8.封印が解かれました
………
はぁー…何回もぅいいかなって思ったことか…死なないのに閉じ込められるってキッツいなぁ。
何年たったんだろうなぁ。
両親とかどうなったのかなぁ?
告白してきたあの娘ちゃんと結婚出来たかなぁ?
子孫は猿人脱却出来てるかなぁ?
あの三種の魔物元気かなぁ?とか考えてたのは最初だけ。
何にも思い付かなくなってからはただただ目をつぶって時間がどんどん流れてく。
考えることは「まだ死にたくないなぁ」と「もういいかなぁ」と2択だけとなり、閉じ込められた怒りなんてどっかに置いてきてしまった。
はぁー…。
はっ?何だ?なんか揺れてる?
壁薄いんだからさぁ…地震からの崩落からの生き埋め地獄はマジで勘弁して欲しいわけよ。
封印があるから大丈夫か?ごと生き埋めか?強度どんくらいやねん封印。
あれ?なんか…また違和感が…ん?暖かい?
魔力!?蓋!開くじゃん!よっしゃーーーーー!
「「うわぁああああぁ」」「「きゃぁぁぁぁぁぁあああ」」
んお?人?日本語継承されてるやん♪ちょっと嬉しい♪
「なんだ貴様は!?」
なんか盾構えた戦士っぽい革鎧な奴が問いかけてくる。けど…誰よあんた。
「それより何故裸なのだ!」
今度はちょっと軽装の剣士っぽいのがなんか言ってる。いや裸って…当たり前やろ。毛皮なんぞ遥か昔に朽ちたわ。
「上から覗き込むな。一応恥ずかしいんだぞ」
取り敢えず剣士に答えてみる。下が石の中のままなので後ろの女2人には見えてないだろう…。顔を押さえた手の指を開くな馬鹿者が。
「取り敢えずなんか隠す物をくれないか?」
と剣士に催促したらマントくれた。いい奴認定してやろう。
「さて…取り敢えずそこの盾。俺に名前はない。あとなんか突然ここに閉じ込められてた。これで答えになるか?」
「おぅ…そうか」
おい。盾の構えをとけフレンドリーだろうが。
「君は魔物や魔族なのかな」
「いや違うと思うぞ」
剣士君口調が…丁寧だな。いい子だこの子。
「伝説ではこれには莫大な財宝が眠ってるって話しじゃなかったのかよ?」
戦士君財宝目当てかね。
「僕の聞いた伝説は武器防具だったんだけどね」
剣士君は伝説級の装備か。いい子認定の方は取り消そう。
後ろの2人まだ顔隠してるし。いやチラ見やめろ。あっ。乳首出てたか。スマンね。
「2人とも悪いのだがこの箱は原始時代からあってそんなものが入ってる筈がない。あったとしても石の槍や木の槍だぞ?」
うん。その「んなっ!」って顔めちゃくちゃウケる。
「ちなみにだが俺が作った箱だし。ただの寝床だな」
顎よ(笑)そんな開くか(笑)
「で?今はどんな時代なのかな?鉄は作れた?金はある?馬車とか?城とか?王様とか?」
「あ…あぁ、全てあるな。時代と言われてもよくわからないが今は王国歴158年だ。」
「そっそうか…。」
剣士君サンクス。
しかし王国歴ときたかぁ…。えっ?何千年ここに寝てたんだ俺?
マーージーーかーー…。
ジェネレーションギャップ!!




