第拾弐話 11.0億年前の地球の様子を教えて
11.0億年前(約11億年前)は、**中原生代の終盤**です。12.4億年前から約1.4億年後。地球の生命史では、かなり重要な「多細胞化の時代」に入っています。
### 11.0億年前の地球
**海洋**
* 地球表面の大部分は海洋。
* 表層には酸素が存在し、光合成生物が活発に活動していました。
* 一方で深海には酸素の乏しい領域が残っていたと考えられます。
* 海にはシアノバクテリア、藻類、さまざまな真核微生物が生息しています。
### 多細胞藻類が登場・発展
この時代の大きなポイントは、**大型の多細胞藻類**が存在することです。
約10億年前の化石には、かなり大型の紅藻類と考えられるものが知られています。
つまり海には、
**単細胞微生物
↓
単細胞真核生物
↓
多細胞藻類**
という段階がすでに成立していました。
ただし、これはまだ**動物の多細胞化とは別系統**です。
### 「多細胞」という革命
多細胞化によって、生命には新しい可能性が生まれます。
一つの細胞だけなら、
> その細胞自身がすべての仕事をする
必要があります。
しかし細胞が集まると、
> **細胞A:光合成
> 細胞B:支持
> 細胞C:生殖**
のような**役割分担**が可能になります。
これが後の大型生物・動物・植物につながる重要な進化です。
ただし、11億年前の地球はまだ**「動物の惑星」ではありません**。
### 大陸
この頃には大陸地殻は十分に発達しています。
大陸は集合と分裂を繰り返しており、超大陸**ロディニア**が形成されつつある時期です。
ロディニアは後の地球史において重要で、その形成・分裂が海洋循環や気候にも影響を与えます。
### そして、まだ大事件が待っている
11億年前は比較的穏やかな時代ですが、この先には、
**約7.2~6.35億年前
→ クライオジェニアン氷期**
という、地球史上でも最大級の寒冷化が待っています。
そしてその氷河時代を抜けると、
**エディアカラ生物群
→ カンブリア爆発
→ 動物の多様化**
へと一気に進みます。
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11.0億年前を一言で言うなら、
**「海の中で大型の多細胞生物が成立し始めたが、まだ動物の時代ではない地球」**
です。




