11 Katebakangun Rebellenarmee, wenn Makere
「着いた……。」
二人は屋上でそう呟いた。
そう、二人は屋上へ到着したのだ。
遠くを見ると『UN』と白文字で書かれている軍用ヘリがこちらに向かってくるのが見えた。
「……これで、全部終わるんだね……。でも父さんは……。」
ナジェージダは泣いていた。
エリーザはナジェージダの事を抱き締めると、
「……ステパンさんは、あなたに生きて欲しかったのよ……、そう言えば君の名前の意味、知ってる?。」
と聞く、するとナジェージダは首を横に振る、エリーザは笑ってこう言った。
「……それはね、き――。」
――パァン!。
突然そんな乾いた音がした。
見ると屋上の入口から一人の男が入ってきた。
――アドリアン・ログネンコだった。
しかし全身はボロボロになり、服は焼け焦げていた、そして何より左腕は無くなっていた。
アドリアンは、そのギラギラと光る目でエリーザたちを睨み付ける、その表情は狂気に満ちていた。
アドリアンは、
「あのステパンのクズが……、あいつは身体に爆弾仕掛けてやがった!。お陰で部下は死んで、俺はこのザマだ……!、俺はお前らを殺す。殺す殺す殺す殺すコロスコロス殺す殺す殺す殺すコロス殺す殺す殺す殺すコロス殺す殺す殺す殺すコロス殺す……。」
アドリアンは壊れていた。そして銃口をエリーザたちに、向け、高笑いをした。
しかし突然額から血を吹き出しそのままアドリアンは倒れた。
アドリアンの後ろには、一人の軍人が立っていた、その軍人がアドリアンの事を撃ち殺したのだ。
軍人はエリーザたちに敬礼をする、そして、
「大佐から頼まれました!、もしもの時は、ナジェージダ君を守るようにと!。」
と言った、二人は驚いた顔を浮かべた、その時頭上から、
『こちら国連軍!、縄梯子に掴まって下さい!。』
と言う声がした、いつの間にか頭上には国連軍のヘリが梯子を下ろして待機していた。
慌てて二人は梯子を掴む、そして、軍人に向かって、
「助けてくれてありがとうございましたーッ!。」
と言う、すると軍人は、
「いえ!、私は大佐への借りを返しただけですよ!、二人とも、必ず生きてください!。」
と言って再び敬礼をした。
朝日が昇る中、二人を乗せたヘリはそのまま遠くへと飛び去った。




