百合とはなんと、すばら・・・いかん。いかんぞ。
『あれじゃ、伸に阻まれるのがオチよ。駄目ね。』
全然心配してなかったみたいです。
『伶って・・・こんな奴よ?』
俺に向かって凛は、やれやれという視線を向ける。
それに俺はそうみたいですね。
と、アイコンタクトを送る。
「しっかし、誰ですかね。というわけで、・・・あまり俺から離れないで下さいね?」
2人に言う。すると伶が、
『何?随分仲よさそうなのね。』
何か棘が刺さる気分だ。
「おいおい。もしかしてだが、お前凛と葵が好きなのか?」
気になったので、聞いてみた。百合とはなんと、すばら・・・いかん。いかんぞ。
『・・・うるさいわね。』
と、捨て台詞を残して伶は消えた。
何だこの反応?いよいよガチですね。
幸い3人は美人なので成立しそうだ。って、おい。しっかり俺の思考。
『馬鹿ですね。』
『・・・ええ。何を考えているんだか?』
2人して言われる。意味が分からん。
しかし、この二人もまんざらじゃないようだ。
「取り合えず、入りますか?」
取り合えず授業を受けるため教室に入った。
昼休み。
―――ピンポンパンポーン―――
『朝間 伸君。朝間 伸君。至急理事長室へ来なさい。』
『何をしたのですか?』
葵が聞く。う~ん記憶がない。
凛は顔をしかめている。
何か知っているのだろうか。
でも、取り合えず2人は連れて行かないと。
「・・・すいません。着いて来てもらえますか?」
何だか、不穏な話の気がした。




