達は進化します)

うぉふ(壮大なまでのフラグ)

うぉふ!(以後不定期投稿となりますのでよろしくお願いいたします!)



追記

うぉふ(わぁむがぁるずの服の描写しときました)

うぉふ!(着てる着てる!)

うぉふ?(ちーちゃんのばるんばるんは解放されてしまえばノクターンですね?)

 色々根掘り葉掘り訪ねられ、へとへとになった僕等は町を散策し、様々な買い物をした。情報量として大金を渡されたのもあるが、何よりもわぁむがぁるずである。


「何あれパパ!」

「あれは!?」

「「パパ!あれはなぁに!?」」

「ちょっと待って1度には無理よ」

「「ねえパパ」」

「アッハイ」


 これは頑張るお母さんとお父さんに尊敬を持つ良い切っ掛けになった。2人でこんなにキツいなら、三つ子とか2人目が双子だったとかの場合は……あー、凄いなぁ……!

 道中色々聞かれたが全てをてるるに押し付けて逃走した。生憎と逃走は得意でね……!ハッハッハ!許せ!









 そして待望の工房チャレンジのお時間です。


「しかし何とも面白いのを見つけたな」

「ボクに感謝しなさいね?なぁ……おい……脱走兵……!」

「ほんとごめんて」


 散策の成果、所謂音楽プレイヤーみたいな奴をてるるが入手していた。何とまあ素晴らしくBGMしてるソレを工房ルームに設置し、僕等は投入素材を確認する。少し悲しげな曲と朗らかな曲がそもそも入れてあるプレイヤーだが、リアルで個人が入手した曲もかけられる。アップロードだかダウンロードだかアウトストラーダデルソーレだか忘れたけど、そういうのして取り込めば良いとのこと。

 つまりどういうことかと言うと。


「一番面白いのはお前が海軍マーチを持ってたことなんだがな?」

「一時期はそういう系統に首突っ込むじゃーん?」

「分かる」


 世紀単位で昔の旧日本軍の海軍マーチが部屋中を賑やかにしてるんだな。あぁだなぁ↑すぅ↓てぇー↑きぉ↓ーう、せぇ↓ーめぇー、よぉーか↑しぃ↓ー。わぁむがぁるずは楽しそうにしている。ちょっとダンスするような曲ではないと思うが可愛いから良い。


「で、今回は奴のを?」

「せやで」


 取り出したのはクソカブトこと赤銅触手冥皇蟲(シニガミドウカブト)の素材。これに関して、僕はある希望を抱いていた。


 何がと言えば、こちら。メタルスネークのお肉です。コレをメインとして、このクソカブトのドロップアイテム、冥皇蟲のエネルギーコア、そして雑貨品のボトルシップを合わせて。


「れっつぁ、建造!」


 もし、もしもだ。この世界で船が作れるのであれば。航行可能であるとかは無しにしても、使い所はある。


 その1つとして、単純な質量と搭載量(破壊力)がある。要は圧殺である。


『兵器素材及び設計図の投入を確認。建造する艦種を選択、及び追加装備を投入して下さい』


「「おおぉ!」」


 予想通りの結果になり、工房の前にウインドウが表示される。船の建造は成功。で、艦種か。戦艦も戦艦で良いんだけど、個人的には……。


「航巡で。更にスタッグホーネットの翅と毒針、そしてクソカブトの前翅後翅も追加!」

「ほぉう、奮発なさる!」

『――――――投入確認。名称の決定をして下さい』


 うむ。どしどし入れて出来た航巡カッコカリだが、ここまで来たならかっこえーのにしよう。


「はい案募集」

「鈴谷」

「実在してますね?」

「じゃあしゅじゅや」

「可愛くしたな?でも駄目です」

「えー」

「パパが付けたら?」

「パパはお舟のパパになるの?」

「可愛い子がいる……げふんげふん。じゃあ決めちゃおうかしら」

「てるるさんせーです」


 どうするか。委任された。えー、無難に何か現象から取るか?


「……」


 外を見る。柔らかな日差し。そしてキングワームの群れ。ふと見れば隅にはガスプ姫のおうち。進化の大樹は1日ででかくなったな。6メートルはありそう。ほのぼのしてんな。


 ……春だなぁ。


「青春なんてどうじゃ?」


 唐突に思い付いた。つーか現在進行形だが。ちなみにこれでアオハルと読めば……あれ、結構良い?それでアオハルのオにイントネーションを付ければバレない?


