第拾参話 9.82億年前の地球の様子を教えて
9.82億年前(約9億8200万年前)は、**新原生代に入る少し前の中原生代末期**です。11億年前から約1.2億年後。地球はまだ動物の爆発的進化から遠いものの、生命はかなり複雑になっています。
### 9.82億年前の地球
**海洋**
* 広大な海が存在。
* 表層には酸素があり、光合成を行う藻類などが活動していました。
* ただし深海は酸素に乏しい場所が多く、海洋全体が現在のような酸素豊富な状態ではありません。
### 多細胞生物がさらに発展
この頃には、**多細胞の真核生物**がすでに存在しています。
特に重要なのが藻類です。
* 大型化
* 細胞の分化
* 細胞同士の接着
* 多細胞体の形成
などが進んでいます。
ただし、ここでも注意が必要です。
**9.82億年前=動物の登場**
ではありません。
動物の祖先につながる系統が存在していた可能性はありますが、明瞭な大型動物化石が大量に現れるのはずっと後です。
### ロディニアの時代
この頃の大陸配置で重要なのが**ロディニア超大陸**です。
約11億年前から形成が進み、この時代にはかなり大きな大陸集合体になっていたと考えられます。
巨大な陸塊が形成されると、
**大陸配置
→ 海洋循環
→ 気候
→ 海洋の栄養塩循環**
にも影響します。
そしてロディニアは後に分裂します。
### 気候
9.82億年前は、後のクライオジェニアン氷期ほどの極端な寒冷期ではありません。
しかし、ここから数億年の間に地球環境は大きく変化します。
特に、
**約7.2億年前~6.35億年前**
にはクライオジェニアン氷期が起こります。
いわゆる**「スノーボールアース(全球凍結)」**が起きた可能性が議論されている時代です。
つまり9.82億年前は、
> **巨大な超大陸が存在し、海では多細胞生物が進化を続け、その後の「全球凍結」と「動物の登場」を待つ時代**
と見るとよいでしょう。
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9.82億年前を一言でまとめるなら、
**「多細胞生命が海で発展する一方、地球は巨大超大陸ロディニアを抱えていた時代」**
です。




