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異世界転生がリアルすぎる!?  作者: 全州明
一章 異世界転生編
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南の洞窟攻略2

 引き続き初心者ルートを突き進んでいく。道中で現れるゴブリン達は僕とペティで処理し、複数体のときは僕のアッパーやストレートで気絶させて倒さずにやり過ごした。

 ゴブリン達を倒しても報酬は得られるが、目的はダンジョンのボスだ。なるべくMPや回復薬を消耗しないよう気を配る。


「なんだあれ?」

 現れたのは悪魔に羽とくちばしを足したようなモンスターだった。

「ガーゴイルよ。風の小魔法を使って来るから気をつけて」

「飛んで追いかけて来るので、倒したほうがいいです」

「そうか。じゃ、俺とペティが横並びになって、そのあとにイアン、マードラの陣形でいこう」

「わかったわ!」

「了解です」

 バタバタと位置を入れ替わる三人。その間にもガーゴイルは待ってくれない。

『クェェ!!』 

「来るぞ!!」

 ばさりと翼を広げ、まっすぐこちらに飛びかかってきたところをすかさず左フックで殴り飛ばした。

『ギェッ!』

 地面に転がり込むガーゴイル。かかがみこみながらの右ストレートで追い打ちをかける。しかし、ガーゴイルはとっさに飛び上がってそれを交わした。

 黒い翼を広げ、頭上を通り抜けるガーゴイル。

「やぁ!」

 そのとき、イアンの狙いすました氷魔法が左の翼に直撃した。

『ギェェェーーーー!!』

「やったか!?」

 断末魔をあげ、墜落するガーゴイル。そのまま光の柱にのまれて消えた。

「やった! やりました!」 

 珍しく手をあげて喜ぶイアンに、僕たちも思わず笑みがこぼれる。

「ダンジョンのボスはもうすぐよ。この調子でいきましょ!」

「うん!」

 その後もゴブリンに混じって時折ガーゴイルが出現したが、飛び回っているところをイアンの魔法が炸裂した。

「やった! また倒した!」

「やるじゃないイアン!」

「大活躍ですね!」

「えへへ」

 MPの消費を抑えつつ打てる小魔法はダンジョンのガーゴイルに対して心強かった。そんな中、

「あれは、ガーゴイルなのか?」

 突然、緑のガーゴイルが姿を現した。

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