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夏休みの自由研究  作者: Numerical Creator
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第玖拾壱話 10.1万年前の地球の様子を教えて

## 一言でいうと


> **10.1万年前=「地球が最終氷期へ向かって寒冷化する中、ホモ・サピエンスはアフリカと西アジアを行き来し、ネアンデルタール人と同じ時代を生きていた世界」**です。


### 氷期へ向かう地球


10.1万年前は**更新世後期**、最終氷期の初期(MIS 5c)にあたります。


最終間氷期の暖かな気候は過ぎ去り、世界は再び寒冷化へ向かっています。


ただし、この時代は最寒冷期ではありません。


寒暖を繰り返しながら全体として寒冷化が進み、


* 北半球では氷床が徐々に成長

* 海面は現在より低下

* 乾燥地域が拡大


という変化が続いていました。


---


### ホモ・サピエンス


アフリカではホモ・サピエンスが各地で暮らしています。


石器技術も発達を続け、地域ごとに異なる文化が見られるようになります。


また、この頃までには一部の集団が西アジアへ進出していたことが化石から示されています。


しかし寒冷化によって移動経路は再び狭まり、


> **アフリカとユーラシアを結ぶ道は、開いたり閉じたりを繰り返していました。**


そのため、この時期の人類拡散は断続的だったと考えられています。


---


### ネアンデルタール人の世界


ヨーロッパから西アジアでは、ネアンデルタール人が引き続き繁栄しています。


彼らは寒冷な環境に適応し、


* 火の利用

* 石器製作

* 組織的な狩猟


などを行い、大型哺乳類を主な獲物としていました。


ホモ・サピエンスとネアンデルタール人は、地理的に近い地域で生活することもありましたが、この頃はまだ本格的な交雑が広く起きていた証拠は限られています。


---


### 動物たち


寒冷化に伴い、草原環境が広がる地域では大型草食動物が繁栄します。


* ゾウ類

* ウマ類

* ウシ類

* シカ類


などが各地で見られ、それらをライオン類やハイエナ類などの捕食者が追っていました。


海では現代的なクジラ類が各海域で繁栄しています。


---


### 地球の姿


大陸配置は現在とほぼ同じです。


一方で、海面が下がり始めたことで海岸線は現在とは異なり、大陸棚の一部が陸地として姿を現していました。


この変化は、後の人類や動物の移動ルートに大きな影響を与えることになります。


---


### 10.1万年前の地球


> **10.1万年前――地球はゆっくりと氷期へ向かい、海は退き始めていた。アフリカではホモ・サピエンスが進化と適応を続け、西アジアへ断続的に進出する。一方ユーラシアではネアンデルタール人が広く暮らし、二つの人類が同じ地球を、それぞれの環境で生きていた。**

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