第参拾弐話 1.05億年前の地球の様子を教えて
1.05億年前(約1億500万年前)は、**白亜紀中頃(前期白亜紀の終盤~中期白亜紀)**です。1.18億年前から約1300万年後。恐竜は依然として繁栄していますが、同時に**被子植物(花を咲かせる植物)が本格的に広がり始めた時代**です。
### 1.05億年前の地球
#### 大陸はさらに分裂
パンゲアの分裂はかなり進み、現在の大陸の輪郭に近づいています。
* 大西洋がさらに拡大
* 南米とアフリカの分離が進む
* インドはゴンドワナから離れて北上中
* 海面が高く、広い浅海が大陸を分断
現在よりも**海の面積が大きい地球**でした。
### 恐竜の世界
陸上では恐竜が依然として圧倒的です。
* 竜脚類
* 鳥脚類
* 装甲を持つ恐竜
* 獣脚類
などが世界各地で進化しています。
そしてこの頃には、**ティラノサウルス類につながる系統**も存在しています。
ただし、有名なティラノサウルス・レックスが登場するのはもっと後、約6800万~6600万年前です。
### 被子植物が勢力拡大
1.33億年前には「登場し始めた」段階でしたが、1.05億年前になると、
> **被子植物が陸上生態系の重要な構成要素になってきた**
と考えられます。
ただし、まだ現代のような広大な森林を完全に支配していたわけではありません。
裸子植物も依然として非常に重要です。
### 「花と昆虫」の世界が形成される
被子植物の拡大とともに、昆虫との関係も発達します。
* 花粉を運ぶ昆虫
* 植物を食べる昆虫
* 種子を利用する昆虫
などが増え、
**植物 ↔ 昆虫**
の共進化が進みます。
これは後の陸上生態系を決定的に変える流れです。
### 海は広い
白亜紀中頃は**海面が非常に高かった時代**の一つです。
大陸の低地が海に沈み、
**浅い海が大陸を分断する**
ような場所もありました。
海では、
* アンモナイト
* 二枚貝
* 魚類
* サメ
* 首長竜
* 海生カメ
などが生息しています。
そしてこの頃には、**モササウルス類の初期系統**もすでに登場しています。
### 陸上の哺乳類
哺乳類はまだ小型ですが、かなり多様化しています。
恐竜が大型動物の主役である一方、
**小型哺乳類+恐竜+鳥類+昆虫**
という複雑な陸上生態系が成立しています。
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一言でいえば、
> **1.05億年前=「恐竜が陸上の主役であり続ける一方、花を咲かせる植物と昆虫が急速に勢力を拡大し、現代に近い陸上生態系の原型ができつつあった地球」**
です。
このあたりから先は、**恐竜の進化だけでなく「花・昆虫・鳥・哺乳類」の進化が目立ってくる**ので、地球史の主役が少しずつ入れ替わっていきます。




