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最悪じゃぁ・・・。
台所に向かい頼まれたものを作る。
「出来ました。」
葵はそれを口にして、紅茶を飲んで一言。
『・・・なんと。』
「え?お口に合いませんでしたかね?」
ちょっと気になって聞いてみる。
『いえ。・・・とても美味しいです。特にこの紅茶が。』
「ありがとうございます。」
ペコっと頭を下げる。
「では、俺はもう一眠りします。6時半からはご飯を作るのでこちらに来ますので。」
そう言って部屋を出る。
くっそ。俺の時間が・・・最悪じゃぁ・・・。
すると、
『少し待って下さい。』
と、声をかけられた。
「はい?どうかしたんですか?」
完璧な笑顔で、
『私のわがままに付き合ってくれてありがとうございました。それと・・・おはようございます』
やっぱり、この人には勝てないです。まぁ、起こし方は強引でしたが・・・。
星会の会長やるだけさすがとしか言いようがない。
「構いませんよ。では、後で」
そう言って自室に戻って・・・睡眠をとるか・・・って。
部屋の扉を開けて、そのまま閉めた。
嘘だろ?俺の睡眠をこの人まで削ぎ取るって行くのデスね。
もう一回扉を開けて確認する。
「何してんすか・・・。」
俺は再び眠れないようだった。




