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夏休みの自由研究  作者: Numerical Creator
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第伍拾参話 883万年前の地球の様子を教えて

## 一言でいうと


> **約883万年前=「森林が後退し草原が広がる世界で、人類の祖先へつながる系統と現代の大型動物の祖先たちが、それぞれの環境へ適応を続けていた時代」**です。


---


## 約883万年前の地球


### 気候


883万年前は**中新世後期**です。


地球は現在よりは温暖ですが、長期的な寒冷化は続いています。


その影響で、


* 草原サバンナ

* 開けた森林

* 疎林


が世界各地でさらに広がりました。


熱帯雨林も残っていますが、以前ほど地球全体を覆ってはいません。


---


### 人類の祖先


この時代は、人類史の視点では非常に興味深い時期です。


DNA解析からは、


**ゴリラの系統が、人類・チンパンジー系統から分岐した時期**がおよそ800〜1000万年前と推定されています。


つまり883万年前頃は、


* ゴリラ系統はすでに独自の進化を始めている可能性が高い

* 人類とチンパンジーは、まだ完全には分かれていないか、分岐の途上にある


という、現生大型類人猿の系統が形作られつつある時代でした。


---


### 哺乳類


草原環境の拡大に伴い、


* ウマ類

* シカ類

* ウシ類

* ゾウ類


などの草食動物が多様化を続けます。


それを追う肉食動物も発展し、


ネコ科・イヌ科・ハイエナ類などが、それぞれ独自の進化を進めていました。


ただし、現代に見られる種そのものではなく、多くは祖先的な形態です。


---


### 海


海では現代型に近い海洋生態系が形成されつつあります。


クジラ類やイルカ類はすでに繁栄しており、


大型のサメも海の上位捕食者として活動していました。


この頃には**メガロドン**も海洋生態系の有力な捕食者として存在していたと考えられています。


---


### 植物


イネ科植物が世界各地へ広がり続けています。


草原の拡大によって、


* 草を食べる動物

* それを狩る動物


という、生態系の循環がさらに発達しました。


現在のアフリカのサバンナを思わせる環境も各地で増えていきます。


---


### 大陸


大陸配置は現在とほぼ同じです。


インド亜大陸はユーラシアとの衝突を続け、


**ヒマラヤ山脈**はさらに高く成長していました。


また、オーストラリアは北上を続け、東南アジアとの距離を徐々に縮めています。


---


### 一言でいうと


> **約883万年前=「草原がさらに広がる中で、大型類人猿の系統が分かれ始め、現代につながる陸と海の生態系が少しずつ形を整えていた世界」**です。

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