第弐拾肆話 2.69億年前の地球の様子を教えて
2.69億年前(約2億6900万年前)は、**ペルム紀後期**です。3.02億年前から約3300万年後。地球はすでにパンゲアの時代に入り、生命史では**爬虫類・単弓類が陸上の主役になりつつある時代**です。
### 2.69億年前の地球
#### パンゲアの巨大大陸
この頃には、巨大超大陸**パンゲア**がほぼ成立しています。
そのため内陸部では海から非常に遠くなり、
**海から離れる
→ 雨が少ない
→ 乾燥化
→ 広大な砂漠**
という環境が広がっていました。
現在の地球よりも、**大陸内部と沿岸部の気候差が大きい惑星**です。
### 植物
湿潤な地域では森林が残っていますが、石炭紀のような巨大湿地林は衰退しています。
代わって、
* **裸子植物**
* 針葉樹に近い植物
* ソテツ類に近い植物
* 種子植物
など、乾燥に強い植物が広がります。
「種子」が陸上生活に非常に有利だったことがポイントです。
### 陸上動物――爬虫類と単弓類
ここが2.69億年前の最大のポイントです。
羊膜類が非常に多様化しています。
特に、
**単弓類**
が発展しています。
単弓類は後の**哺乳類につながる系統**です。
代表的なグループには、
* ディメトロドン類
* ダイノケファル類
* その他の初期獣弓類
などがいます。
ただし、ここで注意。
**ディメトロドンは恐竜ではありません。**
むしろ、
> **爬虫類とは別系統の、哺乳類へ向かう側の動物**
です。
### 「哺乳類への道」がかなり進む
この頃には単弓類の中で、
* 直立歩行に近づく
* 歯の分化が進む
* 顎の構造が変化する
* 活動的な生活様式を獲得する
など、後の哺乳類につながる特徴が徐々に現れています。
まだ毛皮を持つ哺乳類ではありませんが、**進化の方向性はかなり明確になっています。**
### 節足動物
石炭紀ほどの高酸素環境ではなくなったため、巨大節足動物の黄金時代は終わっています。
それでも、
* 昆虫
* クモ類
* サソリ類
* 多足類
などは陸上で繁栄しています。
### 海洋
海では、
* 腕足類
* 軟体動物
* ウミユリ
* サンゴ
* 魚類
などが生息。
しかしペルム紀後期には海洋環境も変化していき、最終的に約2億5200万年前、**ペルム紀末大量絶滅**へ向かいます。
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一言で言えば、
> **2.69億年前=「巨大なパンゲアの内陸に乾燥地帯が広がり、恐竜より先に、哺乳類へつながる単弓類が陸上で繁栄していた世界」**
です。




