第拾伍話 7.76億年前の地球の様子を教えて
7.76億年前(約7億7600万年前)は、**新原生代のクライオジェニアン直前**です。8.73億年前から約9700万年後。ここから地球史はかなり劇的に変わります。
### 7.76億年前の地球
**海洋**
* 広大な海が存在しています。
* 光が届く海面付近では、シアノバクテリアや藻類などの光合成生物が活動。
* 深海には酸素の乏しい環境が広く残っていたと考えられます。
* 海水の化学組成は現在とはかなり異なります。
### ロディニアが分裂していく
この頃の重要な地質イベントは、**ロディニア超大陸の分裂**です。
巨大な大陸塊が分裂すると、海岸線が増え、風化する岩石の量や海洋循環が変わります。
特に大陸の風化によって、
**CO₂を大気から除去
→ 温室効果が弱まる
→ 地球が寒冷化**
という作用が強くなった可能性があります。
そしてこの後、約7.2億年前から**クライオジェニアン氷期**が始まります。
### 全球凍結へのカウントダウン
7.76億年前はまだ「地球全体が凍っている」わけではありません。
しかし、地球史上最大級の寒冷化が近づいています。
およそ7.2億年前から、
**スターティアン氷期**
が始まり、その後さらに大規模な氷河作用が起こります。
この時代には、地球がほぼ全面的に氷で覆われる**スノーボールアース**状態になった可能性があります。
ただし、
> 7.76億年前=すでに全球凍結
ではありません。
**「全球凍結へ向かう地球環境の変化が進んでいた時期」**
とするのが適切です。
### 生命
生命はすでにかなり進化しています。
海中には、
* シアノバクテリア
* 藻類
* 単細胞真核生物
* 多細胞真核生物
などが存在しています。
そして重要なのは、**動物の祖先につながる真核生物もすでに存在していた可能性が高い**こと。
ただし、まだエディアカラ生物群のような大型で奇妙な生物が大量に現れる前です。
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7.76億年前を一言で言えば、
**「ロディニア分裂による地球環境の変化が進み、まもなく地球が凍結へ向かう時代」**
です。
そして次の**約6.9億年前**あたりまで進むと、いよいよ「凍った地球」の具体的な姿が見えてきます。




