第九章「ヴォラックスとの死闘」
騎士団長が抜いたばかりの剣が朝の最初の陽光を捉え、死の戦場に冷たい閃光を放った。
風は不規則に吹き、喉にまとわりつくような濃い悪臭を運んでいた。砕けた石畳の上には無残に引き裂かれた死体が何十体も散らばり、そのいくつかはまだ弱々しく痙攣していた。開かれた肉の上には蠅の群れが渦を巻いていた。血と内臓と排泄物の臭いはあまりにも濃厚で、兜の下にまで染み込んでくるほどだった。息を吸うたびに肺が焼けるようで、吐き気を催した。
ヴォラックス――千の牙を持つ悪魔。もっと血を欲していた。もっと死を欲していた。あの一人の男の死だけでは、その飢えを満たすには到底足りなかった。
その生き物は、背を丸めた筋骨隆々の異形の姿をしていた。皮膚は暗い灰色で、火事の後の乾いた大地のようにざらつき、ひび割れていた。頭部を占めるのは、不揃いで黄ばんだ牙を密集させた巨大な顎で、そのいくつかは過去の戦闘で折れていた。その上には、汚れた象牙色の長い角が、後ろへと反り返るように何本も生えていた。まるで短剣のようだった。
背中からは、骨でできた四本の付属肢が生えていた。曲がりくねり、棘のある、サソリの尾に似た形状で、まるで独自の意志を持つかのようにしなり、鳴った。開かれた顎からは黒く粘り気のある大量の唾液が絶え間なく滴り落ち、地面に触れるたびにジュッと音を立て、小さな煙を上げる痕を残していった。長い両腕の先には途方もなく巨大な鉤爪があり、鎧も骨も同じように容易く引き裂けそうだった。
「これは本当に狂ってるな」ようやく騎士がそう口にした。その声は、状況にもかかわらず驚くほど落ち着いていた。少し取り乱している部下たちとは対照的に、彼はあまりにも冷静だった。
「あれは本物の悪夢だ」もう一度その怪物を分析したが、それでもなお、あまりにも恐ろしいものだった。
「まったく、あれを見ろ」一呼吸置いてから。「あんなもの、この世界に存在していいはずがない」
「まあ、それを考えるのはやめて、あいつと戦うことに集中しよう」
騎士団長は肩幅に足を開いてしっかりと踏ん張り、長剣を両手で構えた。切っ先は空を指す、古典的な高段の構えだった。
その構えなら、大げさに体を回さずとも、あらゆる角度からの攻撃をカバーできる。予測不能な獣を相手にするには理想的な構えだった。
彼の部下たち――十二人ほどの歴戦の騎士たち――は、正確で息の合った動きで彼の両脇に半円状に展開した。抜き放たれた刃が、澄んだ金属の合唱を奏でた。
ヴォラックスは待たなかった。
野性的な力の爆発とともに前へと突進し、後ろ足が石片と土くれを跳ね上げた。
四本の顎が限界まで開かれ、同時に背中の四本の付属肢が生きた銛のように放たれ、貫き、引きずり込もうとしてきた。
団長はまさにその瞬間に上半身をひねり、熱く腐臭のする息が顔のわずか数センチのところを通り過ぎるのを感じた。
付属肢の一本が胸当てに命中し、鍛えられた鋼鉄に深い溝を刻みながら、歯の芯まで響くような甲高い金属音を立てた。
彼は一歩も後退しなかった。
すぐさま斜め上への切り上げで応じ、腰を回転させて全体重をその一撃に乗せた。
刃は付属肢の根元近くに食い込み、灰色がかった肉片と、粘り気のある黒っぽい血の噴出を引き裂いた。
怪物が咆哮を上げた。その場にいた全員の胸に響き渡るような、喉から絞り出すような音だった。それから、身の毛もよだつような敏捷さで空中で身をひねり、拳の関節と鉤爪で着地した。
戦闘は激しさを増していった。
ヴォラックスは右腕の鉤爪で低い薙ぎ払いを放ち、すぐに三連の付属肢の鞭打ちを続けざまに繰り出した。
団長は剣の平で薙ぎ払いを受け流し、その力を横へと逸らした。それから手首を回して最初の付属肢を防ぎ、二本目を跳んでかわし、三本目を避けるために地面を転がり、そのまま一つの流れるような動作で立ち上がった。
体勢を立て直すか立て直さないかのうちに、すでに怪物の間合いの中にいた。
彼は胸の中心を狙って、真っ直ぐで力強い突きを放ち、肋骨の間を貫こうとした。
切っ先は厚い皮膚を貫いたが、密な筋肉に阻まれて止まった。
「くそ……!」
ヴォラックスは激しく身をよじり、上から肘打ちを放ってきた。
「くそ、ちくしょう!」
騎士は左前腕でそれを受け止めた。その衝撃はあまりにも強く、骨が振動するのを感じた。彼は素早く三歩後退し、感覚を取り戻そうと腕を振った。
「両脇、今だ!」しゃがれた声で命じた。
部下のうち四人が攻撃に加わった。
右側から二人。一人は後ろ足の腱を狙って、短く素早い連続斬りを放ち、切断して機動力を奪おうとした。
もう一人は脊椎めがけて強烈な袈裟斬りを放った。
左側からは残りの二人が連携攻撃を試みた。一人は腹を低く狙い、もう一人は下から目を狙う突きを放った。
ヴォラックスは二本の付属肢を交差させて袈裟斬りを防ぎ、それらが湿った音を立てて衝撃を受けた。
