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この物語は長過ぎる  作者: 百目


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「では女主人公様」

「王様が待ってますのでこちらへ」



(そう言えば服装は結構普通な感じなんだなぁ)

(ゴツゴツの鎧じゃなくて良かった)

(でも大丈夫なかぁ不安だ)

(そもそもお城育ちだったんだね私!)



「おお勇者女主人公よ」

「ついにこの日がやって来た」

「世界の混乱が滅びの兆しが現れ」

「おぬしは見事勇者の儀をこなしたのだ」

「良くぞ生きて五体満足で、

精神を保ったままここまで来れたものだ」


「いや!勇者の儀そんな危険だったんですか?!」


「やはり少し記憶が混乱しておるようじゃが」

「無事で良かったの」

「では旅立ちの前に王族に伝わる秘伝」

「パスワードをそなたに授けるぞ」


「パスワードですか?」


「うむ、パスワードを知る勇者は、

やり直せる力が与えられると言われていて」

「ちと長くなるがちゃんと聞くのだぞ?」


→はい

 いいえ


(どっかで見た事あるやつだ!)

(どうしよう、長いのは嫌だから断ろうかな)


 はい

→いいえ


「そうかしかしパスワードを断る者は滅びの道があると言われてるが本当に良いのか?」


→はい

 いいえ


「ふむ、本当に世界が滅びるかも知れぬが良いのか?」


(あ、私これ知ってる)

(マジでゲームオーバーになるやつだ!)

(仕方ないからちゃんと聞こうか)

(あと普通に声が出ないの怖い!)


 はい

→いいえ


「おお聞く気になったか、

正直もう助からないと思ったぞ」

「でわ、パスワードを言うぞ」

「ちゃんと聞くのだぞ?」


(こう言う時の理解の高さってなんだろうね)

(あー、覚えられるかなぁ)



ジャン!ジャン!ジャン!


!?


「今世界に」「滅びの兆し」

兵「ハイハイ!」

「立ち上がれぇ」「我らの勇者!」

「未来を託す」「この言葉を」

「明日への光へ」「今!行くんだ!」


「門を開け!」

兵「ハイハイ!」

「兵を並べよ!」

兵「ハイハイ!」

「我らの勇者が通るぞ!」


「そもそもパスワードとかぁ」

「時代考えろよ」

「こんなのネタにもなんねよー!」


「上の命令だから」「仕方ないけど」

「これがウケると思うとか」

「どう言う神経してんだぁ!」

兵「頑張れ!」


「もう苛ついたから」

「パスワードも適当に」

「どうせ上は気付かない!」

「知ってる!」



「俺も辛いけど」「お前も頑張れ」

「キメラの勇者」

「グッドラック!」



「と天からパスワードが来たぞ」

「ちゃんと覚えたか?」


「まてまてまてまてまて!」

「どっから!?」

「どこまで!」

「パスワードですか?!」



「ふむ、わしの言葉だけじゃぞ?」

「兵の事は気にするな」


「そこもだけど!」

「もう全部!酷い!」

「まって?今の全部覚えなきゃだめ?」


「当然じゃ世界の崩壊に関わるからの」

「全部覚えてから旅立つのじゃ」



「あああああああああ!」

「頑張れ私の記憶力!」

「ツッコんだ分忘れちゃったよ!」



「でわもう一度聞くんじゃな?」

「でわ」

ジャン!ジャン!ジャン!


結局7回聴いてようやく覚えた


つづく

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