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12.命名ナナシ

別室で待つ。

というわけで別室待機中。

受付のお姉さんにギルドカードの名前を聞かれ、面倒だからと「ナナシ」と答えた。

アル君は仲間を迎えに行くらしいので受付のお姉さんと一緒に出ていった。

久しぶりの1人を満喫中。早く服買いたいなぁ。どんな服があるかなぁ?

おっ。ノック。


「はーい。どうぞー。」


「失礼します。ではこれからギルドカードの登録とギルドに関する説明をします。まずこちらがナナシさんのギルドカードになります。中心に有る魔石に指を置いて頂ければ登録完了となります。」


「はーい」


ポチっとな。


「では続きましてギルドの説明をさせていただきます。……」


うん。ランク制ね。パターンだけど最高はAかぁ。Sがないのは新鮮かな。

あとはギルドカードの紛失がどうのこうの。

加えてギルドカード含む身分証無しの入店は逮捕案件。治安ヤベー。

更新はこのギルドがある限りしなくて大丈夫。ってかギルド無くなる案件は国が無くなってるんじゃないのかと。


「以上になります。質問などはありますか?」


「多分大丈夫です。」


「ではこちらが支援金になります。」


「ありがとうございます。」


革の小袋(テニスボール入るぐらい)を受け取って2人共立ち上がりそのまま退室。

さらに受付嬢に一礼してギルドから出た俺は…服屋聞けばよかった!と再びギルドへ。

受付嬢に苦笑いされながら服屋の値段の安いとこを聞いてまた一礼してギルドを出た。

ごめんねー手間かけて。

さて念願の服。モノクロあるかなぁーなんて思いを馳せながら安い服屋へ直行した。

歩くこと3分ぐらい目的の店を発見。入店。からの


「いらっしゃーい。」


やる気無し(笑)いいよー。好きよー。やる気ありすぎるとウザいからね。


「すまないが下着と服を選んでくれないか?出来れば白と黒の色だけのがいいのだが。」


「お客さーん。あるよ。」


目!キラッてした。かっけぇー。


「まず下着はこれだな。」


ん?布だけど?どうやって着るのこれ?


「すまない…下着の着方も教えてくれんか?」


「……」


ですよねー。下着着てるおっちゃんが着るにしろ、俺が着るにしろ、地獄だよねー。


「まさか着てないのか…下着を?」


「…説明が難しいのだが色々あってな。マントの下は裸だ。」


「……」


っていう下りがありまして。うん。もう言いたくない。わかるでしょ?どっちがマシだったか。

あぁ…地獄だった。

もう衝撃的すぎておっちゃんも俺もHP1だぜ。

ついでに服も着せて貰ったけどさ。

なんかもう。うん。説明とかが嫌。


さて店も出てやっと文明人になったのでマント返そう。

そしたらまたどっか旅にでも行こうかなぁー。

久しぶりに狼煙上げるのもいいなぁ。

ついでに新たな魔力鍛練を!


アル君はまだ城門の方にいるかなーっとちょっと弾む足取りで向かってみた。

いたいた。


「アル君。マントありがとー。無事に服が買えたぜ。」


「あぁそれはよかったな。そのマントは君に譲ろう。」


「いいのかい?太っ腹でねぇアル君。」


アル君。なんていい子に育ったんだ。


「ところで靴は買わなかったのかい?」


んあ?

くつ?靴!

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