第参拾玖話 4590万年前の地球の様子を教えて
**4590万年前(約4590万年前)**は、**始新世中期**です。5170万年前から約580万年後。地球はまだかなり温暖ですが、哺乳類の進化がさらに進み、**現代の主要な哺乳類グループにつながる系統が次々と姿を現していた時代**です。
### 4590万年前の地球
#### まだ温暖な地球
始新世は全体として非常に温暖です。
* 極域にも森林
* 広大な熱帯・亜熱帯林
* 南極にも森林
* 現在より海面が高い
という世界です。
ただし、約5600万年前のPETMをピークとして、長期的には**徐々に寒冷化へ向かっています**。
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### クジラが水中生活へ
この時代の大きな進展です。
約5170万年前には陸上・半水生的だった初期クジラが、4590万年前にはさらに水中生活へ適応しています。
例えば、
**パキケトゥス類
→ アンブロケトゥス類
→ プロトケトゥス類**
という流れの中で、
* 後肢の縮小
* 尾の利用
* 鼻孔の位置変化
* 水中での遊泳能力向上
などが進みます。
つまり、
> **「四足歩行する哺乳類」から「海を泳ぐクジラ」への移行がかなり進んでいる**
時代です。
### 霊長類
霊長類も森林で繁栄しています。
すでに、
* 樹上生活
* つかむ手
* 立体視
* 比較的大きな脳
など、後の霊長類につながる特徴が発達しています。
ただし、まだ**現生のサルや類人猿そのものではありません**。
### 初期のウマ
この頃には、初期の**ウマ類(奇蹄類)**も存在しています。
現代の馬とはかなり違い、
* 小型
* 森林性
* 複数の指を持つ
タイプでした。
「馬が森の中を走っていた」というより、**小型の森林性哺乳類**と考えたほうが近いです。
### 長鼻類なども登場
ゾウにつながる**長鼻類**もこの時代には存在します。
ただし、まだ現代のゾウとは大きく異なり、小型で原始的な形態です。
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### 植物
温暖な気候のもとで、
* 被子植物
* ヤシ
* シダ
* 針葉樹
などの森林が広がっています。
現在のような大規模な草原はまだ十分に発達していません。
そのため、哺乳類の多くは**森林環境に適応**しています。
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### 大陸
大陸配置は現在に近づいています。
特に重要なのが、
**インド亜大陸とユーラシアの衝突**
です。
この衝突が続くことで、やがて巨大な**ヒマラヤ山脈**が形成されていきます。
オーストラリアも南極から離れて北上を始めています。
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### 一言でいうと
> **4590万年前=「温暖な森林の地球で、初期クジラが海への適応を急速に進め、霊長類・ウマ類・ゾウ類につながる哺乳類が多様化していた世界」**
です。




