第弐話 35.9億年前の地球の様子を教えて
35.9億年前(約35億9000万年前)は、**太古代(始生代)の地球**です。40.4億年前から約4.5億年経っていて、地球環境はかなり「惑星らしく」安定してきています。
### 35.9億年前の地球
**海洋**
* 広大な海が存在していたと考えられます。
* 海水は現在とは化学組成がかなり異なり、酸素がほとんどない**還元的な海洋**でした。
* 大気・海洋中の酸素濃度は極めて低い状態です。
**大陸・地殻**
* 現在のような巨大な大陸はまだありません。
* 小規模な大陸地殻・火山島・海洋地殻が形成され、成長していた時代です。
* 火山活動は現在より活発でした。
* プレートテクトニクスがこの時代にどのような形で存在したかについては、現在も議論があります。
### そして最大のポイント――生命
35.9億年前は、**生命の存在を示す証拠がかなり具体的になってくる時代**です。
西オーストラリアなどからは、約35億年前の岩石に
* ストロマトライト
* 微生物活動によって形成されたと考えられる構造
* 微生物由来と解釈される化学的・形態的痕跡
などが見つかっています。
したがって、この時代の地球は、
> **「生命が生まれたかもしれない惑星」から「微生物が生息していた可能性が高い惑星」へ**
移行している段階です。
ただし、35.9億年前の一点について「確実に生命がいた」と言い切るのは慎重さが必要です。最古の生命証拠については、年代測定や生物起源かどうかをめぐって議論があります。
### 空はどんなだった?
現在とかなり違います。
太陽は現在より暗かった一方、地球には温室効果ガスが存在していたため、海が凍結せず液体で存在できた可能性があります。
そして何より、
**酸素のない空**
です。
現在のような青空だったとは考えにくく、メタンなどの影響によって**霞のような大気**が形成されていた可能性もあります。
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### 40.4億年前 → 35.9億年前
この4.5億年間は、
**「生命が誕生したと考えられる空白期間」**
として非常に重要です。
そして次の**31.9億年前**になると、生命の痕跡だけでなく、地球環境そのものにも変化が見えてきます。




