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神に何も貰えなかった転生者、実は成長上限がありませんでした  作者: Nagiousen


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95/114

第95話 「Bランクの証」

 翌日、ギルドに向かうと、新しいカードが俺を待っていた。

 受付のリナが、丁寧に両手で差し出した。


「おめでとうございます、ゼロさん」


 リナは言った。


 俺は、カードを受け取った。


**ゼロ Bランク**


 この街で目を覚ましてから、まだそれほど長い時間は経っていない。それなのに、Bランクまで来ることができた。


「ありがとうございます」


 俺は言った。


 周囲の冒険者たちが、少しざわめいていた。


「Bランクだって」

「あの若さで」


 俺は少し、居心地の悪さを感じた。


 ロックスが、近づいてきた。


「Bランクか」


 ロックスは言った。


「大したもんだ」


「ロックスさんも、早く追いついてください」


 俺は言った。


「無理を言うな」


 ロックスは、少し笑った。


「俺は俺のペースで、進む」


 俺は頷いた。


---


 その日の午後、俺はエリナと街を歩いた。


「Bランク、おめでとう」


 エリナは言った。


「ありがとう」


 俺は答えた。


「なんかすごいことに、なってきたね」


 エリナは続けた。


「王国内の過激派とか」


「そうだな」


 俺は頷いた。


「これからも色々な問題が、出てくるかもしれない」


「大丈夫」


 エリナは言った。


「一緒に、乗り越えていこう」


 俺は少し微笑んだ。


「エリナも早く、ランクを上げような」


「うん、頑張る」


 エリナは、力強く言った。


---


 その夜、鍛冶屋の跡でカルロと、これまでのことについて話した。


「Bランクに、なったか」


 カルロは言った。


「順調な、成長だ」


「ありがとうございます」


 俺は言った。


「カルロさんの、指導のおかげです」


「私は、少し手助けをしただけだ」


 カルロは答えた。


「お前自身の努力と選択が、今のお前を作っている」


 俺はその言葉を、静かに受け止めた。


「これからも、修行を続けます」


 俺は言った。


「もちろんだ」


 カルロは頷いた。


「まだ覚醒反応の制御方法も、完全には確立されていない」


 俺は頷いた。


「一つ、聞いてもいいですか」


 俺は言った。


「何だ」


「王国内の過激派のことです」


 俺は続けた。


「これから、どう向き合っていくべきだと、思いますか」


 カルロは少しえた。


「これまでと、同じだ」


 カルロは答えた。


「対話の道を探る。だが、危険が迫れば、しっかりと対処する」


「単純な、答えですね」


 俺は言った。


「単純だが、正しい道だと思う」


 カルロは続けた。


「お前はこれまで、その道を歩んできた。これからも同じように、進めばいい」


 俺は頷いた。


---


 その夜宿に戻り、俺はステータス画面を確認した。


 ゼロ Lv.16

 HP:70/70

 MP:37/37

 筋力:21 敏捷:25 魔力:14 耐久:18 知力:25

 スキル:なし

 備考欄:◇◇◇◇◇◇


 エリナも、自分のステータス画面を確認した。


 エリナ Lv.8

 HP:30/30

 MP:21/21

 筋力:10 敏捷:19 魔力:17 耐久:11 知力:14

 スキル:精密投擲


 二人とも、着実に成長していた。


 Bランクという、新しい証を手に入れた今、また新しい責任と期待が、俺に向けられている。

 だがそれでも、俺のやることは変わらない。

 観察し考え対話を試み、必要なときは戦う。


 窓の外を見た。二つの月が静かに輝いていた。

 新しい章が、着実に進んでいく。



**次回・第96話「エリナの試練」**


> エリナがランクアップのための、独自の修行に挑む決意をする。それは鍵としての力を、さらに深く掘り下げる、危険を伴う修行だった。




Bランク昇格、無事に果たしました。周囲の期待と注目、新しい責任も感じつつ、ゼロの基本姿勢は変わりません。次回今度は、エリナの成長にスポットを当てます。


ここまで読んでいただきありがとうございます!

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