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異世界転生がリアルすぎる!?  作者: 全州明
一章 異世界転生編
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南の洞窟攻略3

「多分、ガーゴイルの上位種ね」

「大丈夫、また僕の魔法で!」

 イアンの手のひらから放たれる氷の小魔法。しかし緑のガーゴイルはそれを素早く飛んでかわす。

「なっ! こいつ、素早いぞ」

 僕らの頭上を縦横無尽に飛び回るガーゴイル。岩の柱を旋回して交わしながら、すごいスピードで飛び回っている。

「魔法はむやみに打たないほうがいいわ。疲れて降りてきたところを狙いましょ」

「きゃっ!」

 緑のガーゴイルが急旋回してマードラに飛びかかった。

「マードラ!」

 かと思うと次の瞬間には飛び上がり、また岩の柱の間をかいくぐりながら飛び回る。

「ダメだ、この調子じゃこっちがやられる!」

「でも、どうすればーーーー」

 ふと視線を落としたとき、足元に転がる大ぶりな石が目に止まった。

「ん? そうか!」

 僕は石を左手で持ち上げると、

「みんな、しゃがんで!」

「え?」

「いいから!」

 石を中空に投げ、ガーゴイルが飛び回っている方に向けて

「おりゃ!!」

 力一杯殴り飛ばした。

 予想通り重い音を立てて石はハンド・ニードルのトゲにあたって空中で砕け、あられとなって緑のガーゴイルに降りかかる。

『ギィェエェ!!』

 その中のいくつかがガーゴイルの羽にあたった。墜落する緑のガーゴイル。

「今だ!」

「任せて!」

 僕の脇を抜けて飛び出すペティ。勢いそのままに墜落してきたガーゴイルに切りかかった。黄緑の血が飛び散ると同時、緑のガーゴイルは光の柱に飲まれて消えた。

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