表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキルマイスターの苦悩  作者: 水田万里
20/22

好奇心と蒸留酒

「ティアはこの街に来たことあるっていってたよな?」


「うん、前にお父さんと。」


「ならギルドの場所はわかってるんだよな?」


「もちろん!案内するね!でも、なんでギルド?」


「ああ、宿を斡旋してもらおうと思ってね。」


「そっか!わかった!こっちだよ。」


それにしてもレヴィとはまた違う趣の街だな




カラァンと風流な鈴の音と共にギルドの扉が開かれる。


外観はあまり変わらないが冒険者が少ない。

さらに言えばそのお陰か内装の傷みが少ない


「粗暴なヤツが多そうだからな、冒険者って」



「すいません、冒険者なんですが宿を斡旋していただきたいのですが。」


「久々の見ない顔ですね、流れの冒険者ですか?それなら通りの奥の方にある木の根亭がおすすめですかね!お安いですし。」


「あぁ、ありがとうございます。」




「ねぇナナシ?ミュートと一緒にお買い物しててもいい?」


「あぁかまわないよ、宿には言っておくから

あ!あんまり遅くまではだめだぞ?」


「わかってるって!」


「ああ、あとこれでミュートとティアの装備も揃えておいで。」


金貨の入った小袋を渡す。


「こんなに?!ダメだよ!」


「そうなのか?基準がわかんないからさ、それに命を守るものだから出し惜しみはいけないでしょ。余ったら好きに使っていいよ。ミュートはティアから離れないこと!わかった?」


「うん!行こうティア!」


ティアが一緒に来てくれて良かったのかもな…

随分明るく振る舞ってくれてるし…



さてと…俺は宿に行って…酒場かな…ははは…





宿屋でチェックインを済ませ、一人で酒場に来たはいいが…なぜ昼間なのにこんなに人がいるんだ?

酔いどれだらけだし。


まぁいいか、酒はいつ飲んでも美味しいし。

「すいません、蒸留酒あります?」

こう頼むのには理由がある。

この前酒場に来た時にウイスキーを頼んだら…


「ウイスキー?なんだそら?そんなもんきいたことねーよ」


だそうだ。


まぁなきゃ仕方がない他の言い方で探すのみ。

ということでこれに行き着いたわけだが…

値段的に安酒なんだろうが風味がいい。


使い込んだ革のベルトを焦がしたようなスモーキーでいて鼻からスッと抜けのいいアルコールの香りが病み付きになる。


「そういえばこないだのダンジョンの話きいたか?新しく解放されるらしいぞ?」


「聞いたよ、稼ぎは折半で潜らねーか?」


酒以外にも美味しい話がありそうだな…


「俺にもその話聞かせてくれないか?」


「誰だお前?」


「流れの冒険者で名前はナナシだ。

マスター!この二人に同じものを二杯づつくれ!」


「飲ましてくれんのかよ!話がわかるな!」


情報は世渡りの生命線。

ロールプレイングなら基本ですよ。


一人が届いたばかりの酒を片手に喋りだした。

「実は3ヶ月前に発見されたダンジョンが冒険者にも解放されるんだ。」


お宝ザクザク的な?好奇心が騒ぎ出すなぁ

けどダンジョン探索はこの旅が終わったあとだな


ひとしきり冒険者たちと話したあと宿に戻り

今、自分に出来ることについて考えていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