「よぉしアオハルだ!」

「良いんとね?」

「「あおはるー!」」


『……空蟲航空巡洋艦アオハル、建造開始』


 そして始まったのは本当の鍛冶の音と機械の唸り声。あー、この工房、作るモノのグレードが上がれば上がるだけ本物っぽくなるのか?


 数分後。



『アオハル、建造完了』


 収納にログインしてきた新兵器のアオハル。ちょっと見たいのもあるけど、先に他のモノを工房に入れとこう。


「はぁいこのクソカブトの角と触手を入れまぁす」

「じゃあボクどぉしよぉかな、ビッグラットの牙とキングワーム爆弾、スタッグホーネットの大顎をぉ!」


 2人で苦戦した相手の一部をべこーんと工房に突っ込む。てるるは新たな兵器を生み出そうと配合を色々試している。

 勿論わふも色々突っ込んでいた。




 結果。


 おもしろいのいっぱいできまちた。


 ではまず僕の戦果について。


「何だこのロマン兵器。つーか仮面か」


 クソカブトの角から出てきたアイテム、その名も虚骸之死角仮面(ペストブランク)。ざっくり言えば仮面である。ヘルメットかもしれない。角をそのまま被ったみたいな、言ってみりゃペストマスクなんだが、これの効果は!


「ビームこと虚角深淵対消滅線(キエタウツロノユメ)の照射可能……!更に体内の肉を消費し任意の箇所から3対までの触手を展開……!人外プレイヤーどころじゃないな!」


 他にも色々効果はあったし、『一定の感情を越えると状態異常:疑似虚骸(モノクロセンス)へと移行』とかもあったけど、よく分からん!たのしそー!

 なんならアオハルから飛び出して波動砲げふんげふん。


 とりあえず着用。つよそう。


 そしててるる。


「はー、これはたのしそーですねぇー。何なん!」


 爆発によって牙やら大顎やらを撒き散らす爆弾が完成。要は手榴弾。良かったね、大量破壊兵器の1歩手前やで?誇れよ。


「ボクはなんかもっとさ、こう……ね?」

「ニュアンスで会話すんなよ……」


 てるるの作った手榴弾、つまりゃてるぅ弾。レシピさえ覚えたら後は錬金術で作れるらしい。キングワームを文字通り墓地に送り、ビッグラットの牙とかを添えて特殊召喚!奴等を纏めて吹き飛ばせ、てるるお手製手榴弾のてるぅ弾!

 しかしてるるは気付いてしまった。


「お、と。てるぅ弾が出来るのなら?」


 熟考するてるる。そしてぇ!嗤ったぁ!


「パ、パンジャ、パンジャンドラ……」

「!?え、お前、その、え!?」

「手榴弾行けるのなら、彼のクソ兵器再現とか可能……じゃないかな!?」

「おおおおお!流石!でもちょっとソレはさ!」


「「実用性が無い!」」

「流石は同志ファンブル!分かってらっしゃる!」

「同志てるる!そちらこそ!」


 イギリスの諸君が紅茶をサイコーにキメて作ったであろう面白兵器、パンジャンドラム。他にもアルティメットおふねハボクックとかの兵器も再現できるんとちゃうか?


 そんなこんなで色々遊んでお外に出たら、そこには例の3人がお供と一緒に遊びに来てた。勿論、視察ではある。でもまあね?そりゃ遊びに来た以外に何か言い方ある?視察だな。こりゃ座布団。


 お三方は何とも言い難い表情である。えー、理由?そりゃ明らかだけど?


 理由1ィ!


「キングワームがこんなにも大量に……!?戦争を起こしたりされれば終わりだな……」


 理由2ィア!


「何だあの樹は!?あんなもの見たことが……いや、まさか、進化の大樹!?有り得ん、こんな森の近くに生える訳が……!」


 理由3ンヌゥウ!


「アイエエエエ変態!?頭から角が生えた変態!アイエエ!」


 誰が変態じゃボケェ!




