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俺は死神と言ったが…実は…その1
お前の生きざまはまさしくこの死神も目をそむけたくなるほど酷いものだった。まあ、いいさ。どんな人生だって、どんな最悪な人生だってそれがお前の人生だからな。
…なに、最悪な人生じゃない。
人を騙し利用しただけだ。だまされるほうが悪いんだって?人を利用して何が悪いってか?
なるほど、その開き直り天下一品だぜ。
そうでなくちゃあな。
それでこそお前だ。
ステーキの美味そうな匂いがプンプン俺の鼻をくすぐるぜ。
なんだ?
何を大笑いしている?
俺が痴呆症にかかってるだと?痴呆症の死神だと?
それで大笑いか。
俺をステーキと勘違いしている…だと。
言っただろう。お前は、ステーキじゃない
。
俺様にとってはお前は…ステーキじゃなく…ステーキ以上の代物さ。
そうさ。ステーキ以上のご馳走なのさ。
俺にとってお前は――
ステーキなんぞ足元にも及ばない“極上のご馳走”だ。
お前の魂は歪み、濁り、腐臭すら放っている。
だがな、その歪みこそが味になる。
その濁りこそが深みになる。
その腐りきった人生こそが、俺にとっては最高の旨味なんだよ。
だから笑っていろ。
その笑い声ごと、丸ごと食らってやる。




