第弐拾話 4.31億年前の地球の様子を教えて
4.31億年前(約4億3100万年前)は、**古生代・シルル紀の中頃**です。4.84億年前から約5300万年後。オルドビス紀末の大量絶滅を乗り越え、生命が再び勢力を広げていた時代です。
### 4.31億年前の地球
**海洋が依然として主役**です。
* 浅い海が広く存在
* サンゴ礁が発達
* 三葉虫、腕足類、軟体動物などが生息
* ウミサソリ(ユーリプテルス)の仲間も繁栄
* 初期の魚類が多様化
特にこの頃は、**顎を持つ魚類(顎口類)が進化・多様化し始めた時代**です。
### 魚類が進化する
シルル紀は、脊椎動物史において重要です。
初期の魚類では、
* 無顎類
* 板皮類
* 棘魚類
* 初期の軟骨魚類・硬骨魚類につながる系統
などが現れます。
つまり後の、
**サメ
↓
硬骨魚
↓
四肢動物
↓
両生類・爬虫類・哺乳類**
につながる進化が進んでいます。
### そして、陸上が変わり始める
4.31億年前の最大のポイントの一つです。
**植物が本格的に陸上へ進出し始めています。**
まだ森林はありません。
しかし、
* 小型の維管束植物
* コケ類に似た植物
* 地表を覆う小さな植物群
などが存在し始めています。
さらに重要なのが、**植物が維管束を発達させたこと**。
水や栄養を体内で運べるようになることで、植物は徐々に大型化できます。
### 陸上動物も登場
植物が陸上へ進出すると、動物も続きます。
シルル紀にはすでに、
**クモ・ムカデなどにつながる初期の節足動物**
が陸上に進出していました。
ただし、
> 現代のような森
ではありません。
当時の陸地は、
**岩石+薄い土壌+小さな植物+小型節足動物**
という世界です。
### 大陸
南半球には巨大な**ゴンドワナ大陸**があり、現在の南米・アフリカ・南極・オーストラリアなどにつながる陸塊がまとまっています。
一方、北半球にはローレンシアなどの大陸が存在。
現在とは全く違う大陸配置です。
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### 年代表で見ると
一言で表すなら、
> **4.31億年前=「海では魚類が進化し、陸では植物と節足動物が進出し始めた、海から陸への移行期」**
です。




