お金の価値は
「どうした?顔色が悪いぞ?疲れているのか?」
心配してくれているバッツには悪いがまるで耳に入らない。
無職が恨めしいと心底思った。
「おい!」
「はいぃ!」
大きめの声に直立してしまった……
「本当にどうしたんだ?さっきまであんなに元気だったじゃないか!?」
「い、いえ大丈夫です。」
「ほら、毛皮の金だ。もう落とすなよ?」
あぁバッツさん笑顔が眩しいっす
銀貨が59枚入っていた
「一枚あたり銀貨が30枚だ、なかなかだ。因みにさっきの1枚は引いといたから返す必要ないぞ。」
貨幣価値がわからん
どうすりゃいいんだよ、と銀貨に目を落とす。
バルストス銀貨
一枚で同銅貨10枚同石貨100枚
同銀貨10枚で同金貨1枚
同金貨100枚で同白金貨1枚
鑑定skillがあってよかったぁ
「あの~、宿屋ってどれくらいで泊まれます?」
「オススメの宿でよければ紹介してやろう。
一泊朝食付きで銀貨5枚だ。」
成る程な……銀貨が1000円か。
ということは毛皮2枚で6万か…旨いな。
ん?「バッツさん!半分はバッツさんの「俺のはもう貰ったよ、なかなか旨かったよあの肉。」
かっこよすぎっすよ……俺もこんな年の取り方したいわ…。ナイスミドル!
「すみません。今はお返し出来るものがなくて必ず恩は返します!」
「その気持ちだけで十分だよ。
だがもし俺が困ったら是非助けてやってくれ」
そう笑いながら「いくぞ。」と宿への道を行くためにギルドを後にする。
宿への道を歩いている途中考えていた。
ギルドに加入するには戦う力がいる。
どのように戦う力を得るか……
levelあげ?イヤイヤイヤあげる前に血祭りにあげられるのが落ちだわ!
せめて武器でも使えたら……武器……剣、槍
棒、弓……あれ?いや…あれどっかで…みた?
「あっ!」
思わす声が出る。
そうだったバッツさんのステータス!
剣術4
槍術3
ここでみたんだ!
「ちょっ!バッツさん!」
「なんだ?!急に大声を出すな!びっくりするだろうがっ!」
「ごご、ごめんなさい!」
「はぁ、で、なんだ?」
「あのバッツさんにお願いが……」
「だからなんだ?」
「実は………………」
宿の隣の小さな空き地、バッツさんと俺の手には
剣が握られている。
「そこら辺で売ってる安物だが当たれば怪我をする、俺が本気で振るえば人なぞ簡単に死ぬ。
それでもか?」
俺と本気で戦ってください。
俺がお願いしたことだが今まさに後悔の真っ最中なわけです。
あの獰猛な笑顔は何を考えているのか全くわからない。
「寸止めですよっ?ぜ、絶対ですよ?」
疑ってるわけではない。
解体の時に分かっている、この世界ではskillというものはかなり重要なファクターをしめている
剣術4 この数字が高いのか低いのか分からないが、解体のときは相当な速度で解体出来たはずだ。ということは、4という数字はMAXに近いものだということは安易に想像できる。
即ち……
「行くぞっ!!!」
ばっっっ!!ぴたっ
失敗はまずない…………多分。
首筋には両刃の剣が当てられ、目の前には本気の殺気を振り撒く、黒い笑みを浮かべた剣鬼と、
無機質な、剣術4を取得しますか?という思惑通りの字があった。




