第玖話 15.7億年前の地球の様子を教えて
15.7億年前(約15億7000万年前)は、**原生代の中頃**。地球はかなり安定した海洋惑星ですが、生物の進化は「細胞の複雑化」の段階にあります。
### 15.7億年前の地球
**海洋**
* 広大な海が存在。
* 表層では酸素が利用できる環境が広がっていました。
* しかし深海には酸素の乏しい場所も多く、海洋全体が現在のように酸素化されていたわけではありません。
**大陸**
* コロンビア(ヌーナ)超大陸はすでに分裂へ向かっていた可能性があります。
* 大陸地殻は現在の大陸の「核」となるクラトンを中心に成長していました。
* 地球の地質活動は現在にかなり近いものになってきています。
### 生命――「複雑な細胞」が普通になってくる
この頃の海で重要なのは、**真核生物の多様化**です。
真核生物は、
* 細胞核
* ミトコンドリア
* 細胞骨格
* 膜で区切られた細胞小器官
などを備えています。
17.7億年前よりさらに時間が経過し、真核生物の形態的な多様性が増えていきます。
ただし、
**まだ動物はいません。**
主役は微小な真核生物や微生物です。
### 「植物」の祖先につながるものも
この頃には、後の藻類や植物につながる**光合成性真核生物**も存在していたと考えられます。
つまり、
**シアノバクテリアなどの原核生物**
だけだった世界から、
**真核生物+原核生物**
が共存する世界へ変わっています。
### 多細胞化への準備
ここが、あなたの年代表で見ると面白いところです。
真核生物は単細胞のままでも、
* 細胞同士が接着する
* 群体を作る
* 細胞間で役割分担する
といった方向へ進化できます。
後の**多細胞生物**につながる条件が、少しずつ整ってきます。
ただし、15.7億年前を「多細胞生物の登場」とするのは早すぎます。大型で複雑な多細胞生物が明瞭になるのは、ずっと後です。
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一言でいうなら、**15.7億年前は「動物が登場する前、複雑な真核生物が海で進化を続けていた時代」**です。




