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家まで、バァちゃんのバイクに2人乗りして帰った。僕が運転、バァちゃんが後ろ。小さい頃は逆だった。僕が免許を取ってからはこの席。
子供の頃から今まで、今でも、ずっと守ってくれてたんだな。
家に着いた。
「バァちゃん、もうあの場所に近付くのやめよう。畑、家の前のとこだけで十分だよ。山の畑は終わらせて、もう行かない方が良い」
「オレのことは心配いらねぇ。でも、蒼汰はもう近付くな。さっき焚いたからまだ熱いだろ。風呂入れよ。オレは治の家に茄子置いてくるから」
手洗い、うがいして、今日の夕飯くらい僕が作ろうと冷蔵庫を開けた。スマホが鳴る。
サクラからだ。




