表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いつかお嬢様になりたい系ダンジョン配信者が本物のお嬢様になるまで【コミカライズ2巻 2026/04/28発売!】  作者: 鬼影スパナ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/56

『スライムの滝』ボススライム

 ザアザアとした水音を目指して進めば、赤くてどでかいボススラムが、滝で水浴びしていた。


 《竜胆寺カロナちゃんねる:コメント》

[コクヨウ]:”お嬢様。こちら、レッドヒュージスライムですね。弱点は雷属性ですが、滝に陣取っていますので巻き添えダメージにご注意ください。それと、物理攻撃は通りにくいです”


 《ダンジョンブレイバー:コメント》

[ミコト]:”申し訳ありません! ギルドの資料からボスが物理・打撃系に強いことが分かりました。ダンジョンブレイバーの皆さまとは相性が悪いので、無理せず撤退してください!”


 それぞれのAI秘書からコメント経由でアドバイスが送られてくる。


「……うん、確かにこれは、半端な飛び攻撃は飲み込まれて終わり、ですわね」

「だろ? スライムゴルフの練習にはちょうど良いダンジョンだったけど、ボスはこれだろうなって思ってたんだ」


 ダンジョンブレイバーのヤマトとしては、経験からそう感じていたのだろう。

 というか、普通に考えてスライム達ばっかりのダンジョンなんだから、ボスもスライムで、それもボスだから巨大なスライムなのは想像に難くない。


「ここは普通に戦う方が良いわよね、リーダー?」

受付嬢(ミコト)さんは逃げろっつったけど、無理そうだったら退けばいいか」

「ああ。ユウタ、サクラ。行くぞ!」


 ダンジョンブレイバーの面々は、武器を構える。

 そこに、ヒュージスライムが「ひゅんっ!」と何かを飛ばしてきた。


 スッとごく自然に割り込むカロナ。そして、その「何か」をミスリル日傘でばちこんと打ち返す。


「ふむ。小さなスライム、ですわね。子供……いや、分裂かしら?」

「へぇ、それは……バッティングセンターってことか?」


 ニヤリと笑うヤマト。剣を、野球のバットのように持ちかえる。

 

「あ、そうそう。このように、スライムゴルフは敵の攻撃も打ち返したりできますわよ。理論上は魔法も打ち返せますわ」

「……魔法も打てるものなのか?」


 《竜胆寺カロナちゃんねる:コメント》

”そんな大事そうな奥義をボス戦開始直後にサラッと言う???”

”お嬢、魔法打ち返せるの?”

”それは配信で見たことないんだけど……? いけんの?”


「う。これはあくまで理論上ですわ。適した武器を使えばって感じですわね。……でもそもそも盾で魔法を受け止めることができるなら、それは物理現象みたいなもんですわよ? 打ち返せないこともないはずですわ!」

「確かに。言われてみれば打てそうな気がしてきた」


 《ダンジョンブレイバー:コメント》

”ヤマト。いい具合に騙されてないか?”

”理論上って言ってるぞ。出来たらすごい便利だけど”

”確かに盾で受けたりするんだから、いける……? いけるのか?”

”いやそれこそ理論上だから”


「この配信を見た上級者の方は、是非試してみてほしいですわね!! まぁ成功の保証は一切できませんけど」

「水弾をひしゃく使って受け止めて投げ返す、みたいな話だが、確かに不可能ではない、かな?」

「お。ヤマト様良いセンスしてますわね。そんな感じですわ!」


 言われてみれば、上級者ならできるかもしれない、ってのはある。そんな空気がコメントに広がった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