 ということで皆様を招き入れ、お話をすることになった。大多数がキングワームに怯えてたため、パフォーマンスや娯楽も兼ねて今から集団行動をさせます。指揮は我等がわぁむがぁるず。


「「せーれつ!」」

「「「「「ビィイイイ!」」」」」

『!?』


 2人が肩の上から声をかける。小さな身体から発せられたその指示にサーッと整列するキングワーム諸君。勿論こんな行動を見たことがない彼等は口をあんぐりと開けていた。ん?僕はその中に入ってるのかって?ハハハナニヲイッテンノ?オダマリ?


「てんこ!」

「ビィ!」

「「ビィイ!」」

「「「ビィイイイ!」」」

「「よし!」」


「「皆さんに……けーれぇっ!」」

「「「「「ビィイイイ!」」」」」

『ファッ!』


 可愛い子達とキングワームの共演。狂演かもしれんなこれ。とにかく卒倒されかけた皆様は僕の肩の上に癒しがありますので。とうぞ御覧ください。

 ちなみにパフォーマンスのチップにお肉をあげてみたら、前と同じように戯れながら食事を開始したので皆様の驚愕度合いが増した。まるで居酒屋のようなノリに着いていけないらしい。


 その後何だかんだ言って色々調べてもらったり見学してたりして、思い出した。進化の大樹ですよ、なんか短期間も短期間だけどかなりでかくなってんのよ。ということでちょっと実験も兼ねて。


「はい質問いいすか」

「何だねムシキング?」

「ムシキング!?」

「ハハ、冗談。して、質問とは?」


 モンスター学者だというお婆さんに聞いてみる。多分進化の大樹はモンスターではないが、些細でも情報は持ってるだろう。


「あの進化の大樹って何処が使えます?」

「ふむ。根、茎、葉、花、そして樹液までも使えるぞよ」

「何処でもいいんすね。効果の差は?」

「特にないの」

「うぃっす」


 よぉしよぉし。では、待望の進化タイムである。流石にキングワーム諸君を全員ってのは多すぎなので、3名にする。わぁむがぁるずと今や引きこもりみたいな扱いになりつつあるガスプ姫だ。


「てるるや」

「はいそ」

「ガスプ姫呼んできなさい」

「アイエッ!ムリデス!」

「キングワーム連れてっていいですよ?」

「ヨケイニムリデス!」

「じゃあ代わりに皆さんの相手をしてて」

「ソレハメンドイデス!」

「あ?」

「アイエエエエエエ!スイマセンデスタ!」


 適当な理由でガスプ姫(見た目蜂の子)を連れてこようとしたが、全力で拒否されたので調査団の方を任す。僕はキングワーム諸君を2名連れて姫を訪問する。


「へぇい姫」

「ぷぃ?」

「進化タイムじゃよ?」

「ぷぃ?……ぷぃ!」


 巣箱からちらっと顔をこんにちはしたガスプ姫。前に進化の大樹については話していたのですぐに察して出てきてくれる。理解が早くて助かりますよ姫!


 そのままキングワームの上にごろりと横たわる姫。んー、だらしねぇな!もぞもぞしてて可愛いのはある。でもちょっと日干し感するぞ?


「ぷぃぃぃぃぃぃいいいいいいいい……」

「お前……」

「ぷぃぃぃ?」

「いや、姫ともある方がだらしないなーって思ったけどそれよりその声止めろ」

「ぷぃ……」

「落ち込んでらっしゃる!」


 運ばれていく姫はどちらかと言えば出荷であったが、まもなく目的地に辿り着いた。姫はころろろろっ!と転がって進化の大樹にへちっとぶつかる。正直言えば『ピクピクしてて涎を垂らす姫』って思ったらとても危ないのだが、実際蜂の子なのでトテモ健全です。