右側の最初の騎士を凶暴な力で蹴り飛ばし、数メートル後方へ吹き飛ばした。
その男は地面を転がり、兜の中で血を吐きながら起き上がり、足を引きずりながらも再び戦線に戻ってきた。
怪物は腹に一撃を受け、そこから大量に出血する傷を負ったが、それでも止まらなかった。
身をひねり、残った付属肢で叩きつけ、騎士の一人の盾を打ち砕いて木っ端微塵にした。
その衝撃で男は近くの壁に叩きつけられた。
団長はリズムを崩さなかった。
短く、しっかりとした歩幅で前進し、重心を低く保った。
彼は流れるような三連撃を繰り出した――喉を狙った高い一撃、露出した肩への斜め下への一撃、そして腹への素早い横薙ぎだった。
一つひとつの動きが、前の動きから途切れることなく流れ、勢いを活かしていた。
ヴォラックスは最初の一撃を角の一本で受け、それが甲高い音を立てて砕けた。
二撃目は肩に深い切り傷を開き、灰色の筋肉が露出した。
三撃目は肋骨を削り、さらに黒い血をあふれさせた。
その獣は純粋な怒りの雄叫びを上げた。
近くに転がっていた死体を巨大な鉤爪で掴み上げると、即席の投擲物として投げつけてきた。
団長は空中でその亡骸を垂直の斬撃で一刀両断した。熱い血が胸当てと兜、そしてバイザーの一部に飛び散り、一時的に視界を奪った。
それが彼の怒りをさらに煽った。
彼は爆発的な一歩を踏み込み、砕けた石にはっきりとした足跡を刻んだ。
地面から切り上げるような一撃を、脚と体幹の全力を使って放った。
その刃はヴォラックスの胸に、腹部から鎖骨まで達する長く深い切り傷を刻んだ。
その生き物が反応する間もなく、彼は剣を回転させ、付属肢の一本の根元に正確な突きを打ち込み、ほとんど完全に切断した。
その肢は今や力なく垂れ下がり、おびただしく出血していた。
ヴォラックスは数歩後退した。だがそれは臆病さゆえではなかった。
その黄色い、異常で原始的な憎悪に満ちた目が、団長を捉えていた。
自らの皮膚から伸びる細く強靭な糸が、背中の器官から傷ついた腕と付属肢へと広がり、強化された骨のように硬く、それでいてしなやかな有機的な板を形成した。
団長はすでに攻撃の最中で、次の一撃を止めることができなかった。
彼の剣はその生きた鎧に、鈍く響く音を立てて衝突し、その衝撃が腕から肩まで駆け上がり、彼は苛立ちのうめき声を漏らした。
「くそったれ……これは普通じゃない」歯を食いしばりながら呟き、距離を取って息を整えるために後退した。
「今度は自前の鎧まで持ってやがる」苛立ちはさらに増していった。「これで難易度がまた指数関数的に上がった。あの怪物、他に何を隠してるんだ」思わずそう自問せずにはいられなかった。
反撃の方法を考えている間に、怪物はその隙を突いた。
新たな凶暴さで飛びかかってきた――顎を開いて首を狙い、鉤爪を伸ばして引き裂こうとし、残りの付属肢が交差する、予測不能なパターンで攻撃してきた。
団長は防ぎ、かわし、反撃した。
その剣は広い弧と正確な直線を描き、関節や腱、急所を狙っていった。
彼はもう一本の付属肢をほぼ完全に切断することに成功した。その肢は苦しみもがく蛇のように地面に落ち、黒い唾液を撒き散らした。
部下たちも休みなく攻め続けていた。
一人は怪物の太ももに剣を突き立て、傷を広げるために乱暴にねじった。
もう一人は付属肢の一撃を受けて盾を砕かれ、肘から肩まで腕を切り裂かれ、大量に出血しながら倒れた。
三人目の騎士は一瞬、ヴォラックスの背中に飛び乗ることに成功し、首の根元に剣を突き立ててから、人形のように遠くへ投げ飛ばされた。
戦闘は、鋼と肉のぶつかり合い、獣の咆哮、そして人間の力戦の叫びが渦巻く、混沌の嵐と化していった。
地面は人間の血と、その生き物の暗い血が混ざり合ってひどく滑りやすくなっていた。
団長は鎧の重さと積み重なった疲労を感じていたが、その鍛錬が彼の集中を保たせていた。
彼は高い位置への牽制を放って相手の気をそらし、続けて膝を狙う低い一撃を放った。
ヴォラックスはその攻撃を跳んでかわし、一秒前まで団長が立っていた場所を踏みつけ、地面にひびを入れた反撃をしてきた。
その怪物は複数の重傷を負い、出血していた――開かれた胸、砕かれた肩、ほぼ切断された二本の付属肢。
呼吸はしゃがれ、黒い唾液で泡立っていた。
それでも、その怒りは衰えることがなかった。
拳の関節にしゃがみ込み、角を低く構え、顎を打ち鳴らしながら、次なる凶暴な攻撃の準備を整えた。
そのときだった――
塵と血の蒸気と蠅が立ち込める濃い霧の向こう、空き地の縁から、二頭目の咆哮が上がった。より低く、より深く、より轟くようなその音は、彼らのブーツの下の地面までも震わせた。
影の中から、二頭目のヴォラックスがゆっくりと姿を現した。一頭目とまったく同じ姿をしていたが、その胸には出来たてで湯気を立てる傷跡が一本走っていた。まるで、彼らを取り囲むこの殺戮そのものから直接生まれ落ちたかのようだった。




