第拾話 14.0億年前の地球の様子を教えて
14.0億年前(約14億年前)は、**原生代の中期**です。15.7億年前から約1.7億年後。地球はすでに「酸素のある海」と「複雑な真核生物」が存在する世界になっています。
### 14.0億年前の地球
**海洋**
* 広大な海が地球を覆っています。
* 表層海水は酸素化されていましたが、深海には酸素の少ない領域も残っていました。
* 海水中では微生物や真核生物が活発に活動しています。
**大陸**
* 超大陸コロンビア(ヌーナ)の分裂後、大陸はばらばらになっていました。
* 大陸同士の衝突・分裂が続き、地殻活動は活発です。
* 現在の大陸とは配置が大きく異なります。
### 真核生物がかなり多様化
14億年前は、生命史上かなり面白い時代です。
化石記録から、**真核生物の多様化が進んでいた**ことが分かっています。
すでに、
* 核を持つ細胞
* ミトコンドリアを持つ細胞
* 光合成を行う真核生物
* 複雑な細胞骨格を持つ生物
などが存在していました。
そして一部には、**大型化した真核生物**も現れています。
ただし、まだ恐竜どころか動物すら登場していません。
### 多細胞化への重要な一歩
この時代には、単細胞生物だけではなく、
**細胞が集まって生活する群体・多細胞的な構造**
へ向かう進化が進んでいたと考えられます。
ただし「14億年前に動物が出現した」ということではありません。
むしろ、
**単細胞真核生物
↓
細胞同士の協調
↓
多細胞化
↓
組織・器官の分化
↓
動物**
という長い進化の途中です。
### 重要なのは「細胞の複雑化」
ここまでの年代表を振り返ると、かなり明瞭な流れがあります。
**35.9億年前**
→ 微生物
**28.3億年前**
→ 酸素発生型光合成
**25.2~22.4億年前**
→ 大酸化イベント・地球環境の酸化
**19.9~17.7億年前**
→ 真核生物
**15.7~14.0億年前**
→ **真核生物の多様化・大型化・多細胞化への準備**
つまり14億年前は、
> **「生命が単なる一個の細胞から、複雑な生命体へ向かい始めた時代」**
と見ると分かりやすいです。
なお、この時点でも地球上の生命の圧倒的大多数は依然として**微生物**です。大型動物が海を泳ぐ世界になるには、まだ約8億年近く待つ必要があります。




