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終盤






 すごいな、これ。

空中から見たときにも思ったけど、威力が相当頭おかしい。一応鉄筋コンクリートだったはずの倉庫が、ベニヤ板みたいな壊れ方で真ん中あたりから崩落している。これももしかしてあいつ殺せてたりしないかな。




ジャンプしたら見えるかな?


うん、さっきも思ったけど、飛び過ぎじゃない?どう考えても15m位飛んでるよ?いや、確かにこれくらい飛べたらいいなとは思ったけど。


もしかしてイメージか全部現実になってる?

だとしたらもしかして、あの瓦礫ふっとばそうと思ったらできるのか?


顔から3センチ位のところを結構でかい破片が通り過ぎた。やっば。全方位に飛び散るイメージだったからかな。次から気をつけよう。


結論から言うと、できた。しかもイメージの再現率100%で。

こりゃ相当すごい能力だ。ちなみに視力を限界まで上げて、あいつの居場所を確認することは?・・・・


できた。なんか目の辺りに血を集めるイメージでやったらできた。

瓦礫が一部だけ不自然に盛り上がってるのが見える。多分あそこにいるな。さてどうやってとどめを刺そうか。ビーム攻撃で直狙いしてもいいんだけど。でもさっきのでも死んでないっぽいから、ビームで死ぬか怪しいな。んー、めんどいけど近づくか。


足に血を集めて、思いっきり地面を蹴ったら、いきなり半分ぐらい距離が詰めれた。うん、相当便利な能力だ。たった2歩で500メートルくらいの距離を一気に詰められた。


着地の衝撃で地面にクレーターができた。そのまま行ったら足折れるかと思ったか、足に血を集めたけど、上手く調節しないと、結構危ないな。


「生きてますかー?」


瓦礫を蹴っ飛ばしながら声をかける。もちろん落下地点がここじゃなかったまったく意味無いけれど。


でもさすがに生きては無いだろう。万が一打撃から生き残ったとしても、瓦礫で圧死してるはずだ。行けてるわけが無い。


「おいおい、嘘だろ・・・」


瓦礫か山なりに盛りあがって、転げ落ちた欠片がカラカラと音を立てた。アルミナントが唇の血を舐めながら言った。


「いいね、やっぱこうじゃなきゃ。才能あるよ、お前。殺しの」


「すっげえ。ほしかったんだ、その才能。」


言いながら、体を全力でねじり、戻す勢いのままにパンチを放つ。


「見え見えだよ、こんな荒い攻撃。1回受けたら二度とくらわなッ・・」


狙い通り。パンチを買わされた勢いのままもう一回転して、回し蹴りを打つ。イメージ通りにアルミナントの頭に横からクリーンヒットした。そしたらいい具合に右に吹っ飛んで行った。


「さて、どうかな。死んだか?」


そんな独り言を呟いてみる。ほんとにそろそろ死んで欲しい。なのにあいつピクっと動きやがった。ふざけんな。そう思いながら構えを取る。


壁にめり込んだところから、い一気に距離を詰めてきた。鼻柱に直撃する起動の拳を左で流して、回り込んで右のローキックを撃つ。お互いの攻撃が外れて、立ち位置が入れ替わった。


「いいね、やっぱこうじゃなきゃ」


「あ、それ俺のセリフじゃん。とんないでよ」


「かっこいいセリフは最初に言った奴じゃなくて一番似合うやつのものなんだよ」


「ああ、そうかい!!」


はやい。早速決めに来た。勢いがありすぎて流せない。受けるしかない。腕に全身の血を集めて、ガードの構えを取る。


「飛んだ?!」


「甘えよ、ガキ!!!」


直前で上に飛んでガードの上、顔面に向かって蹴りを撃ってきた。膝を落としてかわそうとしたけれど、間に合わない。


当たった瞬間、鼻の奥で何かが弾けて、視界が赤く染まった。


自分が倒れた音が少し遠くに聞こえた。

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