第参拾伍話 7360万年前の地球の様子を教えて
**7360万年前(約7360万年前)**は、白亜紀後期の**カンパニアン**に入った頃です。8280万年前から約920万年後。恐竜時代の「最終章」がかなり具体的な姿になってきた時期です。
### 7360万年前の地球
#### 白亜紀の温室地球から冷却へ
この頃も現在より暖かい地球ですが、白亜紀中頃の最盛期に比べると、**長期的な冷却傾向**にあります。
* 極域に現在のような巨大な氷床はまだない
* 海面は依然として非常に高い
* 大陸には広大な浅海が入り込む
という世界です。
北米では巨大な**西部内陸海路**が大陸を東西に分けています。
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### 恐竜の世界
この頃になると、恐竜の顔ぶれがかなり「白亜紀後期」らしくなります。
特に北米では、
* **ティラノサウルス類**
* **角竜類**
* **ハドロサウルス類**
* **アンキロサウルス類**
* **ドロマエオサウルス類**
などが生息しています。
ただし重要な点があります。
**ティラノサウルス・レックスはまだいません。**
T. rex の登場は約6800万~6600万年前なので、7360万年前はその少し前です。
この時代のティラノサウルス類には、後のT. rexより小型の種がいました。
### 巨大竜脚類
竜脚類もまだ健在です。
特に南半球では、**ティタノサウルス類**が大型草食動物として繁栄しています。
北米でも大型竜脚類が生息していました。
つまり、
> **「巨大草食恐竜+大型肉食恐竜」**
という構図はまだ健在です。
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### 植物
被子植物はかなり広がっています。
* 花を咲かせる植物
* 低木
* 樹木
* シダ類
* 針葉樹
などが共存しています。
現在のような**草原が地球を覆う世界ではありません**。
イネ科植物の大繁栄はもっと後です。
### 昆虫
花と昆虫の共進化はかなり進んでいます。
ハチ、甲虫、ハエなどが花粉や植物資源を利用し、現代型の陸上生態系へ近づいています。
### 海
海では、
* **モササウルス類**
* プレシオサウルス類
* ウミガメ
* サメ
* 硬骨魚類
* アンモナイト
などが繁栄しています。
特にモササウルス類は大型化し、海洋の頂点捕食者になっています。
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### 鳥と哺乳類
鳥類はかなり多様化しています。
ただし現代の鳥類だけではなく、古い系統も多数存在します。
哺乳類も多様化していますが、まだ大型動物の主役ではありません。
恐竜が占めていた大型動物のニッチの隙間で、
* 小型哺乳類
* 夜行性動物
* 樹上性動物
などが暮らしていました。
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**一言で言えば:**
> **7360万年前=「ティラノサウルス・レックスが登場する少し前。角竜・ハドロサウルス・ティラノサウルス類・モササウルス類が繁栄し、恐竜時代の最終形ができつつあった地球」**
です。