 そして姫の追突で葉っぱがひらひら落ちてきた。うむ、流石姫!これを見越してらっしゃったのでありましょう!素晴らしい!ハイハイ満身創痍ですか、後で治療するよ。


 落ちてきた葉っぱは1枚。まずは姫に。


「ほれ葉っぱ。食べる?」

「ぷぃ!」


 姫はのそりと起き上がり、進化の大樹の葉っぱをもしゃりする。


「ぷぃぃぃぃぃぃいいいいいいいい!」


 もしゃっと葉っぱを食んだ姫は全身から光を発する。ぺかぁぁああああ!ってシャイニングガスプ姫した後、そこに()()()()()のは少女であった。


 蜂のようなカラーリングの帽子と手袋、そしてクワガタのようにがっしりとした軍服。その色は深く蒼に染まっており、明るい手袋の黄色が映える。将校の如く佇むその背にあるのは甲虫類の前翅。そこらの鋼より鈍く光を反射するソレが開けば、蜂の薄い翅が伸び、鋭く音を響かせながら飛翔する。






「ぷぃぃぃぃぃぃいいいいいいいい!」

「あ、喋れないの?」

「喋れますよ?」

「喋れよじゃあ!」

「甘えれるじゃあないですぷぃ?」

「ぷぃ?じゃないの」

「ぷぃ……」


 お団子金髪軍服ガールと化したガスプ姫。別に嫌いではないが、両肩の上の方々が文句を言ってらっしゃるのと耳を引っ張ってるのでちょっとそれどころではない。

 早速、翅を獲得したガスプ姫に予備も含めた進化の大樹の葉っぱを5枚ぐらい採ってもらう。文字通りにその飛行は蜂のものだが、お尻には何も付いていない。針は無いのかしら?


「はいどーぞ!葉っぱ!」

「おー、あんがとね」

「ついでにおうちっていうか巣も作るよ?」

「あー、うん。どうぞどうぞ」

「わぁいおうちおうち!」


 葉っぱをもらい、ガスプ姫のおうちの建設許可、と言っても蜂の巣だが、どうぞどうぞする。ガスプ姫は指を振ってスタッグホーネットを召喚おいちょっと!そして彼等に指示を出せば此方に戻ってくる。えぇ…働けよ……?

 にへにへとしゅりしゅりするガスプ姫。実際可愛い。よしよーし可愛いなー。擦り付けられるおむねはそれなりであった。多分手に収まるぐらいかな?とりあえずこんな感触も再現されてるのは素晴らしいかと。でもなぁ……。


「足、踏んでる」

「ぷぃあっ!?」

「気付いてしまったか……」

「お許しをお許しを……!お望みには可能な限り応えますので……!おむねです!?どうぞ!」

「さっきまで焦ってたよね?凄い押し付けてるけど目が凄いよ?」

「当ててんのよ」

「アッソウナノ」


 恐らくドジ属性の付与されたガスプ姫。そんなに痛くはなかったし軽かったのでどうってことはないが、ちょっとからかってみた。可愛い。でも変態も付与されたのかな?


 そしてそんなガスプ姫だが。


「お望みは立ち退きよ」

「パパから離れろぉ!」

「ぶぃあっふぉ!?」


 横から飛んできた白髪少女に吹き飛ばされ、どさっと地面に転がる。予想より汚い声で転がったガスプ姫はそのまま立ち上がり、罵声を飛ばす。


「ったぁ……!誰よアンタ!」

「くたばれ軍服痴女!」

「どぷぃあっ!?」


 彼女を吹き飛ばしたのは白髪の少女、その後ろには緑髪の少女。ばるんばるん揺れる白髪少女のおむねにガスプ姫は視線を送る。睨み付けない睨み付けない。成長するから。

 そして見なかったことにしていたが、緑髪少女のおむねは平坦であった。あー、なんか申し訳ないな……。でもそういう需要もあるから!


「改めましてパパ!チィだよ!」

「パ……父さん。ダエルカイツよ。これからもよろしく」


 抱き付いてくる白髪少女ことチィと、お淑やかに頭を下げる緑髪少女ことダエルカイツ。なーんかお転婆お姫様と冷静女王みたいな感じになったね。可愛いから良い。

 ちゃっかり服も着ている。2人ともブラウスというかワンピースというか、とにかくラフな格好である。でも佇まいが違う。エルちゃんはクールでサイコーにスラッとしててなんともスケベである。それに対してちーちゃんはむちむちへんたいぼでーである。腕も腿も美味しそうげふんげふんむにむにである。良いねぇ!

 しかぁし!そんな2人の間に大きな、文字通りに大きな問題が1つ!


