18 気持ちいい水浴び (微エロ挿絵有)
結局、
「私の見えないところでケン坊に何かあったら大変だから」
という理由から、俺たちは同じ場所で水浴びをすることとなり、俺たちは生まれたままの姿となって川の水で汗と汚れを流している。
「ケン坊、気持ちいいね~」
先ほどの発言通り、アダリアは裸を見せる事に躊躇が無い。
俺の存在を気にすることなく、彼女は川の水で体を洗っている。
一方で俺は、アダリアの視線を滅茶苦茶気にしていた。
「ケン坊。どうしたの? なんで腰に布を巻いているの?」
「・・・ああ、いや、気にしないで・・・」
「もしも体調が悪かったら直ぐに言うんだよ? 私も少しなら回復魔法が使えるから」
「・・・うん・・・」
どうにも、性的な羞恥心というのがアダリアには理解出来ていないらしい。
まあ、性的快楽が存在せず、子作りを神聖視しているエルフには理解が難しいのかもしれない。
単純に言えば、布の下で俺は元気になっていたのだ。
命の恩人相手に欲情するなど言語道断と言われるかもしれないが、これは仕方のないことだと思う。
地球では毎日のように性欲を処理していたというのに、この世界に来てから一度も処理していない。
そんな俺の側で、褐色肌の美少女が何の警戒心も抱かずに全裸で水浴びをしているのだ。
元気にならない方がおかしい。
そんな焦りを隠す俺に、アダリアは近寄る。
「ケン坊? なんだか様子がおかしいけど、ひょっとしてさっき言っていた性的なことが原因だったりするの?」
「・・・う・・・あ・・・ああぁ・・・その・・・。・・・はい・・・」
俺は観念して正直に話すことにした。
「やっぱり・・・アダリアの裸は俺には刺激が強すぎるんだよ・・・。
せめて前を隠してほしいな・・・。じゃないと、色々と大変なんだ・・・」
「何が大変なのか良く分からないけど、ケン坊が困っているなら言われた通りにするね。ちょっと待ってて」
そう言うと、アダリアは収納袋から薄手の布を取り出して体の前を隠した。
「これで大丈夫?」
「・・・」
大丈夫じゃない。
全然大丈夫じゃない。
薄手の布が濡れたアダリアの体にピッタリと密着し、逆に目のやりどころに困る。
だが、アダリアに言っても理解して貰えないだろう。
「・・・ありがとう。もう大丈夫だから、一緒に水浴びしよ」
そして俺は布を腰に巻いた状態で川に入り、体の汚れを落とす。
そんな俺の直ぐ隣で、布が透けて肌が薄っすらと見える状態のアダリアがニコニコと微笑んでいた。
「ケン坊ケン坊。冷たくて気持ちいいねぇ~~」
「・・・うん。そうだね」
何度も言うが、俺にはアダリアが美少女にしか見えない。
そんな美少女が裸を気にせず、一緒に水浴びし、更には肩が触れるほどの距離に居るのだ。
緊張しない筈がない。
しかし、そんな俺の思いとは裏腹に、アダリアはイタズラ心からなのか、それとも無意識なのか、とんでもないお願いをしてきた。
「ケン坊、ケン坊。お願いがあるんだけど」
「え、何?」
「背中を洗ってもらえないかな?」
「・・・え?」
言うが早いか、アダリアは背中を俺に向ける。
俺の目の前に、アダリアの小さく、そして柔らかそうな背中が現れた。
そしてアダリアは体を隠していた布を俺に手渡し、
「実はね、こうして誰かに背中を洗って貰うのが夢だったんだぁ~」
と言ってきた。
ここまで言われてしまえば、断ることも出来ない。
俺はアダリアの前を隠していた薄手の布で、彼女の背中をゆっくりと優しく洗う。
「んんんん~~、気持ちいいぃぃ~~~♪」
どうやら相当に嬉しかったのだろう。
アダリアは耳を小刻みにピクピクと動かしながら喜んでいる。
正直、布なんて捨てて、素手でアダリアの背中を撫でまわしたかった。
それ程にアダリアの体は魅力的だったのだ。
だが、純粋に喜んでいるアダリアに劣情を向けるなんて俺にはできない。
俺は鋼の精神を持って、必死に背中を洗うことに集中していた。
それと同時に、俺はアダリアの背中を見て唇を噛み締めていた。
服に隠れていたアダリアの背中には、明らかに人為的に作られた痛々しい傷がいくつも跡を残している。
俺はアダリアに傷の事を聞こうと口を開きかけたが、それは俺が踏み入れてはいけない領域に思えた。
だから俺は黙々とアダリアの背中を洗い続けるしかなかったのだ。
そんな俺に対して、アダリアは追い打ちをかける。
「ケン坊ケン坊。今度は私が背中を洗ってあげるね」
そう言った直後、彼女は振り向いた。
もちろん、前を隠していた布は俺の手の中にある。
つまり、俺はアダリアの生まれたままの姿を目に焼き付けてしまった。
・・・ここで手を出さなかった俺の精神力は、賞賛に値するだろう。
俺はスッとアダリアに背中を向け、視界から彼女の裸体を排除する。
そんな俺の心の中の葛藤に気が付かないアダリアはニコニコと微笑みながら、
「こうして誰かの背中を洗うのも夢だったんだぁ~」
と嬉しそうに、先ほどまでアダリアの体に密着していた布を使って俺の背中を洗ってくれる。
「やっぱり男の子だねぇ~。ケン坊の背中はおっきいねぇ~」
と言いながら、アダリアは俺の背中を洗い続けてくれる。
柔らかいアダリアの体が何度も俺の背中に触れたが、俺は耐えきった。
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