第参拾肆話 8280万年前の地球の様子を教えて
8280万年前(約8,280万年前)は、**白亜紀後期のコニアシアン末~サントニアン初頭**にあたる時期です。9310万年前から約1,030万年後。恐竜時代の終盤へ向かっていますが、まだ約1,700万年も先にK-Pg大量絶滅が待っています。
### 8280万年前の地球
#### 温暖だが、少しずつ変化する地球
白亜紀は全体として非常に温暖でした。
この頃も極域に現在のような巨大な氷床はなく、**海面は非常に高い**状態でした。
そのため大陸には広い浅海が入り込み、
> **陸地と浅い海が複雑に入り組んだ惑星**
になっています。
ただし、白亜紀中頃の最も温暖な時期からは、長期的には**気候が徐々に冷却方向へ向かい始める**時期です。
### 海ではモササウルス類が台頭
海洋では、
* モササウルス類
* 首長竜
* ウミガメ
* サメ
* 硬骨魚類
* アンモナイト
などが繁栄しています。
モササウルス類はこの頃にはかなり大型化しており、**白亜紀後期の海洋生態系を代表する大型捕食者**になっています。
一方、魚竜はすでに絶滅しています。
### 陸上は恐竜の世界
恐竜は依然として陸上の大型動物の主役です。
この頃には、
* ハドロサウルス類
* 角竜類
* 曲竜類
* ティラノサウルス類
* ドロマエオサウルス類
* 大型竜脚類
などが存在しています。
ただし、**ティラノサウルス・レックスはまだいません**。
ティラノサウルスが登場するのは約6800万年前なので、8280万年前にはその祖先・近縁のティラノサウルス類が進化している段階です。
### 被子植物が主役へ
この時代には、被子植物の存在感がさらに増しています。
森林や低木地には、
* 花を咲かせる植物
* 種子植物
* シダ類
* 針葉樹
などが共存。
**「恐竜+花+昆虫」**という白亜紀後期らしい陸上生態系が成立しています。
ただし、現代のようなイネ科草原はまだありません。
### 昆虫も多様化
花を利用する昆虫との共進化が進み、
* ハチ類
* ハエ類
* 甲虫類
* チョウ・ガ類につながる系統
などが多様化しています。
つまり、単純な「恐竜の世界」ではなく、
> **恐竜を頂点とする大型動物の生態系の下に、花・昆虫・小型哺乳類・鳥類が複雑に組み込まれている**
世界です。
### 鳥類・哺乳類
鳥類はすでにかなり多様化しています。
現生鳥類につながる系統も存在しますが、古いタイプの鳥類もまだ多数います。
哺乳類も多様化していますが、依然として大型動物の主役は恐竜です。
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一言でいえば、
> **8280万年前=「高い海面と温暖な気候のもと、陸では恐竜、海ではモササウルス類が繁栄し、花と昆虫が広がっていた白亜紀後期の地球」**
です。




