第弐拾参話 3.02億年前の地球の様子を教えて
3.02億年前(約3億200万年前)は、**石炭紀の最末期**です。3.40億年前から約3800万年後。ここまで来ると、地球は「巨大森林の世界」から、**乾燥した内陸部と爬虫類・単弓類が発展する世界**へ移りつつあります。
### 3.02億年前の地球
#### 森林はまだ巨大
赤道付近など湿潤な地域では、
* 巨大なヒカゲノカズラ類
* トクサ類
* シダ植物
* 初期の種子植物
などが繁茂しています。
ただし、石炭紀前半に比べると**気候の乾燥化**が進み、森林は湿潤地域に集中するようになっていきます。
一方、乾燥した地域では、種子を作る植物が有利になっていました。
### 羊膜類が重要になってくる
3.02億年前の非常に重要な変化です。
**羊膜類**がすでに多様化しています。
羊膜類は、卵の内部に胚を守る膜を持つため、
> **水辺から離れ、乾燥した陸地でも繁殖できる**
という大きな利点があります。
この系統から後に、
**爬虫類・鳥類**
と
**単弓類 → 哺乳類**
が分かれていきます。
つまり、この頃にはすでに**哺乳類につながる進化の系統も存在**しています。
ただし、もちろんまだ哺乳類そのものではありません。
### 巨大節足動物
石炭紀の高酸素環境を背景に、節足動物には大型のものがいました。
特に有名なのが、
**アースロプレウラ**
という巨大多足類です。
最大級では**2mを超える**と推定されます。
森林の落ち葉などを食べていたと考えられています。
### 酸素濃度
石炭紀は大気中の酸素が非常に高かった時代です。
現在の約21%に対して、時期によっては**30%を超えた可能性**があります。
そのため、
**大きな節足動物
+
巨大森林**
という独特の生態系が成立しました。
### 大陸
この頃、北半球の陸塊とゴンドワナ大陸が衝突・集合を続けています。
やがて巨大な超大陸**パンゲア**が形成されます。
3.02億年前は、まさに**パンゲア形成が進行している時代**です。
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一言で言えば、
> **3.02億年前=「巨大森林が残る一方、乾燥した陸地へ羊膜類が進出し、後の爬虫類と哺乳類につながる系統が発展していた世界」**
です。




