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いつかお嬢様になりたい系ダンジョン配信者が本物のお嬢様になるまで【コミカライズ2巻 2026/04/28発売!】  作者: 鬼影スパナ


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スライムゴルフ、習得!



「さて、これで皆さまにはスライムゴルフを伝授できたわけですが……なんかスライム野球とスライムバドミントンになりましたわねぇ」


 と、素振りをするダンジョンブレイバーの3人を見てカロナが言う。

 ヤマトとユウタは野球、サクラはバドミントンの素振りをしていた。


「あー、やはり慣れた動きが一番当てやすい、ってのはあるな」

「スポーツ経験者だしなぁ。むしろこれが分かりやすくて……」

「カロナちゃんはゴルフ経験者だったりするの?」

「私は別にリアルではしてませんわ。というかそれこそ、BCDでしかスポーツしてないと言っても過言ではありませんわねぇ」


 カロナはふぅ、とため息をついた。スポーツは道具にお金がかかるので、リアルでやる機会がほぼ無かったと言っても良い。


「で、皆さま。今日はスライムゴルフ――んん、便宜上スライムゴルフでまとめますが、こちらを習得していただきましたが……」


 と、ここでカロナはひょいと落ちていた石を拾う。


「はいこれスライムのコア! てい!」

「おおっ!? とりゃあ!!」


 カキーン!! と、ヤマトはカロナの投げた石を反射的に剣で打ち抜いた。綺麗にホームランが決まった。


「と。このように! 皆様もうスライム以外でも打てる身体になってますわ! なんでも打てる。それはつまり、なんでも弾になるってことですわ!」

「おお! 確かにこれは……スライム打つ方が3倍は難しかった!!」

「スライムがいないダンジョンに潜る時も使える、ってことか!」

「ダンジョンには何かしら落ちてるもんね」


 そう。ダンジョンには、割と何かしら落ちているものがある。

 石だったり、煉瓦の破片だったり。スライムはあくまで落ちている弾の一つに過ぎないのだ。


「というかヤマト様。野球経験者なら普通に落ちているものを打つ、みたいなことは思いつきませんでしたの?」

「……フルスイングで敵を斬ることはあったな」


 《ダンジョンブレイバー:コメント》

”ヤマトぇ”

”まぁ俺達もそこらへん考えついてなかったからヤマトの事言えんが”

”いわれてみりゃそうだよな……剣やバールで打ってもいいんだよな? なんで誰もやってないんだ?”


 《竜胆寺カロナちゃんねる:コメント》

”ポーターさん達、ドンマイ”

”言われてみると、普通に攻撃しかしてねぇ人おおいよな。ダンジョン素材から矢を作ってる狩人は見たことあるけど”

”ダンジョンに落ちてるオブジェクトや敵をそのまま弾にするとか、コロンブスの卵だったのかねぇ”


 と、今更ながらに単純なカロナのアイディアに、首をかしげる視聴者達。


「ああ、まぁこれはBCDプレイヤーじゃないと分かりにくいかもだが……現実で出来ることをうっかり忘れがちなんだよ。下手に魔法とか使えたりするし」

「選択肢が与えられて逆に発想を縛られちまってたな。剣は斬るもの、みたいな固定観念ってぇの? 大事な武器を変なことに使うとか考えにくいってのはある」

「正直、教わるまでカロナちゃんのスキルなのかと思ってたところもあったものね。力が強すぎるとコアを砕いちゃうから逆に飛ばせない、とかいう欠点もあるし」


 うんうん、とコメントに返信しながら頷くヤマト達。当たる直前にふわりと気持ち柔らかく動くのがコツだったとかなんとか。


「では、今日の仕上げにここのボスを討伐していきますか?」

「それは良いな。ん、でもここのボスは……スライムゴルフでは倒せないと思うぞ。傾向から考えるに巨大スライムだろうから」

「でも記念に皆でボス叩きのめしてクリア、で配信シメるってのも悪くないぞ」

「なら、いきましょ! えーと、ボスはどっちかしら」


 カロナたちは、ここまでずっとダンジョンに居ながら全く探索をしていなかったので、ようやく今から探索を始める。

 とはいえ、『スライムの滝』はさほど大きいダンジョンでもなく、その名前の通り滝がダンジョンの中心で。ザアザアとした水音を目指して進めば、赤くてどでかいボススラムが、滝で水浴びしていた。




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