↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夏休みの自由研究  作者: Numerical Creator
PR
94/99

第玖拾肆話 6.70万年前の地球の様子を教えて

## 一言でいうと


> **約6.70万年前=「ホモ・サピエンスがアフリカを本格的に旅立ち、世界への拡散が始まった時代」**です。


### 氷期の地球


6.70万年前は**更新世後期**、最終氷期(MIS 4)の終盤です。


地球は寒冷で乾燥した気候にあり、


* 北半球では巨大な氷床が発達

* 海面は現在より数十メートル低い

* 草原やステップ地帯が広がる


という世界でした。


海面が低かったため、現在より海峡は狭く、多くの大陸棚が陸地として姿を現していました。


---


### 人類史最大級の転換点


この時代最大の出来事は、


> **ホモ・サピエンスがアフリカを離れ、世界へ広がり始めたこと**


です。


近年の遺伝学・考古学では、現代の非アフリカ系人類の祖先となる大規模な拡散は、およそ7万~6万年前頃だったと考えられています。


もちろん、それ以前にもアフリカ外への進出は何度かありました。


しかし、それらの多くは長続きしませんでした。


一方、この頃の集団は、


* 西アジア

* 南アジア

* 東南アジア


へと次々に進出し、その子孫が世界中へ広がっていきます。


---


### ネアンデルタール人との出会い


西アジアではネアンデルタール人が暮らしていました。


ホモ・サピエンスは、この地域で彼らと遭遇します。


そして後に、


**両者は交雑した**


ことが、現代人のDNAから明らかになっています。


現在、アフリカ以外にルーツを持つ人々のゲノムには、およそ1~2%のネアンデルタール人由来DNAが含まれています。


つまり、この頃は、


> **異なる人類が初めて本格的に出会った時代**


でもあります。


---


### 新しい環境への挑戦


ホモ・サピエンスは、


* 海岸線

* 河川

* 草原

* 森林


など、多様な環境を利用しながら生活域を広げました。


寒冷な地域にも少しずつ適応し始めます。


その柔軟性こそが、後に世界中へ拡散できた理由の一つと考えられています。


---


### 動物たち


陸上では、


* マンモス

* ケブカサイ

* バイソン

* ウマ

* シカ


などが氷期の草原を歩いていました。


それをライオン類、オオカミ類、ハイエナ類などが追っています。


人類もまた、その生態系の一員として狩猟採集生活を送っていました。


---


### 6.70万年前の地球


> **6.70万年前――寒冷な氷期の地球で、ホモ・サピエンスはついにアフリカを本格的に旅立った。彼らは未知の大地へ歩みを進め、やがてネアンデルタール人やデニソワ人と出会い、世界中へ広がっていく。その長い旅路は、この頃から本格的に始まったのである。**

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。