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スキルマイスターの苦悩  作者: 水田万里
8/22

重い朝食と一振りの刀

「どうだった?」


剣を下げたバッツは先程のような鬼の気迫も消え失せ、剣をしまいながら聞いてきた。


「ちょっと漏らしちゃいましたよ。」


そんな軽口とは裏腹に、なぜか俺の心には去来する一つの思いがあった。


自分の力を試したい。


臆病なはずなのに好奇心だけは一人前、

自分でも嫌になる。


「もう一回お願いします」


「いや、今日はもう遅い今度にしよう。」


「あ、あぁそうですよね、すいません。」


ガラン

宿のフロントにベルの大きさに似合わぬ重めの音が鳴り響く。


パタパタパタ


「いらっしゃいませっ!ってバッツさん!おひさしぶりっす!。」


「あぁいろいろあってな。客をつれてきたぞ。」


「ありがとうです!いらっしゃいませっ!

あらあら黒髪のお客様珍しいっすね、染めるにしても他の色があったでしょうに。」


「いや、これは自「そー言えば!今日から1ヶ月の間キャンペーン中でして、一泊朝食つきでなんと銀貨4枚になりました!」


「あっ!じゃぁとりあえず2泊お願いします。」


「まっいどぉ」


「身体を拭くタオルはここに置いておきますね。」


「ありがとうございます。」

なんかトントン拍子だな話を聞いてもらえなさそうだし…

まぁ必要なことをその都度っていう感じかな?


「じゃぁ、またな。」

そう言うとバッツは宿を出ようとしていた。

その背中を浴びせるようにに声を掛ける。


「今日は本当に助かりました!有り難うございました!」


そう言うとバッツは振り向かず手をあげ宿屋を後にするのだった。


「おっ客さん!お部屋にご案内です!」

「あっはい!」


質素な作りだがなんかしっくり来るな。

ベッドしか無いが寝るだけなんだから全然問題なしだな。



明日は武器でも見に行きがてら……

ギルドに登録だな。








眩しい

そういやこのへやカーテン薄いの1枚だったな。


「くぁ〰よく寝た〰眠いけど。」


けど今日からやること一杯だ!……生きるために



「おはようご「おっはようございます!」


だからかぶせてくるな。


「朝食のご用意はこちらに!」


「あっはい!ありがとう」

おぉぅ朝からステーキとは…

18の体で良かったよ……元の身体だったら胸焼け胃もたれで参ってたな。


「いただきます。」


あっそういえば、と


「あの~すいません。え~っと……」


「リリモっす!」


「リリモさんは、武器屋の場所とか分かります?」


「わかるもなにもお隣さんっすよ!」


「ふぁっ!?」

変な声出た

昨日は暗くて全然気付かなかったわ。


ご飯食べたらいってみよ。




ギギィ


年季の入った扉を開けると

カウンターには髭面の背の低い強面の男が立っていた。


「……いらっしゃい。果物ナイフはここにはないぞ。」


果物ナイフはいらないっすよ


「あの、剣を一振りほしいんですけども。」


あ~ちょっと足がすくむ


「お前が扱えそうな剣なんざねぇよ、帰ぇんな」


あ、はいわかりましたー…って何でだよ!


「冒険者に登録に行きたいので何とか一振りお願い出来ませんか?」


「……冒険者だぁ?自殺志願ならもっとお断りだ。」


ぐぐぐっこのくそじじぃ、もういいわ!!


「そ、そうですか失礼しました。」


「こんなことならバッツさんに一本譲って貰うんだったなぁ」

ドアノブに手を掛けながらそんなことを呟きながら他の武器屋に行こうとした、その時、


「おいっ!!!」


「うひぃ!はいぃっ!」

声が…大きいよ…


「オメェ、バッツの知り合いか?」


「はい、昨日は良くして頂きました。」


「それを先に言わねぇか、こっちに来い。」


そのあとはどんな剣がいいのか

あと背の高さ、体重などを聞かれた。


ここでかねてよりの疑問をぶつけてみることにした。


「バッツさんは有名な冒険者なのですか?」


「…あぁ、知らねーのか?この街を救った3英雄の1人だよ。5年前の話だ…」


このおじさんは武器を探しながら色々教えてくれた。

バッツさんはA級冒険者で5年前に起こった

東の森からのスタンピード、まぁ魔物が大発生したときに街を背に戦い続けた英雄の1人らしい。


だから街の人は感謝しているし有名人らしい。


「あったぞ。」


カシャリとカウンターの上に置かれたのは、

一振りの刀だった。


これは…


「これは街から西にあるダンジョン産だ。

綺麗なんだが扱えるやつがいなくてな。

しかも名前もわからんし効果も特についてない。払い下げ品てやつだ。これがいやなら…」


「これ下さいっ!」

刀カッコいいよ刀。


「いいのか?っといってもお前の希望に沿うようなのがこれしかないしな。

銀貨30枚じゃこれが限界なんだよ。

こっちのバスターソードはお前でも扱えるが、身体能力を上げる効果が付与されていて高いんだ。まぁこいつを買えるように頑張んな。」


ここで一つ試してみることにした。



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