第弐拾捌話 1.68億年前の地球の様子を教えて
1.68億年前(約1億6800万年前)は、**ジュラ紀中期(バトニアン~カロビアンの境界付近)**です。1.89億年前から約2100万年後。ここまで来ると、まさに**恐竜が繁栄していた時代**です。
### 1.68億年前の地球
** 大陸**
パンゲアの分裂はかなり進んでいます。
* 北米とユーラシアの間に海が広がり始める
* ゴンドワナも分裂が進む
* 海洋が拡大し、浅い海が各地に広がる
現在とはまったく違う大陸配置ですが、少しずつ現在の大陸につながる形へ近づいています。
### 巨大恐竜の世界
この時代には、**大型の竜脚類**が非常に重要な存在です。
長い首と尾を持つ巨大な草食恐竜が森林や平原を歩き、
* アパトサウルス類につながる系統
* ディプロドクス類
* ブラキオサウルス類につながる系統
など、後の巨大竜脚類へつながる進化が進んでいます。
ただし、代表的な超大型種の多くはもう少し後の時代に現れます。
### 肉食恐竜
大型の獣脚類も存在しています。
ただし、白亜紀のティラノサウルス類のような巨大捕食者とは違い、
**アロサウルス類などにつながる大型獣脚類**
が繁栄していく段階です。
つまり、
> 巨大草食恐竜 vs 大型肉食恐竜
という、典型的な「恐竜時代」の生態系が成立しています。
### 鳥類への進化
ここも重要です。
この頃、恐竜の一部では**羽毛や鳥類的な特徴**が進化していました。
最初期の鳥類として有名な**始祖鳥(Archaeopteryx)**は約1.5億年前なので、1.68億年前はその少し前。
つまり、
**獣脚類恐竜
↓
羽毛を持つ小型獣脚類
↓
鳥類**
という進化が進行中です。
まだ「鳥が空を飛び回る世界」ではありませんが、鳥類につながる特徴が蓄積されています。
### 植物
陸上では、
* 針葉樹
* ソテツ類
* イチョウ類
* シダ類
などが繁栄。
森林が広がっています。
まだ**花を咲かせる被子植物は登場していません**。
そのため、現在の森林とはかなり違い、
> **巨大な裸子植物とシダ類の森林**
という景観です。
### 海洋
海では、
* アンモナイト
* 魚類
* 海生ワニ類
* 首長竜
* 魚竜
などが繁栄。
浅海域が広く、生物多様性の高い海洋環境が形成されていました。
---
一言で言えば、
> **1.68億年前=「パンゲアが分裂して海が広がり、巨大な竜脚類と大型肉食恐竜が陸上を支配していたジュラ紀の世界」**
です。




