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TOMA×TOMA 〜転生先でトマトになりました〜  作者: 茄子ガクデン
第1章〜真っ赤な勇者の受難〜
2/4

T .1 始終の悪夢


一言で表すのなら、あたり一面は赤かった。

地面は生物達の死骸と滝のように溢れ流れる血に

よって赤黒く濁り染まっている。

また空は神が血の涙を流したかの様に、

地面同様に赤く濁り染まっている。

この光景が見渡す限り永遠と続いている。














まさに地獄










「............また......来たか」





ふと呟いた瞬間軽く頭に衝撃を受ける。

まるで電気が流れたようだった。


......デジャヴか?......この光景に見覚えが?............

それに、こんな胸糞の悪い醜悪なモノを、見せられて不思議と吐き気は無かった。


何故か?と 疑問に思うが自分の中から溢れ出てくる使命観によって、疑念は消えていく。


あぁ............なんだか分からないのに.........見つけなければ行けないと.....

再度に渡って、僕に使命観を与えてくる。


僕は内に示す方向に向かって、黙々と進む事にした。


歩いていると、肉塊と骨が混ざって血によって、

固められた小山が連なっていたが、やはり吐き気

は無かった。


............訳が分からない............



ベチャベチャと音を立てて進むと、

段々と骨が多くなってきて歩きずらくなった。










.......................どれくらい歩いただろうか?............


足の感覚はとうに無くなった。いつになったら.....

............見つかるの.........ら....................................っ......................................た..............................................................『ブワァァァァアアアアアアアアア』なっ?


いきなり思考にフケていると、目の前から灼熱の火が上がった。


驚き後ろに飛ぶと、血肉も同じように跳ねた。


その火は地面の死骸をどんどん焼いていくと、不思議な事に白い煙と黒い煙が混ざり合うように、僕の方に向かってきた。


目の前に広がり逃げる間もなく、僕の目にその煙は入っていき目に激痛が走る。


「うぐぅぅぅぅぅ.....あぁ.....うぅぅ」

痛みに涙が溢れてくる。あぁダメだ

.

.....まともに前が見え.........な............い..................



段々と痺れが取れてきた。

するとボンヤリと黒いナニカが見えた。


いつしか涙は止まりあの不思議な煙も無くなった。

「........................え?..................」


一瞬目を疑った何とそこには、先程までの地面と空を

覆うように点々と、一切の光を要さない漆黒のイバラの球体が存在していた。


イバラの球体は成人男性の頭部程の大きさであった。


そのイバラの球体を見た瞬間に、

使命観はまた強く出てきた。


これは探すものが近くなった事を、表しているのか?

ならばやる事は変わらないただ進むのみである。



途中で進行の邪魔になったイバラの球体を、

どかしながら進むと段々とイバラの球体の中でも

でかいモノがある事に気づいた。


そしてこのイバラの球体は、ゆっくりではあるが

引き寄せられるように、何処かに向かっている。


その場所は、もしかしたら僕の使命観が示す場所

なのかも知れない。


と、その時今までのイバラの球体とは、比べ物に

ならないくらい大きな

物が出てきた。



そのイバラの球体を見た瞬間に、

疲れ果てて感覚の無くなった足と、

これまでのイバラの球体を退かすために、

トゲが刺さり血だらけで感覚あまり無い手に無理やり

力を入れて、がむしゃらにその大きなイバラへと向かっていき、剥がそうとする。


ビクともしないし本当に隙間が出来るのか?

不思議なものだ。


あぁ......本当に............

だが....諦めるわけにもいかない

死力を尽くして残る力を振り絞る。

「う.....ぅぉおおおおおお....!!!」

ベリベリと不気味な音を立て中へと誘われた。


感覚が戻ってきて目を開けると目の前に、この世のものとは思えないほど美しい結晶があった。



その結晶は、赤く鮮やかに光り輝いていて、

それでいてすきとをるように、淡かった。


だが、その結晶の外見の美しさを、かき消すほどに中に入っていた女性は更に神々しく美しかった。


女神という言葉は本当にあるのかもしれないと思

わされる。


それを眺めるうちに不思議な光に包まれる。

この光はダメだ!カノジョから遠ざかってしまう

........................なんとか口だけを動かして、必死に


伝える.......................................................................


.............カノジョは悲しそうに微笑む....................














その諦めた美しき人を心から救いたかった。








物語の根幹です。後々繋がってきます。

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