第拾壱話 12.4億年前の地球の様子を教えて
12.4億年前(約12億4000万年前)は、**原生代中期(中原生代)**。14億年前から約1.6億年後です。
この頃になると、地球の生命はかなり複雑になっています。ただし、**まだ動物の時代ではありません**。
### 12.4億年前の地球
**海洋**
* 広大な海が存在します。
* 表層では酸素が利用できる環境が広がっていました。
* 一方、深海には酸素の乏しい領域が残っていたと考えられます。
* 海では微生物・藻類・真核生物が生態系を形成していました。
**大陸**
* 大陸は現在とは大きく異なる配置。
* 超大陸の形成・分裂が繰り返されていた時期です。
* 大陸地殻はかなり成熟しており、現在の大陸につながる古いクラトンが存在しています。
### 真核生物がさらに発展
12.4億年前になると、**真核生物はかなり多様化**しています。
特に重要なのが**藻類**です。
光合成をする真核生物が海洋で繁栄し、
* 細胞が大型化する
* 細胞同士が集合する
* 多細胞化する
* 細胞間で役割分担する
という方向へ進化していきます。
つまり、
**「一個の細胞」→「複数の細胞が協力する生命」**
への移行が徐々に進んでいるわけです。
### 多細胞生物の登場
ここは少し注意が必要です。
**12.4億年前に多細胞生物が初めて登場した、と断定することはできません。**
多細胞化は何度も独立に起こっており、12億年前にはすでに**多細胞性を持つ真核生物**が存在していた可能性があります。
特に藻類では、かなり早い段階から多細胞化が進んでいます。
しかし、
**動物のような複雑な多細胞生物**
はまだ登場していません。
### 気候
この時代は、比較的温暖で安定した時期が長く続いたとされます。
ただし、後の**約7.2~6.35億年前**には、地球史上でも最大級の氷河時代「クライオジェニアン氷期」が待っています。
12.4億年前は、その大激変よりかなり前です。
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12.4億年前を一言で表すなら、
**「複雑な真核生物が、多細胞化という次の段階へ進み始めた海の世界」**
です。




