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引越し

「そう・・・ですか。」

あまり伸に元気は無い。

『もう意識は戻ってるみたい。でも、狙いは明日から星央に行く伸君だったみたいだね。』

その言葉に伸は戸惑いを隠せない。

「えっ?」

『・・・気をつけてね。じゃ、取り合えずライブが終ったらすぐに本部に帰ってきてね』

そう言って通信を終了した。




「チキショー。全然動けなかった。」

伸は、悔しくて唇をかむ。

少し血が出てきた。だが、気にはしないし、痛みもしない。

今までの護衛経験を全部否定されて、笑われた気分だった。

「明日から・・・大丈夫か?俺」

慣れとはまた違った、変な感覚。

その後、伸は本部に戻った。




「ただいまーっす。」

ちょっぴり伸は、しんみりしていたが、

『おーかーえーりー。伸くぅん』

準は酔っていた。本部はいつもと違う雰囲気で華やかだ。

数々のお菓子やジュースなどが用意されている。

「わっ。どーしたんですかこれ?」

『決まってるじゃない。伸君の引越し祝い!』

ん・・・?引越し?

「引越しーーーーーーーーー!?」

『あれぇ?言ってなかったけ?』

「聞いてねぇよ!クソジジイ。」

準さんと呼ぶべきところが、じじいになってます。

「俺の荷物どこやった?ってかどこに俺は行くんだ、あじゃぁあdふぁおあjf?」

混乱していて、言葉になってない。




『美人で有名な【あの】、早坂二姉妹の家だよー。』

「・・・二姉妹?おい。家か。あぁー女の子の家か。

いいよなぁー・・・って、ふざけんなぁあああ!」

ドンガラッシャンと卓袱台返し。

すると、ボディーガードの健一と絢子がちゃちゃを入れる。

『いやーん。伸君にも春が来るわねん。』

『だっはっは。逆玉逆玉。』

「三十路のババアと、ごついおっさんは黙ってろよ。」

伸君キレてます。

『言葉を慎め?青二才。』

絢子もキレました。恐らく三十路という言葉に反応したんですね?分かります。

『だっはっは。無礼講じゃぁー』

ごっついおっさんのその言葉と同時にさらに宴会はヒートアップした。

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