「ねえパパ見て見ておっきい!」


 服の下から主張をする柔らかもちもちふわんふわんばるんばるんがエルちゃんには存在しませぇん!いや別に嫌いじゃないから!だから悲しそうに胸に手を当てるな!

 そして復活したガスプ姫。再びちーちゃんに噛み付く。


「2回もやった!ねえ酷いよパパ!よしよしして!」

「お前もパパと呼ぶのか……まあ可愛いからいい子いい子」

「ふぎぃいい!パパはチィのなの!」

「ぷぃーだ!」

「君達は子供かな?」

「「実際生後数日の子供だから」」

「アッソウダネ」


 ちーちゃんはその圧倒的質量を前方から押し付けてくる。ガスプ姫は左腕を掴みぎゅむーっと抱き付く。幸せだけど、エルちゃんが可哀想な状況だから落ち着いてください……!

 するとそのエルちゃんが後ろからぽすっと頭を当ててくる。








「……パパ……酷いよ……」

「アッ」


 父さん呼びでちょっと距離を置いといてからのパパ呼び。そして背中にちんまりと引っ付く。ある意味この子が一番策士なのかもしれん。そう感じた。

 ちゃんといい子いい子して皆を落ち着かせ、周りを見ればそこには驚愕と羨望、そして嫉妬の視線。


「ファンブルェ……」

「あっいえこれはですね」

「可愛い子達をてるるさんにも寄越しなさい」

「「「嫌」」」

「なぁーんでボクだけこんな扱いなのかな!?」


 そう、今までのやり取りを全て見られていたのだ。そりゃいきなりイチャイチャし出したら見るわな?約1名進化についての考察をいっぱいしてらっしゃるけどそれは職業柄仕方ないというかなんというか。

 ちなみにちーちゃんの服だが、胸元によだれ掛けが縫い付けられており、おしゃぶりもきちんと持っている。感慨深いものがあると思う。おしゃぶりちゅっちゅしてたちーちゃんがこんなに大きく(多義語)なるとは!








 突然、エルちゃんがぽつりと呟く。


「父さん、敵襲」


 その言葉の後、太陽が光り温度が上がった。


 空を見上げるとそこには大きな虫が滞空していた。その翅は血のように紅く、黒い円がぽつぽつと散らばる。後翅は存在せず、光で構成された翼が滞空を支える。顔と腹は黒く、何かを暗示するかのように白い紋様が浮き出る。6本の足は胴から垂れ、鈍い輝きを放つ。口は肉食の昆虫のソレであり、肉を引き千切るのに適した形状になっていた。

 頭上にある太陽を模したであろう光がゆっくりと消え、その昆虫は地面に降り立った。


「……ファンブル、そしててるる。アナタ達に救援要請を求めます」


 僕達に顔を向けて話し始めたソレは、丁寧な口調で『救援』を要請した。


「いや待てよ、誰だよ?」


 後ろ、前、左腕にいた虫少女達は僕の前に出て臨戦態勢をとる。どう見ても外道か魔王かに見えてしまう僕はその虫に尋ねた。


 すぐに返答はくる。


「私。私は、太陽神(ラー)=太陽神(マルドゥク)=太陽神(シンボンガ)。太陽の使者とでも考えて頂ければ」


 アルティメット太陽神は言う。


「アナタ達に、()()()()()の『アシテラグモ』の討伐をお願いしたいのです」

また今度追記してエルちゃんちーちゃんはっ付けときます[たので下を御覧ください]。ということで今回の投稿はここまで!これからもニリとんをよろしく!


ちなみにこの物語は[規制]なので出来れば[規制]の後に「あーそんな感じなんだー」って読んでもらう感じ。

続編も同時進行って良いよね!

でも頭がわりゅいぼくにはむじゅかちぃにゃあ。

とりあえず、続きはぼちぼちやってきますので。


感想等ありましたらお気軽にお寄せください。




追記その2


お 待 た せ

ア ッ プ ロ ー ド 完 了


エルちゃん

挿絵(By みてみん)

ちーちゃん

挿絵(By みてみん)


もっと画力があればヴぁるんヴぁるんするのに!

あーくやちい!

あっいえこれはですねエルちゃん。

エルちゃんのツンツン感すここのこですよ。

アッハイ

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