9.取り敢えずね?服が欲しい(切実)。
さてどうしたもんかな…
これはいかんな…何より服だ…がお金がない。金は発掘されてる。流石に紙幣まではないだろうから金貨、銀貨、銅貨あたりか…古くて良いから生まれて直ぐの貨幣ぐらいは欲しかったなぁ。使えるかは微妙だが。
「君はさっき原始と言ったな…石の槍と…」
ん?なんだ?まだ続くのかそれ。
「あぁ。俺は不老不死でな。閉じ込められたぐらいでは死なんよ。何年前かは知らんがな。」
こう言うので隠すのは下策と決まってるんだ♪
「それは…いやしかし…あり得るのか?」
「あるから俺がいるんだ。受け入れろ、それぐらい。」
後ろのチラミーズが気になるから早く服欲しいんだけど…剣士君ワンチャンくれないかな?
「そうか…」
熟考するなし。若いなぁ。
「おい。こんな訳わからんやつほっといてもう帰ろうぜ。」
戦士君…貴様は敵か!
「あの…、と、取り敢えずギルドに報告してはどうでしょう。」
お?チラミーズの1人が喋ったな。僧侶的に見えなくもないが…何だ?
「レニの言う通りね。こんな得たいの知れない奴、放置よりはギルドに任せた方がいい気がするわ。」
チラミーズその2こと魔法使いちゃん…それはそうなんだろうけど言い方よ。あと僧侶的な彼女はレニちゃんね。
「そうだな…君はどうしたい?我々と共に来てくれるか?」
「おい!どうでもいいじゃねぇかこんな奴。」
このクソ戦士…マジで殴ったろか?腹立つなぁ。それに比べて紳士か剣士君。
「ふむ。とりあえず俺も服が欲しい。恥ずかしいが…近場にあるのか?」
「王国は川を登ればすぐそこだ。だが滝のある崖を迂回するから多少距離はある。」
え?ウソ…故郷辺りは王国なん?マジか…。
「そうか…では剣士君とだけ先に行こうか。崖をショートカットして登る。」
「いや出来なくはないが…君は登れるのか?」
「大丈夫だ。これでも魔法は得意なのだぞ?」
「じゃあその案で。皆もいいか?」
「チッ」「はい」「okよ」
戦士貴様コラァ!舌打ちやめろやぁ!
「じゃあ君は少しここで待っててくれ。野営の片付けをしてくる。あと3人には先に行って貰おう。下から見えても困るだろ?」
「気遣い感謝だ。いい奴だな剣士君は。」
はっ!思ったことがつい口から出てしまった。
「はは…剣士君か。僕はアルだ。」
手を差し出された。とりあえずチラミーズが先に出たので立ち上がり握手する。
「じゃあ僕も手伝って来るよ。」
「また後でな。アル君」
とりあえず待つか。それにしても…よく今まで誰にも開けられず残ってたなこの石。
そんなに封印が解けなかったのかぁ…次は気を付けよう。
しかしなぁ…せめてズボン欲しいな。
マントを腰に巻くか、肩から垂らして前を閉じるか…どっちが正解だ?これは…めちゃくちゃ難問じゃないのか?元日本人としては。
事故ったら見えるしなぁ…巻きが無難か?いやいや…上半身であの反応だぞ?無理だろう…。ふぬぅ…。
「待たせたね、行こうか。」
「うむ…。」
もう来たのか…まぁそのうちいい案も浮かぶだろう…行くか。
マントの布面積がなぁ。辛うじて前合わせ…。まぁ背中だけの細いマントよりはましか。




