〜プロローグ〜
作者の初めての作品なので、至らぬところがあると思いますが、何卒寛大な目で見ていただきたいと思います。
本筋がシリアスなため、ギャグを多用するかもし
れません
また、この作品をとうして、少しでも読者様に楽しんでもらえたら幸いです。
プロローグ
ゆったりと音が断続的に聞こえてくる。
このまま、切ってしまいたくなるような、そんな鬱陶
しい音だった。
だから、その鬱陶しさの根源を止められたんだから、
右手の痛みは釣り合うはずだ。
そんな不毛な考えを今日もいつものように繰り返す。
ゆったりとベッドから起き上がり洗面所に向かい
身支度を整える。
コンタクトをいでる時なんて、神経質そのものだね。
目に指を突っ込むんだもん...なれるはずはないね。
腰に手を当てて腎臓の辺りを揉みながら、
テレビのリモコンをとって、スイッチを入れる。
小さな電子音とともに、画面は色彩をおびてレポータ
ーを形作る。
綺麗な女性リポーターは『東京では10年ぶりとなる季
節外れの雪が降り、ダイヤに乱れる恐れがあります』
と、綺麗で落ち着いた声音で伝えてくれた。
こんな時、学校まで徒歩で行けるのは幸せだなぁと、
しみじみ感じる。
カーテンを開けると庭一面が白く染まっていた。
綺麗な光景に頬が緩み、いそいそとタンスに向かい
を制服に着替える。
最後に洗濯物を、洗面所の下のカゴに入れて、鏡で
身だしなみのチェックをする。主に意識するのは、
不快感を与えないかに重点をおいている。
ワックスは極力つけずトップを上げるだけ、少しふわっとさせる。
コンプレックスの目のキツさを少しでも
隠したい表れなのかもしれない。
ネクタイが曲がってないか、制服が汚れていたりしな
いかを確認して、ウムッと一人満足げに頷いた。
リビングから出て、玄関の靴箱の上に置いてある通学
カバンを取り、安いまだ綺麗な革靴を履いて、
トントンと音を鳴らして、玄関を出た。
ガチャリと閉まる音が、一軒家での一人暮らしの寂し
さを物語っていた。
玄関前に挿してある紺色の傘をとって、真っ白の世界
に進んでいった。
いつもの通学路も別世界のように見え、心が年甲斐も
なく踊った。
センや、ジン、イツハ、などの悪友たちは、雪合戦な
どと言って全力で雪を投げてくる姿想像して、吹きそうになった。
彼らといると心が安らぐし、昔祖父に言われた
『何百人もの友よりも、数人の親友をつくりなさい』
その言葉も、嘘ではないとおもっている。
噂をすればと、十字路を挟んでジンが向こうからやっ
て来る。
おーいと手を振って、向かおうとしたその瞬間...........
..凄まじい音ともに、ブヂャリと肉が機械に巻き込ま
れた音がした。
あまりの出来事に、何が何だか分からなくて、自分や
ジンはどうなっているのだろう?と疑問が溢れ出て脳
を埋めた。
いや、拒否していたのかもしれない...........
ジンの姿が見えないことに、そこで散らばった魂の存
在を感じさせられない肉塊を、とても結びつけられな
かった。
彼との楽しい思い出や、センやイツハの事、
死ぬ前に恋をしてみたかったなぁ、そんな風に考えて
いるうちに、走馬灯を見る間もなく意識は消えた。
車の交通事故は、なろうの鉄板だと思ってます。
最初はシリアスなので、作者はボケません




